【2022最新】Travis Japanのメンバーが語り合う!アイドル、そして表現者である彼らのステージ秘話

一糸乱れぬパフォーマンスは、見る者の心をとらえて離さない。彼らは、アイドルであり、高みをめざして挑戦し続ける表現者だ。彼らの舞台伝説に迫ってみた。

宮近海斗の舞台伝説

TravisJapanの宮近海斗
宮近海斗
みやちか・かいと●1997年9月22日生まれ、東京都出身。ドラマ『特捜9』シリーズをはじめ、『インフルエンス』や『RISKY』にも出演するなど、俳優としても活躍中

パフォーマンスに、場所はいらない。目を閉じたら、そこがステージ

吉澤 ちゃか(宮近)のダンスは、パワーがあって、オーラがすごい。あと、繊細な動きもカッコいいなって思う。

宮近 オレがパフォーマンスしている時のキャッチコピーは、“目を閉じたら、そこがステージ”だから。

中村 カッコよ!(笑)。

松倉 なんか、イジるのも申し訳ない(笑)。

七五三掛 それ、英語にしてみたら、どうなるの?

吉澤 クローズ、アイ……。

松田 中学生英語(笑)。

宮近 あとは、多くは語らない。

川島 座談会だから、そこは語って(笑)。

宮近 パフォーマンスはどこでもできるから、「踊ってください」って言われたら、その場をステージにするくらいのパフォーマーでいたい、っていうね。

吉澤 ちゃかは目を開けててもまなざしが鋭くてカッコいいんだけど、さっき撮影を見てたら目をつぶって踊る姿もよかったから、目隠ししてダンスとか、そういうステージも見てみたい。前に、やったことあったよね?

宮近 うん。ソロライブの時に。

吉澤 ちゃかは、全部すごいんだよな。ステージ上で失敗してるところを見たことないかもしれない。もしかしたらしてるのかもしれないけど、オレだったら「あっ、間違えた!」って動揺するのに、そう見せないのがすごい。テンパったりするの?

宮近 すると思うけど、そう見えていないのか、そう見せていないのか……。

吉澤 全然見えない。ごまかし方がプロ!

川島 でも、大事なシーンでよくかむよね。

吉澤 あ〜! それで思い出した!! 舞台『虎者 NINJAPAN 2021』のカーテンコールの最後のあいさつ、初日はマジで何言ってるかわかんなかった(笑)。

川島 ちゃんと日本語をしゃべってるんだけど、内容がよくわからない、みたいな。

宮近 オレもね、あの日は「なんてしゃべったらいいのか……ってか、何をしゃべってるんだ?」っていう感じだった(笑)。

吉澤 後ろに並んでるIMPACTorsやキャストのみなさんにもありがとうございます的なことを言ってるんだけど、それもよくわかんない感じになって、基(俊介)とか大爆笑してたし(笑)。

松田 三方礼の時も、普通は客席に向かって出す手の指は伸ばすじゃん。なのに、ちゃかはその手が丸くなってて、「レゴの人形いるやん!」って思った。

七五三掛 それヤバいね(笑)。

宮近 気づいてなかった! 完全に無意識だわ。

松倉 言われてみたら、そうかもしれない。

宮近 っていうか、これから変に意識しちゃうじゃん(笑)。

松田 お辞儀は人間味出してね。

川島 だから、ロボットダンスがうまいんだ。

松田 あ〜、そういうことか。

川島 そこは、「あ〜」じゃないでしょ(笑)。

七五三掛龍也の舞台伝説

TravisJapanの七五三掛龍也
七五三掛龍也
しめかけ・りゅうや●1995年6月23日生まれ、茨城県出身。情報番組『イブ6プラス』(とちぎテレビ)に火曜レギュラーとして出演中。2021年には映画『ライアー×ライアー』に出演するなど俳優業でも活躍

儚く消えゆきそうな美しさと秘めた情熱に酔いしれて……

吉澤 しめ(七五三掛)がパフォーマンスするうえで核としているもの、大切にしているものってあるの?

七五三掛 オレは、儚さかな。

松倉 おぉ〜、たしかに!

川島 人の夢と書いて、儚さね。しめって、力強いパフォーマンスをするんだけど、印象に残るのは儚さなんだよね。だから今、それを聞いて、めっちゃしっくりきた。

七五三掛 うれしいなぁ。ファンの方々には、妖精っぽいって言ってもらえることもあって。

川島 “今にも消えそうな甘くほろ苦い妖精”!

七五三掛 そのキャッチコピー、めっちゃ好きかも。

松田 “日曜日の綿菓子”っていうのは、どう?

