アニキ

アニキ

今年本厄の3児の父。ってことで「アニキ」ではなく、本当は「オヤジ」が正しい編集部の黒一点。『週刊プレイボーイ』(男塾)→『MORE』(女子の園)という異例のキャリアの持ち主でもある。
「モツ煮&ハムカツ&黒ホッピー」があれば、他になにもいらない“ひとり呑みニスト”。ホームグラウンドは横浜・野毛。
好きなことわざは「他人のふんどしで土俵を取る」。過去に取材した数多くの偉人・偉才の考えや言葉を多用して、モア世代の悩みを解決しますよ。

【お悩み12杯目】つきあう前にエッチした男子と微妙な関係に……。

【お悩み12杯目】つきあう前にエッチした男子と微妙な関係に……。_1
アニキ:「居酒屋アニキ」へようこそ! さて、今回は映像制作会社でディレクターとして活躍されている本田さん(29歳・仮名)。前回、“夏・シュラスコ”にかなり似合うお悩みを吐露してくれた小林さんのご友人です。ということで本田さん、早速、お悩みプリーズ!


本田:じゃ、私もちょっとエッチ系が入った悩みでいいですか?


アニキ:これまたオブリガード! となると、また「リトル鷹」にチャネリングしないといけないね。俺も一応、モアの編集部員、かつ3児のパパという立場なので、エッチネタはアニキではなく「リトル鷹」が回答させていただきます。

本田:私の仕事柄、昼夜・土日も問わずずっと忙しくて、恋愛どころじゃない20代だったんです。でもこの年齢になって、結婚した友人も多いし、「さすがにこれではいけない!」なと。それで、なんとか時間を捻出して、男子と出会う現場にも積極的に顔だして、いいなと思う25歳の年下男子ができたんです。カレとは、何度かごはんにいったりして付き合ってもいいなと思ったので、流れでその、エッチしてしまって……。


リトル鷹:も、もしや今回もまた岩谷テンホー先生(知らなくて当然なのでググってね!)登場っすか!?


本田:いや! その逆で、めちゃくちゃ相性がよかったんです!! その後、何度かそういう関係になったんですが、自分史上最高によくて!! でも、それからしばらくして、カレから「仕事が忙しい」などの理由で少し距離を置かれてしまって。いま微妙な感じなんです……。私、しばらく恋愛をしてなかったので、アラサーのいまどう行動していいのかよくわからなくて。だから、「付き合う前にエッチするって男子にとってどうなの?」が悩みなんです……。


リトル鷹:まず、回答にまったく関係ないけど、ことわざでいえばやっぱり『類は友を呼ぶ』だねぇ。友人の小林さんは「カレのエッチがひとこすり半劇場」で疎遠になり、本田さんは、「カレのエッチがN.Y.のブロードウェイ」なのに疎遠になりと、微妙に似てるもんね。


で、この悩みは有名な哲学の命題、因果関係のジレンマ「鶏が先か? 卵が先か?」と同じだよね。恋愛における命題、「セックスが先か? つきあおが先か?」。その答えは――「どっちでもない」です。実際、付き合っている男女にはどっちのパターンもあるはずだしね。


本田:たしかに私も過去にエッチしてつきあった人もいるし、そうでない人もいました……。でもやっぱり女子としては、きちんと言葉で「つきあおう」と言われないと不安です……。


リトル鷹:それはわかります。でもさ、客観的にみれば「付き合う」「付き合わない」って、正直、ふたりで盛り上がって言い合って、まわりになんとなく公言している程度の“口約束”でしょ。結婚みたいに公的証書を役所に提出するわけでもないし、今日付き合って明日別れたってなんの問題もない、社会的な拘束力とかまったくない“口約束”なわけですよ。屁理屈だけど「付き合うとはセックスすることだ」という定義も法律もないわけで。


だからこそ、そこで悩みすぎずに、カレのことが好きなった今、ダメだった場合はつらいし傷つくだろうけど「ちゃんと私は好きで付き合いだいけどどうなの?」と聞くしかないですよ。男子の中にも「セックスしたら付き合ってるってことだよね」と思っているタイプもいるし。

セックスの快感も、愛の形も絶望的に異なるのが男女である


リトル鷹:あと、「付き合う前にエッチするって男子的にはどうなの?」をちょっと違うベクトルから回答すると、生物学的な話も実は知っておいたほうがいいかも。俺が言うと説得力がないので、もともと医師であり、数々の性愛を描いた直木賞作家、故・渡辺淳一先生の言葉を、本当に一部だけど引用させてもらいます。悩みのテーマは少し異なるけど「なぜ男は簡単に浮気をするのか?」という相談に対する回答です。


「(女性ととにかくセックスしたい)そういう熱狂的な欲望を創造主は男に与えましたが、それは、種の保存のためにほかならない。人間という種を永遠に残すためには、それくらいの圧倒的な性衝動を与えないと、人類はとっくに途絶えていたでしょう」


「男の快楽というのは深まらないのです。(中略)女性は何度か会って好きになり、だんだんと好きな人を受け入れ、しだいに高まる快感に溶けていくのが女性のセックスです。そして回を重ねるごとにその快感は深まり、相手への愛もどんどん強くなっていく……。しかし、男は初めてが圧倒的で、それ以上深まることはあまりなく、これほど男と女は違う。肉体の構造もセックスの快感も、愛の形も、絶望的に異なるのです」<モア2007年7月号『創刊30周年記念 賢人たちのスーパー人生相談』より>


先生は「だから男は浮気する生き物なんだ」「男はセックスしたら終わりだ」ということを正当化しているわけではなく、あくまで「この男女の性と快楽には差があることを理解しておかないとその後の男女関係はうまくいかない」「そこから始まるのが精神の愛だ」とおっしゃってるんです。


このことが女性側からみて正しいかはわからないけれど、確かにその違いを知っておかないと、「エッチして好きになったのに、どうして付き合ってくれないの?」と悩みすぎてしまうかもしれない。本田さんは、エッチしたんだから、ここからはこれを理解して、自分の行動を決めていく必要はあるよね。「このままもやもやした気持ちで微妙な時間をすごし、カレの言葉を持ち続けるのか?」「もやもやを晴らすために勇気を持って相手の気持ちを確認するか?」 


小林:(突然乱入してきて)そうそう! 私から言わせれば、結果はどうあれ、あなたは「ブロードウェイ」を経験できたんだし、それで最終的につきあえたら最高じゃない! 私なんて、もしつきあえても永遠に「ひとこすり半劇場」かもしれないんだから(涙)。


本田:確かに。ありがとう! ちょっと元気と勇気でたわ!


リトル鷹:うんうん。持つべきものはやっぱり親友ですね。(なにこの締め…)






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今回の居酒屋
「バルバッコア ビアガーデン」
●品川駅前の「ウイング高輪WEST3F」で8月まで開催されていてビアガーデン。残念ながら今年のシーズンは終了しましたが、レストラン「バルバッコア」は青山、六本木、渋谷などにあり。
本場ブラジルスタイルのバーベキュー「シュラスコ」と種類豊富な「サラダバー」がセットになったディナーコースがもちろんオススメ!

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