滝沢秀明さん演出、京本大我さん(SixTONES)主演・音楽のオリジナルミュージカルが開幕!

SixTONESの京本大我さんが主演と音楽を務める、舞台・『流星の音色』がついに8/2(火)開幕!これまでも『エリザベート』や『ニュージーズ』といった大作ミュージカルに出演をしてきた京本大我さんの、新たなチャレンジに期待が懸かります。

今回は、そんな『流星の音色』制作発表の模様をルポ!いち早く舞台の魅力をお届けします♡

さらに、京本大我さんは7/28(木)発売の『MORE』9月号にも登場します! 是非一緒にチェックしてくださいね♪
流星の音色 キャスト
左から 内海光司さん、新妻聖子さん、京本大我さん、真彩希帆さん

『流星の音色』の豪華制作陣

幻想的な世界観の中、一年に一度だけ橋が架かる二つの星を舞台に初めての恋と悲劇を描く。演出は、『滝沢演舞場』『滝沢歌舞伎』など多くの作品を手掛けてきた滝沢秀明さん。脚本は、映画『るろうに剣心』、『鳩の撃退法』などを担当してきた藤井清美さん。さらに、音楽には『プリンス・オブ・マーメイド2022』など数多くの舞台・ミュージカル作品で音楽監督を務める長谷川雅大さんが!

主演は京本大我さん(SixTONES)。共演には元宝塚歌劇団雪組トップの娘役として活躍、その抜群の歌唱力で退団後も注目を浴びている真彩希帆さん、光GENJIの元メンバーで、テレビ・舞台と多方面に活躍中の内海光司さん。日本ミュージカル界屈指の歌唱力で圧倒的な存在感を放つ新妻聖子さんと華やかな顔ぶれがそろいました♪

また、京本さんは主演だけでなく、長谷川雅大さんとともに音楽も担当することに。初の舞台楽曲の書き下ろしに挑戦します! 是非是非注目してみてくださいね♡

会見での模様をお届けします!

まずは出演者の方々から一言ずつ挨拶。京本大我さんは、緊張からか何度も噛んでしまったのですが、「(一言目から)もう噛んじゃいました……」とお茶目に自己申告。一気に会場を和ませてくれました。

京本大我さん:「新作ミュージカルということで、僕にとっても珍しい経験。今回は主演だけでなく音楽にも携わらせていただくということで、1年以上前から制作の段階から携わっているから思い入れも強いです。待ち遠しい思いをしていたので、やっと来月、皆さんのもとに届けられる日が来るんだと思うととてもうれしいです。こんなにも素敵な演者の皆さんも集まっていただき、毎日刺激をいただいているので、みなさんにも今までとはまた違ったミュージカルの魅力を届けていけたらなと思います」

真彩希帆さん:「オリジナルのミュージカルということで、いろんな話し合いをしながら一つ一つ丁寧に今演者の皆さんと作っていて、刺激的な毎日です。まだ自分の中でもどんなふうにこの役を作っていこうか……と、初日が開くまでの戦いです。きっといいものとして皆さんのもとに届けられるのではと思うので、ぜひ楽しみにしていてください」

内海光司さん:「この度、京本大我くんのお父さん役をやらせていただきます、京本政樹です」

京本大我さん:「違いますよ!」

内海光司さん:「言えって言ったじゃん!」

京本大我さん:「言ってないですよ‼」

内海光司さん:「(笑)。久々のミュージカルなので1か月くらい前からバレエ教室に通って備えていました。『流星の音色』というファンタジー作品なので、その世界観を大事に今ひとつひとつ丁寧にお稽古をしているので、見てくださった方々に夢を与えられるような作品にしたいなと思います」

新妻聖子さん:「内海さん『今日僕は何も面白いことを言わないから』っておっしゃっていたのに一番の爆笑をさらっていてさすがだなって思いました(笑)。
オリジナルミュージカルということで、とても素敵なファンタジーになっています。七夕物語をベースに、まるでロミオとジュリエットのようなフレッシュで切ない恋が描かれており、我々(新妻さんと内海さん)保護者二人の役割が、次の世代にどのような形で未来や夢を託していけるのか、というのを担っているので、大人の方にも楽しんでいただくような作品に仕上げていければと稽古をしています」
京本大我さん
緊張しながらも、ひとつひとつ言葉を紡いでくれた京本さん。
続いては質疑応答。集まった記者陣から、たくさんの質問が寄せられました。

