アニキ

アニキ

今年本厄の3児の父。ってことで「アニキ」ではなく、本当は「オヤジ」が正しい編集部の黒一点。『週刊プレイボーイ』(男塾)→『MORE』(女子の園)という異例のキャリアの持ち主でもある。
「モツ煮&ハムカツ&黒ホッピー」があれば、他になにもいらない“ひとり呑みニスト”。ホームグラウンドは横浜・野毛。
好きなことわざは「他人のふんどしで土俵を取る」。過去に取材した数多くの偉人・偉才の考えや言葉を多用して、モア世代の悩みを解決しますよ。

【お悩み3杯目】趣味がないのが悩み……。気軽に趣味を見つけるにはどうしたら?

【お悩み3杯目】趣味がないのが悩み……。気軽に趣味を見つけるにはどうしたら?_1
アニキ:週に1回、世界で俺だけが楽しい時間、「居酒屋アニキへようこそ!」。さて第3回目の今回は、つ、ついに編集部員以外のゲストです! 本誌でも活躍されている、若手スタイリスト・石田綾さん(27歳)です。本当にありがとう! 「このまま身内だけで回すつもりかよ!」という声が各所からあがっていたのでアニキ感激! では、早速お悩みプリーズ!


石田:私、“趣味”と呼べることがひとつもないのが悩みなんです……。職業柄か、趣味がありそうに見られがちなんですけど。いま独立して2年目。土日も仕事のことが多く、本当にありがたいことなんですが、なかなか休みもなくて。だから、休みがとれても疲れて自宅で寝るくらいで、なにかを始めるきっかけもなく……。気軽にできる趣味を見つけるにはどうすればいいんですか? 


アニキ:なるほど。実際、同じような悩みを持つ女子って多いと思うんだけど、そもそもみんな「趣味はあったほうがいい」と思ってない?


石田:はい。多趣味な人ってやっぱり人生充実してそうだし。今、まわりでサバゲーとか流行ってるんですけど、アクティブな趣味があってうらやましいな、とも思います。私は、なかなかその時間がとれないし……。


アニキ:でも、辞書ひけばわかるけど、「趣味」って「仕事としてではなく、楽しみとして愛好するもの」(『集英社 国語辞典』より)なわけですよ。つまり、「仕事以外の余分な時間にやること」なんです。だから今、仕事が忙しくて余暇がない石田さんに趣味がなくっても、全然、問題ないんですよ。

過去に高田純次さん&みうらじゅんさんの「JJ人生相談」って企画をやったことがあるんだけど(モア2008年3月号)、そこで今回と少し似た話があって、かの高田さんはこう言ってるんです。

「俺は『無趣味が趣味です』と言ってます」


石田:そうなんですか! 高田さんなんて、たくさん資格を持っていると聞くし、多趣味そうですけど。


アニキ:でしょ。実際、高田さんは車が大好きでその知識もハンパないし、ゴルフもかなりやってたりする。外からみたら多趣味な方だと思うけど、自分では趣味がないっていってるんです。俺にとっての神である高田純次が「無趣味が趣味でいいじゃない!」と言ってんだから、これは真理なんですよ。

さらに、ここで毎度おなじみ『ポケット版 ことわざ新辞典』(高橋書店)を出しますよ。石田さん、226Pの上から2番目読んでみて。

石田:えっと……「何でも来いに名人なし」。


アニキ:類義語に、有名な「多芸は無芸」がありますが、このことわざの意味は、「何でもできるという人は、すべてが中途半端になりがちで、ひとつのことに秀でて名人という境地に到達することはないということ」。

もちろん、このことわざは、おもに仕事に関する内容で、趣味だけのことを言っているわけじゃないけど、でも、趣味にもあてはまると思わない? うちには先祖代々「自分で友達が多いってヤツと、趣味が多いってヤツは疑っていい!」という家訓があるんだけど、実際、自分で「多趣味です」という人なんて、よくよく聞けば“ちょっとずついろんなことをつまみ食い”した程度ですよ。

でもさ、石田さんも実はなにかあるでしょ、仕事以外に本気で好きなこと?


石田:……あの、実は恥ずかしながらお酒が大好きで。明日が休みだと、とにかく飲んでることが多いんです。特にビールが大好きで、朝の6時とか9時とかまで飲むこともあります……。


アニキ:やっぱあるじゃん、好きなもの。趣味、お酒で全然いいんですよ。今、たまたまふたりで飲んでいるけど「趣味はホッピー!」って、めっちゃ素敵やん!(紳助) 英語でいえば、「Hobby is Hoppy」!!  うわっ、なんか字ヅラも微妙に素敵やん!(ふたたび紳助)
【お悩み3杯目】趣味がないのが悩み……。気軽に趣味を見つけるにはどうしたら?_2
石田:……そんな趣味でいいんですかね。


アニキ:いいんだって! 趣味なんて、別に高尚なことじゃなくて“大好きで、お金と仕事以外の時間をかけられること”ならなんだっていいんですよ。そもそも、ほかの人に「趣味ってなんですか?」と聞いたって、だいたい音楽鑑賞とか映画鑑賞とか料理とかでしょ。それ、めっちゃ普通やん?(三度目の紳助)

それに、人とは異なる趣味を持っているほうがのちのち、自分の役にも立つから。スタイリストという職業だといろんな企画で「オススメは?」とか聞かれこともあると思うけどさ、インテリアとか器とか旅とか音楽とかワインとかカフェとかスイーツとかアートとか、そういうジャンルは、確実に詳しい先輩がいっぱいいるでしょ?

イマジンしてごらん! そんな中、「“”やたらホッピーに詳しい!”“やたら安居酒屋が好きで詳しい!”若手の女性スタイリスト」なんていたら、めちゃオリジナルだし絶対に需要あるよ。ほら、職業は違うけど、仕事よりもひとり酒が好きってことで、週に1回お酒を飲みつつ、若い女子と人生語ることが仕事になっている、そんなオッサンが目の前にいるじゃない!?


石田:確かに! じゃあ、今日から、胸張って“趣味はお酒”ってことで、今から飲みいってきます!



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今回の居酒屋
「加賀廣 神保町店」
●今週も「居酒屋アニキ」のホームグラウンドにて。
当然、ホッピーもあります。知らない女子も多いけど、実はホッピーって「ビアテイスト風清涼飲料水」。お酒じゃないんです。“低糖質・低カロリー・プリン体ゼロ”の、実は女子向けの飲み物なのですぞ。

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