一生ひとりなら老後資金をいくら貯める必要があるの?

今週も始まりましたね♪ とはいえまさに連休真っ只中なので、お休みの方も多いかも。そんなウキウキした時期に、まったく合いそうにないのが今日のテーマです(笑)
テーマは「もしも一生ひとりだった場合、どれくらいのお金を貯める必要があるの?」という、ちょっと切実な内容です。なぜ切実かと言うと……私がその心配を抱えているからです。。。でも、現在の日本では、「3組に1組が離婚している」という統計データも出ていますので、結婚していても、もしかしたら老後はひとりで過ごすことになるかもしれません 。20代後半が中心のデイリーモア読者でも、実は貯蓄の目的は将来や老後の漠然とした不安がすごく多いそうなんです!まずは目安を知ることで、「漠然とした不安」からは解放されるのではないでしょうか?
それでは本編に入りましょう。
「老後」という言葉で、皆さんはどういうイメージを持つでしょうか?
・現役時代は頑張ってきたから、老後は思いっきりやりたいことを全部実現したい!
・若い頃たくさん遊んだから、老後は質素につつましい生活をしよう。
・リタイア後は世界一周をしたり、孫たちとたくさん想い出を作って余生を楽しみたい。
そうなんです。ひと言で老後といっても、思い描くものは人それぞれ。なので、まずは自分が「どんなおばあちゃんになりたいか?」を考えてみてください。
ちなみに私は、ゴルフや旅行を楽しみ、お酒も飲んで、美味しいものを食べるという、結構ぜいたくな老後が理想です!
おひとりさま(独身女性)の老後に必要な額は6千万円以上!?

まず、大きい割合を占めるのが「住宅費用」です。こちらは現役時に購入した持ち家や持ちマンションで生活していくのか、賃貸で生活していくのかによっても大きく異なりますが、仮に賃貸を選択した場合、毎月7万円の家賃の家に住んだとすると、60歳から女性の平均余命の89歳まで、29年間で2436万円です。
そこに、毎月の経費である「水道光熱費」や「食費」、「通信費」や「レジャー費」、「医療費」、「保険料」などで、1ヶ月あたり10万円の支出が必要と仮定すると3,480万円がかかります。最後に、葬儀費用として200万円程度を上乗せして、合計で6116万円となります。
では最初の私のように、現役時代に一生懸命働いてきた分、老後は趣味を楽しんだり、少しぜいたくをしたい!という気持ちがある人はどうでしょう?
例えば、週に1度の外食(1回5千円)、月に1度の国内旅行(1回5万円)をしたい!と思った場合、それだけでも年間84万円です。退職後の29年間それを続けると、先ほどの額に2千万以上が上乗せになります。
いずれにせよ、かなりの金額がかかりますね。。。 「6千万円!? そんなに貯められない。。。(涙)」という声も聞こえてきそうです。ただ、もちろんここに各種年金は含まれていないので、実際に自分で貯める額はもう少し減ってきますので安心してください。
会社員で厚生年金に加入し、22歳から60歳まで38年間の平均標準報酬月額が30万円の方だと現在の年金額の目安は月15万円程度です。65歳から受給開始し89歳まで4320万円の年金を受け取れる試算になるので2千万程度が退職までに貯めるべき目安、と考えてもいいでしょう。(※受給額には個人差があります。また上記試算は現時点のものです)
私もまだまだ目標額には到達しませんが、前回のコラムでも書きました「短期・中期・長期」の3つの視点で預け先を変えて運用していますよ。一緒に頑張っていきましょう♪