6人組のグローバルボーイズグループ「DXTEEN」

6人組のグローバルボーイズグループ「DXTEEN(ディエックスティーン)」。彼らは、オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」で誕生したグローバルボーイズグループのJO1とINIが所属するLAPONEエンタテインメントから、2023年5月10日にシングル『Brand New Day』でデビューする期待の新人グループです!

(後列左から)寺尾香信、田中笑太郎、福田歩汰  (前列左から)谷口太一、大久保波留、平本健

(後列左から)寺尾香信、田中笑太郎、福田歩汰

(前列左から)谷口太一、大久保波留、平本健

寺尾香信の日常を癒す3箇条

「それは、食べる・寝る・猫る!」

DXTEEN
寺尾香信

てらお・こうしん●2003年8月15日生まれ。広島県出身の19歳。身長170㎝。メンバーカラーはグリーン。「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」では、キラキラ笑顔から繰り出す穏やかで伸びのある低音ボイスがすでに話題。また、「人生何週目⁉」と思わずにはいられない味わい深い言葉選びのセンスにも注目を! 実家はお寺。

寺尾香信さんは、実家がお寺だからかでしょうか。言葉遣いや仕草がひときわ丁寧なんです。その長所を生かして寺尾さんが目指しているキャラは、意外にもバラエティ枠だそう! 

――まず、自己紹介をお願いします。

 

寺尾:「みんな元気? 香信お兄さんも元気!」の、寺尾香信です!

 

――グループ内ではどんな立ち位置ですか??

寺尾:「パッと見、真面目なんだけど、クセが強かったり変わってる」って人からよく言われます。多分それは、僕自身が「人と違うことをした方が面白いのかな」って感じているからじゃないかと。そういえばさっきは、「上半身の写真を撮影しているのに、足が自然と動いているね!」って言われました(笑)。

 

――アーティストを目指したキッカケは?

寺尾:最初は、中2の時。ONE OK ROCKさんのライブを見て「こんなライブがしたい」と思いました。そして、高校の文化祭でBTSさんの『DNA』(2017年)を踊って、そこからどんどんハマッていって「この道に進みたい」と思うように。それまではアーティストに関して何も知らない状態だったのですが、だんだん「アーティストになりたい」という思いが強くなりました。ちなみに、『DNA』を踊った時はJINさんのポジションでしたが、BTSのテテ(V)さんを知り、あまりの顔のきれいさに「こんな人がいるんだ!」と衝撃を受けたり、JIMINさんのダンスの美しさに憧れるなど、BTSさんはグループまるっと衝撃でした!

 

――今までの人生で出合った、大切な一曲は?

 

寺尾:GReeeeNさんの『オレンジ』(2012年)。少年野球をしていたのですが、僕のミスで試合に負けて精神的に参ったことがありました。その時に、お父さんが「泣きたい時は泣いていいで」と、この曲を爆音で聴かせてくれて。それが思い出に残っています。

 

――最近よく聴いている曲は?

 

寺尾:どんどんいろんな曲を聴くから……。K-POPもJ-POPも聴くし、洋楽も聴きます。たとえば、朝に聴きたい曲は「朝」というプレイリストに入れたりして、プレイリストを作り分けています。しかも、歌詞が入っている曲と、ピアノだけの曲は分けているので、「朝1」とか「朝2」とかがあります(笑)。

DXTEEN寺尾香信

「バラエティ番組のために、タレント力もつけたい!」

――デビューが決まって、家族や友達、周囲の人などの反応は? 

寺尾:一番多いのは「おめでとう」かな。お母さんとか、本当に心配だったと思うので、ホッとしてくれたようです。デビュー前のリアクションで印象に残っているのは、韓国でトレーニング生活をすることにした時。おじいちゃんがいろいろと心配してくれて……。そりゃ心配ですよね。その時、お母さんが協力してくれて、僕とお母さんとで一生懸命説得をしました。

「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」も、最初は家族に内緒で応募しました。合宿直前になって「実は……」と打ち明けました。家族は最初びっくりしていましたが、お父さんは「自由にやっていいよ」という反応をしてくれたので助かりました。

 

――グループの強みは? 

寺尾:さわやかさとエネルギッシュさはもちろん、表情管理にも力を入れているところかな。韓国でMVを撮る前に、「表情管理をしっかりやらないと!」と、6人で特訓しました。たとえば、ダンスはせずに口パクと表情だけで丸1曲やってみるとか。今でもこれは毎日続けています。

 

――韓国でのトレーニング生活で「克服したと思うこと」や「新しく知った自分の一面」は?

寺尾:人間性の面になるのですが、自分の意見をちゃんと言えるようになったこと。共同生活を送っている間はミーティングの回数がとにかく多かったんです。毎日練習終わりの時に行うだけでなく、週の終わりにはいつもより長めに時間をとってミーティングを行いました。それだけの回数と時間をかけて「腹を割って話す」経験をするうちに、僕もみんなも、自分の意見を言えるようになりました。それまで僕は、様子を見ながら要所要所で発言するタイプだったんですが、いろいろ発言した方がチームのためになることに気がついて、積極的に言うようになりました。

メンバー同士、ずっと仲はよかったんです。でも、最初の頃は、みんなまったく本音を言えていなかったんですよ。お互い、「勇気を振り絞りながら言っているな」ということを感じていました(笑)。そういう時期を経て、お互いのプライベートなことまで話し合うようになり、結果仲がもっと深まりました。

 

――メンバーの優しさや頼もしさを感じたエピソードは? 

