芳麗

芳麗

NHK山形放送局のキャスター業を経て、ライターとして活動開始。デビュー雑誌がMORE! 以来、10年以上にわたってMOREで執筆。 ロングインタビュー、 女心をつかんだコラムに定評があり、書籍、雑誌、WEBなど数多くの媒体で連載・執筆する。著書『相手も自分も気持ち良く話せる秘訣』『Love リノベーション』(主婦の友社)など。
【公式HP】http://fafa-yoshirei.com/

【ごあいさつ】 MORE読者のみなさん、こんにちは! 芳麗です。 ここでは、恋に効きそうなカルチャーやライフスタイル。わたしが恋したこと、もの、人を紹介していきますね。よろしくお願いします。

光浦靖子さんの「お前より私のほうが繊細だぞ!」に共感❤️

光浦靖子さんの「お前より私のほうが繊細だぞ!」に共感❤️_2
こんにちは、芳麗です。

お悩み相談本はたくさんありますが、立派な人の正しい回答よりも、
その人にしかない生き方がにじみ出た、珍回答(だけど、じんわりくる名回答)が好きです。
そういう意味では、ジェーン・スーさんのラジオ番組が書籍化された『ジェーン・スーの相談は踊る』もとても面白いのですが……こちらは別な機会にとっておいて。

今回とりあげるのは、光浦靖子さんの『お前より私のほうが繊細だぞ』です。
光浦さんが、悩める人々の投稿に回答するという“お悩み相談エッセイ”なのですが……
まずね、タイトルが最高です!

悩める人々の悩みとは、たいてい人間関係がらみだし、その深層心理には「お前より私のほうが繊細だぞ」という思いがあるもの。
光浦さん曰く、「私は他の人よりも繊細で傷つきやすくて、周囲みたいに鈍感じゃないから傷ついているっていうポジションをとっている」。
でも、それは、実はとても傲慢な思考。だって、繊細の度合いなんてどうやって測れるの?
「私は繊細だと思っている人は、それを逃げ道にしているだけ。自分は器が小さいだけの人間だということを認めよ」と。
でも、その悩んでいる全員よりも、私のほうが繊細だぞ!っていうとんでもないスタンスで光浦さんは答えているのだそうです。

このポイントですでにとても共感しました。

「私は繊細です」って、「人見知りです」とか「お腹が痛いです」に近いと思うのです。
他人と比べられないという意味では。
たとえば、心身の痛みの度合は他人と比べられないですよね。
「お腹が痛いって」ってしょっちゅう口に出して不機嫌な人がいるけど、
ほんとは他人の腹痛とどっちが重いのか分らない。
自分だけが傷ついているつもりになっているのは周囲の人に失礼だしダサいよなぁ、私は思います。

肝心のお悩み回答の回答もすこぶる面白いです。
ひとつだけ紹介すると……
Q お菓子がやめられない

A 止めなきゃと思っているうちは止められません。(中略)食欲や性欲は、まだ捨てやすい欲だし、捨てなくていいんじゃない?褒められたい、認められたいと言う欲がいちばんやっかいなんですって。まさに私ですよ。笹食べたぁ、寝たぁ、動いたぁ、それだけで褒められるパンダのような人に私はなりたい。

Q Iphoneはカッコいい?

A やはぎが持っているんだから間違いと思います。
(おおっ! 前回に引き続き、やはぎさんが!)

こんな感じで、光浦さんならではの絶対的乙女といじわるばあさんらしさが溶け合う名回答がならびます。


光浦さんといえば、もうひとつ。大好きなのが、手芸の本。
趣味とおっしゃいますが、個展を開いているほどプロはだしの作品はもちろん、書き下ろしのエッセイもあわせて、光浦さんの乙女脳があますことなく堪能できます。

眠る前に読むと、安らかな気持ちになれる一冊です❤

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