【スペシャルインタビュー】もしも会社の席の隣が菊池風磨だったら……?

“隣の男”はとにかく頭の回転が速い。賢く、潔く、あったかく、人生の術に長けている。そんな菊池風磨が迷えるモア読者のお悩みに回答。次々と名回答を繰り出します!

Sexy Zone菊池風磨

菊池風磨プロフィール

菊池風磨

きくち・ふうま●1995年3月7日生まれ、東京都出身。アイドルグループSexy Zoneのメンバー。音楽業のほか俳優としても活躍し、ドラマParavi『隣の男はよく食べる』(テレビ東京系・水曜深夜0:30〜)では倉科カナとダブル主演を務める

恋愛についてのお話

Q. 爆モテ男子を好きになってしまいました。

私の好きな人は職場の爆モテ男子、しかも、年下。ほかの女の子たちに差をつけるアプローチが知りたい!

彼の周りには、彼を狙う女性たちがたくさんいるわけだから。やっぱり、みんなとは違う角度で攻めないとだよね。そのアプローチ方法は難しいところですが……これは友達感覚で近づくのが得策な気がする。恋愛目的で近づいてくる女性が多いからこそ、たぶん、彼もちょっと警戒していると思うんですよ。だからこそ、自分はフランクに、フラットに距離を縮める。一緒にいて楽しいな、話が合うな、そういう状況をつくる。まずはそこから、なのかな。

Q. 友達枠から抜け出したい!

ずっと好きな男の人がいるのですが、仲がよすぎて恋愛対象として見られていません。どうしたら、この状況から抜け出せますか?

男女の友情はアリかナシか聞かれたら、アリ派。なんでも話せるような女友達が僕にはいます。彼女は男友達とはまた違う意見を届けてくれる大切な存在。ただ、その友情が深まれば深まるほどやっぱり、恋愛からは遠ざかっていくと思うんだよね。そもそも恋愛って、見えていないものを見ていく作業だと思うんですよ。だからこそ、相手のすべてが見えてしまうと“愛”はあっても“恋”にはなかなか発展しない気がする。友達枠を抜けて恋愛枠に戻りたいのなら見えない部分をつくる、全部さらけださない、あえて秘密をつくっていくのがいいのかもしれない。たとえばさ、休日に何をしていたっていう話題でも「まあ、ちょっとプラプラしていたかな」で終わらす。いつもは細かく報告してくるのに今日はあまり話さない、そういうのってちょっと気になるじゃないですか。恋にはその「気になる」がやっぱり大事なんですよ。

Q. 男の人と仲よくなるには?

女子校育ちで男性にあまり免疫がないからか、男性と仲よくなるのが苦手です。でも、男友達が欲しい!

その人が好きな映画でもいいし、ドラマでもいいし、趣味や服とかゲームでもなんでもいいんだけど、共通項を見つける、というか、共通項をつくる。たとえば、相手が犬を飼っているのならば、「自分も犬を飼いたいと思っているんですけど、ワンちゃんとの生活ってどんな感じですか?」って聞いてみたり。犬という“共通項”がふたりの間に生まれれば、そこから、飼うには何を揃えればいいのか、犬グッズはどこで買うのか、部屋はどうしているのかって、よく買い物するエリアの話題やインテリアの話題までふくらませることができるし。休日はワンちゃんとどう過ごしているのかを聞けば、お互いの休日の話題に持っていける。小さな共通項をつくり、そこから話を広げていく。これは僕自身、異性同性関係なく、仲よくなりたい人に聞くコミュニケーション術。

【INFORMATION】ドラマParavi『隣の男はよく食べる』

彼氏いない歴10年。長年恋から遠ざかっていた、料理上手な独身女子・大河内麻紀(倉科カナ)と、隣の部屋に住む肉食年下イケメン男子(菊池風磨)の、ピュアで不器用なラブストーリー。テレビ東京系(毎週水曜深夜0:30〜)で大好評放映中のほか、動画配信サービス「Paravi」で毎週水曜21時より毎話独占先行配信中

取材・原文/石井美輪 ※MORE2023年6月号掲載