話題のアーティストや音楽から、キーワードに沿った2つのイチ押しと、3つのおすすめ作品をご紹介します。

【今月のキーワード】アジアンガールズの時が来た

映画『天気の子』のサントラでもある、RAの画像_1
世界的にアジア発の音楽への注目度が高まっている。そんな加熱するシーンで際立つのが、女性ソロシンガーの存在。ムードのある佇まい、ソウルフルな歌声、胸に突き刺さる歌詞……、今、私たちが欲していたのはこのふたりの楽曲に違いない。
日本語、韓国語、英語を操るトリリンガルラッパーで、シンガーのちゃんみな。ヒップホップにポップス、縦横無尽にジャンルを超えた楽曲を生み出し続ける彼女の2枚目となるフルアルバムが完成! 20歳を迎えた彼女が今作にこめたのは、“子どもの心を持ち続ける”ということ。大人になるにつれて失いがちな、無邪気さや怖いもの知らずなところを、年齢を重ねても忘れることなく持ち続けよう、と彼女が語りかけてくる。本作の中で、まず押さえておきたいのは、3カ国語で歌った彼女の決意表明のような一曲『I'm a Pop』、実体験をもとにしたエモーショナルな『PAIN IS BEAUTY』、アイロニカルな歌詞で話題を集めた代表曲『Doctor』。今後、世界を舞台に活躍するであろう彼女の楽曲が、あなたの野心に火をつける!

【イチ押しミュージック1】ちゃんみな『Never Grow Up』

映画『天気の子』のサントラでもある、RAの画像_2
レインボーカラーを基調としたアートワークには、「さまざまな要素がちゃんみなというアーティストを構成している」という意味をこめている。ボーナストラック1曲を含む全14曲。●8/7発売 初回限定盤(CD+DVD)¥4200(ワーナーミュージック・ジャパン)

【イチ押しミュージック 2】Naz『JUQCY』

日本人離れしたスモーキーで、たゆたうような感覚にさせる歌声を持つ19歳のNaz(ナヅ)。全世界で人気のリアリティ音楽オーディション番組『X FACTOR OKINAWA JAPAN』に出場し、全審査員が大絶賛した新人アーティスト。デビューEPの今作に収録される『Fare』は、私たちはどこにだって行けるんだよ、と優しく教えてくれているよう。日本にとどまらず、世界を見据えた活動を考えているという彼女の音楽を、今のうちから聴いておいて。
映画『天気の子』のサントラでもある、RAの画像_3
今作は有名音楽プロデューサー・冨田恵一氏と、話題のバンド・WONKのメンバー江㟢文武氏をプロデュースに迎えて制作。全5曲収録。●発売中 ¥1800(SENT)

SPiCYSOL、RADWIMPS、エド・シーラン【おすすめミュージックはこの3つ☆】

映画『天気の子』のサントラでもある、RAの画像_4
SPiCYSOL/『EASY-EP』
南国を彷彿とさせる楽曲を数多く手がける4人組ロックバンド。海岸沿いをドライブしながら聴きたい『Traffic Jam』をはじめとする全6曲。この夏に彩りを与えてくれる一枚。●8/7発売 ¥1400(RX-RECORDS / UK.PROJECT)
映画『天気の子』のサントラでもある、RAの画像_5
RADWIMPS/『天気の子』
最強タッグが再び! 新海誠監督最新作の映画『天気の子』のために、RADWIMPSが書き下ろした楽曲を収録。聴いた瞬間、スッと心に晴れ間が広がる。そんなパワーを秘めた楽曲たちが揃っている。●発売中 ¥3000(EMI Records)
映画『天気の子』のサントラでもある、RAの画像_6
エド・シーラン/『No.6 Collaborations Project』
カーディ・B、カミラ・カべロ、エミネム、トラヴィス・スコットにジャスティン・ビーバーなど、22人の超大物アーティストたちがコラボ参加した一枚が完成。全15曲収録。●発売中 ¥1980(ワーナーミュージック・ジャパン)
原文/海渡理恵