池袋の住宅街にひっそり佇む重要文化財『自由学園明日館』

こんにちは!しんしんです! みなさんはお盆休み、満喫してますか? わたしの夏休みはまだちょっと先!空いている通勤電車が新鮮です♪ 今日紹介するのは、『自由学園明日館』♡ 大正12年にフランクロイドライトというアメリカ人建築家によって建てられた木造校舎です。 先日、明日館に併設された講堂が2年間の耐震改修工事を終えて、一般にお披露目されました! ちょうど夏休みシーズンということで、8/20(日)までの期間限定で、オープニングも兼ねたイベントが開催されています。 わたしは初日の13日にお邪魔してきました!

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①手塚治虫文化賞とコラボ!

今回のイベントの目玉は、手塚治虫文化賞とのコラボ! 講堂に入ると、所狭しと並べられたパネルが目に入ります! 過去に手塚治虫文学賞を受賞した『宇宙兄弟』や『テルマエロマエ』など、豪華な顔ぶれがずらり! サイン入りのオリジナルのイラストはここでしか見られません…!

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わたしが大好きな雲田はるか先生の『昭和元禄落語心中』のパネルもありましたー♡♡ ちなみに2017年の受賞作は、以下の4作品! ・くらもちふさこ『花に染む』(マンガ大賞) ・雲田はるこ『昭和元禄落語心中』(新生賞) ・深谷かほる『夜廻り猫』(短編賞) ・秋本治『こちら葛飾区亀有派出所』(特別賞)

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②改修されたホールで聴くクラシックコンサート!

わたしが訪れた13日には、第75回ホリデーコンサートが行われていました! ホリデーコンサートは、 「文化財にもっと親しみを持ってもらえるような活用ができないだろうか?」 という明日館の思いから始まり、地元の東京音楽大学の学生に演奏する機会を提供すると同時に、地元の人に音楽と空間を一緒に楽しんでもらおうという思いから長年続けられてきた、カジュアルなクラシックコンサートです。

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今回のコンサートでは、手塚治虫文化賞のパネル展に合わせて『鉄腕アトム』のテーマが演奏されました! また、明日館や講堂がしばしば結婚式の会場として使われることにちなんで、メンデルスゾーンの『結婚行進曲』も♡ 柔らかい木の空間に音がふわっと広がって、とても心地よく穏やかな気持ちになれました(*´꒳`*)

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コンサートのあと、明日館マネージャーの福田さんが今回の耐震改修について少し説明をしてくれました! パネル展をみて、音楽も聴けて、建築の裏話も聞けて…なんだかお腹いっぱいで得した気分♡

自由学園明日館とは?

『自由学園明日館』が建てられたのは大正12年。 設計者は、アメリカ人建築家フランク・ロイド・ライトで、ル・コルビュジェ、ミース・ファン・デル・ローエとともに近代を代表する建築家のひとりです。 日本では、旧帝国ホテルの設計で知られています。 現存するライトの作品は、ライトの母国であるアメリカと日本にしかなく、日本にも明日館を含めて3つしかありません。 とっても貴重な建物なんです!

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直線による幾何学模様で構成された空間は、シンプルながら洗練された印象を受けます。 狭い空間から吹き抜けへの動線など、空間体験の変化が緻密にデザインされていて、ライトの空間へのこだわりがうかがえるポイントも。

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本館では、当時の教室や食堂の様子も見ることができます。 自由学園は女学生のための学校だったので、全体的に小さめのサイズで設計されているのですが、机も椅子も今のものよりずっと低くて、なんだかかわいらしい♡

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ガイドを聞きながら本館と行動を1時間かけて回りましたが、ただ見ているだけではわからない、デザインのこだわりや歴史的な変遷の跡が建築の随所にたくさん仕込まれていて、とっても勉強になりました! ありがとうございました!

イベントは8/20(日)まで!

自由学園明日館で開催中のイベント、 『夏のとしまで楽しむマンガと文化財』は、 8/20(日)まで! 大好きな漫画家さんのイラストで熱くなるもよし、 本館でコーヒーとクッキーを楽しみながら涼をとるのもよし、 夏休みや週末の予定に組み入れてみてはいかがでしょうか? 最後までお読みくださりありがとうございます♡ *しんしん*