寺尾:デビュー発表記者会見(2月13日)の前日、「このままだったらやばいかも……」という空気になっていたんです。そこで、練習の時間を割いてミーティングをして話し合いました。そこで、「もう大丈夫。明日も頑張ろう!」という雰囲気まで盛り上げて、みんなで踏ん張れたのはよかったです! 一番最初にミーティングしようと言ってくれたのは、やっぱり(谷口)太一くんだった気がします。

 

――先輩であるJO1、INIからもらったアドバイスは? 

寺尾:JO1の川尻蓮さんに振り付けを教えてもらった時に、「アーティストという立場で『この振りはこういうイメージで』と口に出してみて。(そのイメージを)そろえたら、ダンスもそろいやすいよ」と、アドバイスをいただきました。あと、みなさんが出ているトークやバラエティの番組からも学ぶことがすごくあります。INIさんから聞いたのは「よく反省会をしている」ということ。ステージを行ったらその日のうちに反省会をしていると聞いた時、ひとつひとつをきちんと振り返って次につなげる大切さを知りましたし、裏での努力も見習いたいなと思いました。

 

――トークやバラエティ番組で心掛けていることは? 

寺尾:今、みんなで話し合っているのが「自分のキャラを確立させること」。自分を見つめ直して、自己分析して。「たくさんバラエティを観て勉強しよう」とも。日本のバラエティ番組に出演している芸人さんたちは皆さん本当に面白いので『しゃべくり007』(NTV)などを観ています。僕は島出身なので、いつか千鳥のノブさんと絡める時が来たら、面白い島ネタを使いたいと思って、今“ネタ貯金”をしてます(笑)。

 

――「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」に参加して自分の「糧になった」と思うのは? 

寺尾:あの期間、精神的にめちゃくちゃ鍛えられました。本当に強くなったなって……。

ダンスなどもめちゃくちゃ伸びました。振り覚えをするっていうのを、それまでしたこともなかったんです。合宿終盤でやっと「アイソレーション」(ダンス用語で、決まった部位だけを動かすこと)とか「グルーヴ」といったことを覚え始めて。……成長しました。参加できて、本当によかったです! 世界に出るような人たちと、僕のような素人が同じところにいる経験をさせてもらって、本当にありがたかったです。

――デビューに向けて個人的に準備していることや練習していることは? 

寺尾:パフォーマンス面は欠かさずに。僕はボーカルなので、ノドのケアが大切。寝る前に加湿器をつけたり、マスクをしたりするのは大事です。韓国にいる時、ボーカルの先生がケア方法などを教えてくれたんですが、それを軸にしつつ、自分でもいろいろ調べて、みんなで共有しています。あと、バラエティに出た時のタレント力は、めちゃくちゃつけたいなって思っています。

DXTEEN寺尾香信

素顔やプライベートを深掘り!

――疲れた時の癒しは?

 

寺尾:食べる、寝る、猫。最初の2つは住んでいる所でできますが、猫は飼えないので、ひとりで猫カフェに行っています。休みの日には100%、猫カフェです(笑)。猫は気まぐれですけど、僕のことを絶対に覚えてもらいたいので、なるべく通っています。

 

――お休みの日はどんなふうに過ごしていますか? 理想の休日の過ごし方は?

 

寺尾:さっき猫カフェと言いましたが、それ以外だと、作曲にハマっているので、家でピアノを弾いたり。ハンドメイドにもハマっています。今は、瓶の中で船の模型を組み立てるボトルシップに挑戦しているところです。まぁ難しいです……。プラモデルとはちがって部品を自分で削らないといけないし、塗装も全部自分でするから本当にもう……。

 

――なぜボトルシップを選んだんですか?

 

寺尾:いろいろな企画をやるうちに「自分はモノ作りが好きだな」ということに気がついたんです。選択肢としては、アクセサリー作りやDIYもあったんですけど、単純にかっこいいなと思って目がいったのがボトルシップでした。

 

――コレクションしているものは? 

 

寺尾:集めているわけではないのですが、最近洋服を買います。もともとファッションは苦手な方だったんです。でも、太一くんがめちゃくちゃおしゃれなので、一緒にお店に行って。選んだら、とりあえず「太一くん、これいい?」って聞いて。「いいじゃん!」って言われたら即買います。なので、太一くんの「GO」が出たら買います。逆に、「GO」がでなければ買いません。よく買うのは、ジップパーカ。韓国で、ちょっとオシャレな練習着を買いたいなと思ったので、そればっかり買っています。

 

――好きな食べ物は?

 

寺尾:好きな食べ物は、個人的にはお母さんが作った唐揚げ。パリパリ系です。あとは、自炊メニュー。得意料理は「男飯」です。ざっくり肉とか野菜とかを切って炒めて、焼肉のたれをかけたものを、ごはんにのせる簡単なものですが、ガッツリ食べます。

DXTEEN

DXTEEN|'Brand New Day' Official MV

DXTEEN プロフィール

JO1・INIが所属するLAPONEエンタテインメントから新たにデビューする3組目のアーティスト「DXTEEN(ディエックスティーン)」。 メンバーは、大久保波留、田中笑太郎、谷口太一、寺尾香信、平本健、福田歩汰。
LAPONEの練習生制度である「LAPONE BOYS&LAPONE GIRLS」から初めて誕生した平均年齢18.6歳の6人組グローバルボーイズグループ。 

2022年1月から1年以上に及ぶ韓国でのトレーニングを経て、2023年5月10日にデビューが決定している。

公式サイト▶ http://dxteen.com
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撮影/齊藤晴香 取材・文/中川 薫