宮近 え、何、その心は?

松田 綿菓子って消えちゃいそうな儚さがあるし、でも日曜日みたいに明日からまた新しい1週間が始まって、ワクワクする気持ちもあって……。

宮近 じゃあ、ふたつを合わせて、“日曜日の妖精”とかにしてみる?

川島 どっちかというと、残すのは綿菓子のほうでしょ(笑)。

七五三掛 でも、その綿菓子にあんまりピンときてない(笑)。

中村 ハハハ! 自分に正直でいいよ(笑)。

七五三掛 でも元太、ありがとうね、考えてくれて。

川島 しめがすごいなって思うのは、ステージの上で常にベストな自分を見せ続けられるところ、物ごとをコンスタントに続けていくことの大切さを知っているところ。髪型もお肌のコンディションも一年を通して安定してるし、しめが筋トレをずっと続けてた時はオレもそれをお手本にして宅建士の資格の勉強をしてたもん。「しめは今もきっと頑張ってるんだから、オレも頑張らないと」って。

七五三掛 そうだったんだ。オレは如恵留の仕事に向きあう姿勢すべてを尊敬してるから、そんなふうに言ってもらえると、めちゃめちゃうれしい。

川島 うわっ、オレもめっちゃうれしい! 泣いていい?(笑)。

宮近 でもさ、しめはストイックすぎて、16〜17歳の頃はちょっと伝説だったよね。当時めっちゃ筋トレをしていて、若いから勢いもあったし、筋肉も自慢したいしで、ほぼ人の話を聞いてなかった(笑)。DVDの特典映像の企画で中山優馬くんが楽屋に来て、「こうだよね?」って話しかけてくれても、(ダンベルを持ち上げるしぐさを繰り返しながら)「おん? お、おぉ……」みたいな。

七五三掛 高校生だったからなぁ。優馬に失礼だったよね、本当に申し訳ない。

宮近 まぁ、あの時期をへて、いろんなことを経験して、今のしめがあるわけだから。

中村 でも、このエピソード、そんなに公にはしたくないんでしょ?

七五三掛 うん、あんまり好きじゃない(笑)。

全員 ハハハハハ!

宮近 ガチの黒歴史(笑)。

川島如恵留の舞台伝説

TravisJapanの川島如恵留
川島如恵留
かわしま・のえる●1994年11月22日生まれ、東京都出身。ジャニーズクイズ部のメンバーとして、『くりぃむクイズ ミラクル9』や『潜在能力テスト』など、さまざまなクイズ番組でも活躍している

“闘う”表現者を目に焼きつけろ

川島 オレがステージの上で意識しているのは、美しさやしなやかさ、りりしさ。でも、それがいちばんではなくて、グループを守るためだったり、自分のパフォーマンスを通して誰かの何かが豊かになることだったり、1個とか2個、先を見据えて動くことはより大事にしている。

七五三掛 『虎者 NINJAPAN 2021』の如恵留を見ていても、それはすごい感じた。毎公演終わったあとに映像を見返して「ここがよかった、ここはこう改善してみよう」っていうのをメンバーそれぞれに伝えてくれてたでしょ? それって簡単にできることじゃないし、「もっと頑張ろう!」って、やる気に火がついてたんだよね。だからこそ、たまに疲れてる如恵留の姿を見られると、オレは安心したりもするんだけど(笑)。

川島 前にしめが別のインタビューでも同じことを言ってくれていて、それを聞いて「メンバーの前で疲れてるところを見せていいんだ」ってラクになったんだよね。ずっと見栄を張っている部分があったから。

松倉 如恵留のキャッチコピーには、なんか美術館っぽい言葉を入れたくない?

吉澤 如恵留自身に銅像っぽさもあるしね。

宮近 アーサー王とか。君主であり、戦士でもあるから。

中村 アーサー、カッコよすぎ。いいじゃん!

松田 アーサー……。

川島 オレ、元太じゃない人に考えてもらいたい(笑)。

松田 あ、はい!(挙手)“アーサー、ノーアンサー”。

松倉 どういうこと?(笑)。

松田 ノーアンサーだから正解はなくて、型にはまらずに自分の美を磨き続けて、それが美術館に飾られ……。

吉澤 最初から最後まで何を言ってるの?

宮近 韻を踏むことを大事にしすぎてる(笑)。

松田 ごめん、勢いだけで理由なく歩き始めてた(笑)。

川島 オレは、嫌いじゃないけどね(笑)。

吉澤 そんな如恵留の舞台伝説といえば、なんだろ?

