小野友樹さんを独占取材、後編をお届け！

『アルカナムジカ』新メンバー・切沢玲央斗役の小野友樹さんを独占取材

楽曲の魅力や聴きどころを語る

声優

小野友樹

プロフィール

2006年にテレビアニメ「ケロロ軍曹」で声優デビュー。
代表作は「黒子のバスケ」（火神大我役）、「ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない」（東方仗助役）、「ブルーロック」（國神錬介役）、「グランブルーファンタジー」（グラン/ランスロット役）、NTV「news zero」ナレーション(水曜日担当)など他多数。

ボカロ曲との融合も楽しめる『アルカナムジカ』の楽曲

小野友樹さん

avex×集英社がお届けする多次元プロジェクト、『アルカナムジカ』。

タロットに導かれた歌い手たちのミステリアスファンタジーを謳う本作では、その言葉の通り『歌』が大きなキーワードになっているそう。

登場人物たちは皆、私たちと同じく日常を過ごす一般人。しかし、彼らには『アルカナネーム』というアプリだけでの名前を名乗って、歌い手活動に勤しんでいるという共通点があります。

『アルカナムジカ』でこれまでに発表されている楽曲はどれも気鋭のボカロPが作詞作曲した珠玉の楽曲ばかり。

今回は新メンバーである切沢玲央斗を演じていらっしゃる小野友樹さんに、新曲の発売に先駆けて、思い出の曲や切沢玲央斗（アルカナネーム：タイガー）として歌った曲の魅力を語っていただきました。

■先に小野友樹さんインタビュー前編を読む人はこちらから！

難易度高めの『アルカナムジカ』楽曲。大好きなボカロ曲が繋いだ縁

新曲『Fire to the mind!』は「切沢玲央斗の真っすぐな熱さを感じられる一曲」

――今回発売される切沢の曲について、印象的なフレーズを教えていただけますか？

小野友樹さん（以下、小野）「曲調がいわゆるゴリゴリに攻めた感じというか。今までのアルカナムジカの楽曲もいくつか聴かせていただいたんですが、その中でも結構攻めの印象ですね。

その中にも、たとえば「コメディアン」というワードや、「エンターテイナー」など切沢のキャラクター性が、印象的なフレーズになっていて。ボカロ曲然とした中にもキャラクターソング然とした部分が入っているのが印象的でしたね。もともとボカロ曲は好きで、“ボカロP”との融合という部分も魅力的に感じていたプロジェクトだったので、まさにその真髄を歌わせていただいたなという感じがあります」

――たしかに、最も攻めた楽曲だなと感じます。その中で表現される切沢について、小野さんが感じた共通点、仲良くなれそうな部分はありましたか？

小野「前編でもお話しした“兄貴肌”なところは近いのかなと。好きなものや気質はあまり共通点はないと思うんですけど、歌詞の中にもあるんですが、目標に向かって果敢に前進していくようなこうとするところには共感しますね。僕自身も本当に叶えたい願いみたいなところへは、まっすぐに行きたいので。

一方で、もしかしたらこれは短所かもしれないんですが、切沢は自分一人で背負いがちな雰囲気があるなと思っていて。そこもわり割と（共通点として）あるかもしれない。目標に向かう上ではやっぱり自分で頑張らなきゃいけない、１人で頑張ろうとしがちなところもあるので」

――揺るがず前進するところ、というのは『戦車』のタロットの正位置でも示される部分ですね。

小野「そうですね、そういうところはやっぱり、導かれている気がしますね。さすがタロットと言いますか」