1月7日(土)公開の映画『僕らのごはんは明日で待ってる』は、ひと組の男女の7年越しの恋を描いた“うるキュン”ラブストーリー。すれ違いながらもハードルを乗り越え、時を超えて運命的に惹かれあうふたりを演じるのは、Hey! Say! JUMPの中島裕翔さんとファッション誌『non-no』専属モデルとしても活躍する新木優子さん。そして、中島さん演じる葉山亮太の親友、塚原優介を演じるのが“注目の若手俳優”として知名度急上昇中の岡山天音さんだ。『黒崎くんの言いなりになんてならない』『セトウツミ』など2016年に公開された出演映画は8本、ドラマやCMにも活躍の場を広げる岡山さんが、DAILY MOREに初登場です!

中島(裕翔)くんとは、初対面なのに前から知り合いだったみたいでした

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ーー完成した作品を観て、岡山さんは“うるキュン”しましたか? 「ここまでお互いがお互いを強く想いあうって、現実だとなかなかないんじゃないかなぁと最初は思ったんですけど。でも自分の身にも起こりうるような “ふたりだけの時間”みたいなものが、この映画ではいろんなシーンで描かれていて。信じてみたいなぁ、信じてみてもいいんじゃないかなぁって思いました。お互いを想いあって、欠けている部分は相手が埋めて。なんか、希望が持てました。斜に構えないで、信じようって。だから、この映画を観てくれる人にもそれが伝わったら。あながち作り話じゃないかもしれない、現実はそんなにしょっぱくないんじゃないかって、感じてもらえたらと思います」

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作中のワンシーンより。岡山さん演じる塚原。

ーー岡山さんが演じる塚原は、中島裕翔さん演じる主人公の亮太が失恋して落ち込んだり好きな人の気持ちがわからず迷った時に、必ずそっと寄り添い、そっと背中を押す存在です。 「塚原、いいやつですよね(笑)。でもそれは、亮太が塚原に、そこまでしたくなるものを与えてくれているからだと思います」 ーー初共演で初対面だったという中島さんとの撮影はいかがでしたか? 「初めて会った時からかしこまることなく、前から知り合いだったみたいに会話してました。待ち時間もとりとめのない話をずーっとしてる感じで」 ーーたとえばどんな会話を? 「ほんと、くだらない話なんですけど。中島くんの先輩が一日に7本エナジードリンクを飲んだらドクターストップをかけられたって言うので『何でそんなに飲んでたんすか?』みたいな(笑)。芝居についての話は全然しませんでしたね。監督からも『どういうふうにやろうって作戦を練らずに、その場所でその相手と向き合って生まれるものそのままでやってほしい』と言われていて、だからほんとに普段の会話の延長で撮っていた感じです。この仕事はいろんな人と初対面が繰り返される仕事ですけど、最初から意識せずしゃべれる人ってあんまりいなかったので、新鮮でしたね」 ーー励まし上手の塚原が亮太にかける言葉の数々も“うるキュン”ポイントだと思いますが、もし岡山さんご自身が失恋した友達を励ますとしたら? 「僕、友達少ないんですよ。だけどほんとに仲いい人たちばっかり。となると、できる限り相手の今の状態を想像して、そいつの人生では味わえなかった僕の人生での思うところを言ってあげたいですね。なるべくポジティブな言葉を。そしてつき合うんじゃないかな、立ち直るまで。そういたいなって思います」

“注目俳優”の自覚はゼロ(笑)。それよりも、もっと加速したい!

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決して話し上手ではなく、どこか自信なさそうに、でも丁寧に質問に答えてくれる。ぽつりぽつりと言葉を紡ぐその語り口で、22歳という年齢を聞くと驚いてしまうけれど……。 ーー“注目の若手俳優”という取り上げ方をされることも増えてきたと思いますが、ご自身で「キテるな、自分!」と感じたりは? 「しないですね(笑)。それよりも、もっと加速したいと思っています。僕はごく普通の中学生だったんですけど、夏休みに役者として撮影に参加させてもらう機会があって、それがもうめちゃめちゃ楽しかったんです。それで、もっとこれやりたいなって思って、事務所のオーディションを受けたら受かって。すごく単純に勢いで始めた芝居だけど、そこからだいぶ経ってそろそろ次の次元にいきたいなっていう思いが今は強いですね」 ーー映画にもドラマにもCMにもひっきりなしに出演されていて、“次の次元”というのは? 「作品をたくさんっていうよりも、ひとつの作品、ひとつの役にどう向き合えるかっていうことのほうが大きいですね。自分の出た作品を最初に観る時はどうしても自分の芝居でいっぱいいっぱいになるんですけど、もうちょっといい気持ちで試写室を出られるようになりたいです。もっと胸を張って試写室を出たい。“納得したい”っていうことなんですかね、自分の芝居に。ひと言でいうのは難しいですけど」 ーー“次の次元”を目指す2017年、お芝居以外ではどんな年にしたいですか? 「家族とか友達と、もっと同じ時間を過ごせたらいいなぁと思います。遠出して旅行するとか、役者の友達と映画を撮ってみるとか。周りの人たちと新しいアソビができたらなぁって。めっちゃ地味ですけど、すいません(笑)」 映画『僕らのごはんは明日で待ってる』で描かれるように、なにげない日常や隣にいる人を大切に想う岡山さん。作中のたたずまいにも、加速度を増すであろう今後の活躍にも、やっぱり大注目なのです!

【プロフィール】 おかやま・あまね●1994年6月17日生まれ。2009年、俳優デビュー。以後、映画やドラマで活躍するほか、斉藤由貴さん、夏帆さんと共演した『au』のCMなどでも話題を集める。ダブル主演をつとめた映画『ポエトリーエンジェル』『神様の轍 –CHECKPOINT OF THE LIFE-』が2017年公開予定。 【作品紹介】 高校生の時に出会い、付き合い始めた亮太と小春。亮太は無口でネガティブ、小春は太陽のように明るく超ポジティブ。性格は正反対だけど、運命の恋だった。二人が大学生になったある日――突然小春は亮太に別れを切り出す。実は、小春は亮太に言えない秘密を抱えていた。別れの理由がわからないまま、亮太はその後も何度も真っ直ぐな想いを伝えるが、小春はまったく取り合わず――。社会人になり、小春の隠す真実を知った亮太は、彼女のもとに再び走り出す。「上村みたいに、ずかずかと落ち込んでいる俺に入ってくるやつはいない」。出会いから7年、運命の恋が再び動き始める――! 『僕らのごはんは明日で待ってる』(2017年1月7日(土)公開) 出演:中島裕翔  新木優子  美山加恋  岡山天音  片桐はいり  松原智恵子 監督・脚本:市井昌秀 原作:瀬尾まいこ「僕らのごはんは明日で待ってる」(幻冬舎文庫) 配給:アスミック・エース

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ヘア&メイク/佐々木 彩 スタイリスト/檜垣健太郎(little friends)