川島 オレが自分で覚えてるのは、『虎者 NINJAPAN 2020』の『千年メドレー』で地面にひざまずいて天を仰いだ瞬間、ズボンのまたがバリッて裂けたこと。「今はオレが主人公なんだ!」っていうシーンで。

七五三掛 それはめっちゃ恥ずかしいね(笑)。

宮近 如恵留は、2012年の『PLAYZONE』の舞台の時、初日の直前にサラサラヘアを突然ソフトモヒカンくらい短くしてきたのが衝撃だった。

川島 あったあった! いちばんトガってた時期。

中村 そのトガりが頭にも出てたんだ(笑)。

川島 ジェルでバリーンって固めてるのにサイドにヘアピンをつけて、しかも目立つように黒いピンを自分で修正液で塗って白くして……。ありがとう、みんなのおかげで超イタいエピソードを思い出せたわ(笑)。

吉澤閑也の舞台伝説

TravisJapanの吉澤閑也
吉澤閑也
よしざわ・しずや●1995年8月10日生まれ、神奈川県出身。バスケットボール番組『熱血バスケ』(NHK BS1)に応援リーダーとして不定期で出演中

その跳躍力は、どこまでも、どこへでも

宮近 閑也はバスケが好きだし、ダンスに対してもマジメなんだよね。だから、キャッチコピーをつけるとしたら、“マジメなシズケル・ジョーダン”!

松倉 ハハハ! めっちゃいいじゃん(笑)。

宮近 マイケル・ジョーダンって跳躍力がすごいから、ジョーダンのようにマジメに高みをめざしてるっていう意味もこめて。

吉澤 最初聞いた時「何それ?」って思ったけど、内容はしっかりしてた(笑)。メンバーのことを、よく見てる。さすがです。

宮近 やっぱ、“マジメなシズケル・ジョーダン(冗談じゃないよ)”にしようかな(笑)。

吉澤 もう決まったね(笑)、それだね!

宮近 そんな閑也の舞台伝説といえば、ステージ上の移動距離。毎回位置移動が激しくて、オレが真ん中にいて全然動いてない間に、上手から逆の下手に行って、また上手に帰ってきて、1回センターに入って、また下手に行く、とか。

吉澤 踊りながら移動したら、オレの右に出る者はいないはず。

川島 逆の意味の伝説は? 出とちったとか、ないの?

吉澤 全然あるよ。なんなら、Travis Japanとして初めて出演させてもらった2016~2017年の舞台『JOHNNY'S ALL STARS IsLAND』の時に“寝”とちったこともある。毎日みんなより3時間くらい早く劇場入りして練習してたら疲れちゃって、本番中に舞台袖で座って一瞬気を抜いた瞬間に寝ちゃって。起きたら自分の出るシーンが始まってて……。

松田 マジで!?

川島 うわ! 戸塚(祥太)くんのシーンでしょ!? オレ、それで閑也を叱った記憶がある。

吉澤 あれは人生でいちばんっていうくらい申し訳ない失敗だった。

川島 でも、その公演の時、ステージ上でも寝てたじゃん。サンタさんの姿で。

吉澤 そうそう。公演期間中にクリスマスシーズンが近づいてきた時、スタッフさんから突然「サンタできるか?」って聞かれて、「なんの話だろうな」と思いつつも「はい、できます」って答えたの。そしたら、1幕と2幕の間の30分、ずっとステージ上でサンタクロースの格好をして寝てることに(笑)。

七五三掛 公開で寝るって、なかなかないよね(笑)。

川島 普通は寝顔なんてオフショットくらいしか見られないよ。

宮近 しかも閑也、その時期、ちょっと調子に乗ってたんでしょ?(笑)。

吉澤 正直、めちゃめちゃイキってたね。

川島 「オレはサンタもできるんだから、ここまではい上がってこいよ」的なことを言われたもん(笑)。

宮近 如恵留より年下で、しかも後輩だったのに(笑)。

中村 サンタができるからって、イキってたの?(笑)。

吉澤 子どもだったっていうことで、許して!

中村海人の舞台伝説

TravisJapanの中村海人
中村海人
なかむら・かいと●1997年4月15日生まれ、東京都出身。趣味は、家活動、ゲーム、買物。2020年にはドラマ『ハケンの品格』に出演

変幻自在のパフォーマーは、終わりなき旅の途中

宮近 海人は、自分で思いついたキャッチコピーはあるの?

中村 あるよ。“旅人進行中”。

宮近 その心は?

中村 酸いも甘いもかみ分けながら、今、人生を楽しんでるから。バックパッカーみたいな旅人って、きっとそうじゃない?

川島 ……っていうイメージでパフォーマンスしてるの?

