前回の記事では、まず「彩り副菜」の4つのレシピを紹介しましたが、今回は吉田沙保里さんが、実際に作ってみて、試食してみてのレポートをお届け! 吉田さんの気になる包丁さばきは? 実際の味は? 動画もぜひチェックしてね!

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【動画もチェック!】 「彩り副菜おかず」の画像_1
講師はワタナベマキさん/本誌をはじめテレビや雑誌で大活躍の料理家。どんなメニューも独自の理論を交え、手早く、しみじみおいしく作れるレシピに定評アリ。近著は『アジアのサラダ』(主婦と生活社)

得意ではなかった包丁と野菜への意識が明らかに変わりました!

ワタナベ●前回はから揚げと卵焼きで主菜を学びましたが、今回は野菜の副菜を。これを覚えれば料理の腕がぐっと上がって見えます。と同時に、吉田さんがずっと苦手意識をお持ちの包丁テクも学べますよ(笑)。 吉田●実を言うと、包丁はもちろん、野菜も得意なほうではなかったんです。でも、今回のレッスンで、意識が明らかに変わりました! ワタナベ●よかった。どんなふうに? 吉田●たとえば、ほうれん草のおかか和えは、かつお節が適度に水分を吸ってくれるから歯ごたえバッチリ。レンジでできるにんじんとツナのラペは繊細なのにボリュームもあるからおかずにもなる。じゃがいもの青のり和えは苦手なナンプラーが入っていたけれど、それがうまみになっていて感動。そして嫌いないんげんは……細かく刻んであるし、味つけがいいから、ぺろっと食べられて自分でもびっくり。野菜の水気をていねいにきるとか、お酢やナンプラーを隠し味やうまみとして使うとか、“手間” をかけるだけで、野菜に化学反応が起きた。料理ってスゴいなぁって! ワタナベ●どれもあっという間にできるから、作りおけばお弁当の隙間おかずになるし、メインに添えれば夕食のおかずにもなる。時間がない朝ならパンにはさんだっていい。その時、同じ色の野菜のおかずばかりを作るのではなく、緑、赤、オレンジ、白……いろいろな色の野菜で作ると、見映えも華やかになるし、自然と栄養のバランスもとれるんです。 吉田●これをマスターすればデキる女性になれるような♡ 作りおきは恋愛にも効果的かもしれない(笑)。 ワタナベ●あはは。包丁使いも、最初はゆっくりおそるおそるだったのに、持ち前の集中力と飲み込みの早さであっという間にスムーズに刻めるようになって……お見事でした。 吉田●レスリングで使う筋肉とはまた別の筋肉を使ったから正直、腕が張っています(笑)。でも大変というよりも、上達や成果がわかりやすいからうれしいし、楽しかった! この調子で次回もがんばります。

吉田さんの見事な包丁さばきを動画でチェック!

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取材・原文/広沢幸乃 撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/八角 恭(ヌーデ) スタイリスト/福永いずみ(吉田さん) 曲田有子(料理) 料理製作/ワタナベマキ ムービー/江木俊彦

[吉田さん]ブラウス¥3990/アース ミュージック&エコロジー 新宿ミロード(アース ミュージック&エコロジー) ピアス¥12600/ソムニウム エプロン¥3800/アフタヌーンティー・リビング