貫地谷しほり 今月は、舞台『とりあえず、の画像_1
話し手:貫地谷しほり かんじや・しほり●1985年12月12日生まれ、東京都出身。2016年1月3日放送のNHK正月時代劇『吉原裏同心』に出演 聞き手:ライターゆっこ 舞台に出演する俳優を数多くインタビュー取材するほか、ステージコラムを執筆

『とりあえず、お父さん』

貫地谷しほり 今月は、舞台『とりあえず、の画像_2
グレッグ(藤原竜也)は、あるパーティーで出会ったジニィ(本仮屋ユイカ)に夢中。ある日、グレッグは「実家に行く」と言い残して出かけたジニィを追いかけ、フィリップ(柄本明)とシーラ(浅野ゆう子)夫婦の家にたどり着く。グレッグはふたりをジニィの両親だと思い込むが、実はそこには大きな誤解があり……。◆12/3 ~23 天王洲 銀河劇場(地方公演あり)●ホリプロ チケットセンター TEL03・3490・4949

大親友の意外な一面を知ってもらえる作品になる予感!

しほり(以下S) 『とりあえず、お父さん』に出演する(本仮屋)ユイカは、2004年公開の映画『スウィングガールズ』で共演して以来の大親友! この間久しぶりに食事に行ったら、ちょうど舞台の稽古にそなえて発声レッスンに通ってるところだと言っていて、「えらいねー」って感心しちゃいました。 ゆっこ(以下Y) 親友の貫地谷さんだからこそ知る、本仮屋さんの素顔といえば? S 世間的なイメージは、きっと“しっかりしたお姉さん”だと思うんです。実際そういう部分もあるけど、意外と子供みたいに無邪気な一面もあって……。今回はコメディ作品なので、舞台を通してそんなユイカのおもしろいところをたくさんの方に知ってもらいたいです。 Y 今作は、イギリスの国民的喜劇作家、アラン・エイクボーンが1965年に発表した作品。この4人芝居に、藤原竜也さん、本仮屋ユイカさん、浅野ゆう子さん、柄本明さんが挑みます。 S 私自身も舞台『余命1ヶ月の花嫁』で4人芝居に挑戦したことがあって、とても濃密な空間だったことを覚えてます。ひとりで舞台に立たれる役者さんもたくさんいらっしゃいますが、4人でもあんなに緊張したのに、ひとり芝居なんて私は当分考えられないかな(笑)。 Y 衣装担当の宮本まさ江さんは、舞台のほかにも数々のドラマや映画で衣装を手がけられてます。貫地谷さんとお仕事されたこともあるのでは? S はい! 映画『バンクーバーの朝日』や、その他の作品でも何度もご一緒させていただいてます。誰にでも、体のコンプレックスってあるじゃないですか。宮本さんは、そういうものをすべて解消したうえで、さらにそれぞれの役者のいいところを引き出してくださる、最高のスタイリストさんなんです。私は、衣装合わせで宮本さんの顔を見つけると、ホッとするくらい。本番では、衣装や舞台セットのような、お芝居以外の部分も楽しみながら観たいと思います!

--------------------- MORE2016年1月号・さらに詳しい情報は雑誌MOREをチェック! 取材・文/吉川由希子 撮影/北浦敦子 ヘア&メイク/SAKURA(アルール) スタイリスト/青木宏予 ---------------------

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