中村 そう。だから、本番中に足がつっちゃった時は、バックパッカーが登山中にキツくて「ダメだ!」ってなってる時と同じ。旅人が日々いろんな景色に触れるように、いろんな自分を見せたいっていう意味もある。

宮近 同じダンスを踊っても、違った音を取ったり、違う表現に挑戦したりっていうこと?

中村 そういうこと!

川島 海人は、メンバーのカバーに入るのもうまいよね(笑)。

中村 自分で言うのもなんだけど、誰かが落としてしまった小道具を回収する技術はなかなかだと思う!

川島 オレが『虎者 NINJAPAN 2021』の殺陣のシーンで衣装のパーツがはずれちゃった時は、海人がオレの前にスッと入ってくれて、その時間でつけ直すことができた。

吉澤 その時の海人の後ろ姿、めっちゃカッコよかった。

中村 でも、本番が終わったあとに、オレはそれを自分から言ったらしい。

吉澤 自分から!?

川島 オレは、本番中隠してもらってたことに気づいてなかったの。そしたら、海人が「オレが隠してあげたよ」って。

七五三掛 海人っぽい(笑)。

中村 めっちゃ感謝してもらおうとしてた(笑)。やっぱ、そういうところがバックパッカーなんだよ。

松倉 そこ、全然つながんないけど(笑)。

宮近 海人は、テンパり伝説も多いよね。昔『PLAYZONE』で屋良(朝幸)くんがメインでパフォーマンスしていて、われわれがその周りで踊ってた時、位置移動でめちゃくちゃテンパった海人がスポットライトを浴びて踊ってる屋良くんの前を慌てながら通り過ぎたのは、「策士なのかな?」って思うくらい目立ちにいってた(笑)。

中村 あれは、後世に語り継がれるヤラかし伝説(笑)。

川島 テンパり伝説でいうと、『ABC座』の舞台で全編通して1個しかないセリフを飛ばしたこともあったよね。

中村 自分の番だっていうのはわかってたけど、言葉が出なかったんだよね。緊張しすぎて。

松田 2019年の『ジャニーズ IsLAND Festival』で、海人が先頭で「行くぞぉー!」ってメインステージから走り出すところで大コケしたのも印象に残ってる。

松倉 『ジャニーズカウントダウン』の『Lock Lock』でも同じことなかった?

中村 ウソ? オレ、そんなにいっぱいコケてた?

松田 うん。みんな、倒れた海人の上をジャンプして走っていったもん(笑)。

松倉海斗の舞台伝説

TravisJapanの松倉海斗
松倉海斗
まつくら・かいと●1997年11月14日生まれ、神奈川県出身。最近のおもな出演作に、ドラマ『世にも奇妙な君物語』 、『神様のカルテ』(第3話)、『刑事7人 SEASON7』(第8話)がある

同じ彼は二度と見られない感性のグラデーション

松田 (松)倉は、作詞作曲ができて、独自の世界観を持ってるから……“令和の尾崎豊”。

松倉 尾崎豊さんは、踊らないじゃん(笑)。

松田 じゃあ、“踊る尾崎豊”。

松倉 あ、でもけっこうインパクトあるね。好きかも(笑)。

宮近 “踊る個性豊か”のほうがいいんじゃない?

吉澤 ハハハ! うますぎる!

松田 でも、本当に感性が踊ってるよね。ステージに立ったら、存在がグラデーション!

川島 グラデーションだけちょっとよくわかんないから(笑)、1回もんでもらっていい?

松田 パキッとしすぎず、波があるっていうか。マーブル。マーブルマーメイド……。

川島 さっきから何を言ってるんですか?(笑)。

七五三掛 海斗は曲の雰囲気によって、表現のしかたをガラッと変えられるのがすごいよね。

宮近 いろんな色になれるし、その色を調整もできる。

松倉 あ〜、めっちゃうれしい。

松田 たしかにYouTubeチャンネルの『+81 DANCE STUDIO』で『ファンタスティポ』を踊った時、倉は完コピしつつ自分の味をめっちゃ出してて、過去一アガった!

松倉 ありがとう。『+81 DANCE STUDIO』は基本3日練習して4日目に撮ることが多いけど、『ファンタスティポ』は5日くらい練習させてもらえたから、たっぷり吸収できたっていう感覚があったかも。

中村 逆に『Johnny'sWorld Happy LIVE with YOU』で山下(智久)くんのバックで踊らせてもらった時は、急遽出ることになったから2〜3日で振りを覚えなきゃいけなくて、倉はけっこうテンパってたんだよね。本番で山下くんの隣でめちゃめちゃ失敗してるところがYouTubeに残ってる(笑)。

川島 『+81 DANCE STUDIO』もそうだけど、1列目になると間違えるよね(笑)。

松倉 しっかり練習を重ねれば大丈夫なんだけど、スパンが短いとテンパっちゃう。自分で覚えてる恥ずかしい失敗は、舞台『Endless SHOCK』に出させてもらった時のこと。オレ、右目にものもらいができやすくて、でも前髪を左に流すから、隠せないんだよね。その時も公演期間中にものもらいになって、一緒にいた元太に相談した結果、前髪を逆に流すことにしたの。そしたら、オープニングの大階段から横向きで下りてくるシーンで動きも逆になっちゃって、めっちゃテンパった想い出がある(笑)。

松田 そのあとも、右回りのターンをひとりだけ左回りでやってたし(笑)。

七五三掛 そんなことあるの!?

中村 おもしろ!(笑)。

宮近 別に初日とかじゃなかったんでしょ? 体の仕組みと関係あるのかもね。

松倉 とにかくそれがトラウマになっちゃって、その日以来、前髪を流す方向は絶対逆にしないって決めた(笑)。

松田元太の舞台伝説

TravisJapanの松田元太
松田元太
まつだ・げんた●1999年4月19日生まれ、埼玉県出身。『連続ドラマW だから殺せなかった』(WOWOWプライム)に物語の鍵を握る大学生役で出演中。ダブル主演を務めた映画『君が落とした青空』が2月18日公開

体から音を感じる“BODY TALKER”

松倉 元太のダンスを見ていて思うのは、緩急のつけ方が上手で、動きがなめらか。全体的に見せ方がうまい。

松田 おぉ〜!

松倉 あと、スッと立ってるだけでも、オーラと色気があふれてるよね。

松田 うれしいな、それ。

松倉 元太が気持ちよく踊ってるのを見てると、無音でも音が聞こえてくるんだよね。語りかけるように。キャッチコピーをつけるなら、アルファベットの大文字でおしゃれに“BODY TALK”みたいな。

七五三掛 “BODY TALK”、めっちゃ合ってる。言葉がセクシーな響きが。

吉澤 “BODY CONVERSATION”とかは?

松倉 それもいいね。

松田 オレは、おしゃれすぎて、もうわかんなくなった(笑)。ボディソープみたいなこと?

松倉 なめらかっていう意味では、ボディソープでもいい。

中村 おもしろいじゃん(笑)。

松田 洗い流さないボディソープ!

川島 それは肌がめっちゃ荒れるわ!(笑)。

松倉 洗い流さないのはトリートメントにしとけよ(笑)。

宮近 “BODY TALKER”のほうがいいんじゃない? “BODY TALK”だと、名詞と動詞になっちゃうから。

松倉 そうだね。“BODY TALKER”、いいんじゃないでしょうか。(スタッフに向かって)これもアルファベットの大文字でお願いします!

川島 たとえば、元太のどういうダンスから音を感じるの?

松倉 いっぱいあるんだけど、今パッと出てきたのは『虎者 NINJAPAN 2021』の『千年メドレー』。わりと最近まで見てたからっていうのもあるのかな。あの曲のちゃか(宮近)と元太が前で踊るパートは、後ろから見てるだけで気持ちよくて、「ウェ〜イ!」ってなる。その中でも元太が胸をたっぷり使って踊ってるところが好き。

松田 うれしい! でもオレ、今までみんなが話してきたステージでの失敗エピソードが思いつかないんだけど……なんかあるかな?

川島 あなた、『お台場 踊り場 土日の遊び場』も2019年の『虎者 NINJAPAN』も、初日、足つったやん。

松田 そうだった。オレ、初日、足、つりがち。

松倉 元太、つりやすいよね。

中村 わかる。初日って、変に力入っちゃうんだよね。

川島 2020年の『虎者 NINJAPAN』は、初日に海人が足つったもんね。

松田 それで、お客さんの気持ちも釣りがち……なんちゃって。

吉澤 つりがち?

松田 ……っ!(無言でひたすら目をかき始める)。

松倉 なんかやってる(笑)。

松田 カメラのフラッシュがまぶしいっ……!

宮近 誰も撮ってないよ。もし光を感じてるなら、それはスベったストレスだから(笑)。
【関連記事】Travis Japan松倉海斗と松田元太は私服をシェアしてる! 最近着ているTシャツは?
【関連記事】Travis Japan松倉海斗と松田元太がもしもシェアハウスに住んだら?
取材・原文/吉川由希子 構成・企画/渡部遥奈(MORE)