ーー京本大我さん、今日は緊張されていますか

京本大我さん:「そうですね、こうして並んで会見をさせえいただくのも初めて。(SixTONESの)メンバーの後ろに隠れてこういう場を乗り切ってきたので、座長としていなきゃいけないっていうプレッシャーも感じています」

ーー音楽を担当ということで、具体的にどういうことをしていますか

京本大我さん:一年ほど前からテーマ曲の制作に当たらせていただきました。ミュージカルなのでアレンジものだったりも作品内で登場するので、全部で7曲近くの作詞・作曲をやらせていただきました。今は稽古に入ったので、どちらかというと出演側の立場。稽古をやりながら変更が出てくるので、例えば台本のちょっとした変更によって詞も影響が出たりとか、演出によって矛盾してくるところを直していったりとか。今は稽古しながら並行してやらせていただいています。もう稽古としてもブロック通しなども始まっているので、曲自体は完成しています」

ーー曲作りはどのくらいの期間で?

京本大我さん:「嘘みたいな話でいうのも恥ずかしいですが、滝沢君にメールでやりとりをしていたときに突然『音楽をやってみたら?』っていうお言葉をいただいて、『ぜひ担当したいです』って。僕が音楽を作るのが好きなので即答したら、『じゃあなるはやでテーマ曲をまず仕上げてほしい』ってオーダーをいただいて。僕はちょうどその時、お酒を嗜みながら一人で家にいたんですけど、遊び半分で今作ってみよう!って思って、メールをいただいた日の夜にピアノを触ってみたらいい感じのワンコーラスができたので、自分のピアノの弾き語りをボイスメモで取って(滝沢さんに)送らせていただいたら、これで行こう!っていうお言葉をいただいたので、音楽担当が決まった日にテーマ曲はできましたね。そこから、詩を書くっていう作業は台本が完成してからだったので、今年の春ごろから台本を読み込みながらやらせていただきました」

ーーほかのお三方はこの曲を聴いてどう思いました?

真彩希帆さん:「私は京本君が作った曲でデュエットをさせていただいたりするんですけど、京本大我さんの人柄というか、人が作り出すものは人の心が出るなと思うので、すごく美しい曲で。こういう曲を書く人なんだなっていうのが最初の印象。実際歌ってみると、ソロで歌うところとデュエットで歌うところと、また表情が違って。今作っている段階ではあるのでこれからお芝居を作り込めば作り込むほど、どういう風に変化していくのかすごく楽しみです」

新妻聖子さん:「いい曲ですよ。曲ごとにコンポーザーが違うのは初めて。こういうアプローチもあるんだって。これを一つの台本としてぎゅっとまとめていくのが役者の役割なのかなっていう新たな課題に直面しています」

内海光司さん:「バリエーション豊かな曲ばかり。王様をイメージした曲はロック調です。僕が感じたのは、彼はすごくロマンチストだなって。彼の持っている優しさとか透明感だったりが表れているなっていうのは感じた。これから通し稽古で聞いたらまた違うんだろうなって、楽しみにしています」

ーーどういうところががロマンチスト?

内海光司さん:佇まいっていうんですかね。繊細さ、みたいなところも含め。(京本さんは)シャイだと思うけど、お芝居になるとちゃんと目を見て芝居をするところを見ると、そういう芯はしっかりしているんだと感じます」
話を聞く京本大我さん
共演者同士の中の良さが伝わる場面も。特に京本さんと内海さんのやり取りは、会場に笑いを届けてくれました!
ーー内海さんと京本さんは今回が初共演ですよね?

内海光司さん:「はい。ですが、(京本)大我君が立っている舞台やステージは見させてもらったことがあります。キラキラしたアイドルだなって。」

ーー真彩さんは憧れの新妻さんとの初共演、いかがですか?

真彩希帆さん:「夢は叶うなぁと。しかもお母さん役ということが、自分の中ではミュージカルの世界を目指してからのご褒美をいただいてしまったなというか。お稽古場から歌声とかお芝居の作り方をこんなに間近で勉強させてもらえるんだなってところに胸がいっぱい。少しでも新妻さんから何かをいただいて。お母さんと娘なので、そこを自然につかめたらいいなって思います。今は見て、聞いて、研究している最中です」

ーー新妻さんはいかがですか?

新妻聖子さん:「真彩さんの真っすぐな目で見つめられると、『(私が)産んだのかな?』ってくらい愛おしくて。親子のシーンは私も気持ちが入ってしまって、先日の稽古では涙で歌えなくなってしまったくらいなんですけど、楽しく稽古をさせていただいています。」

ーー京本さんにとって内海お父さんはどうでした?

京本大我さん:「本格的にご一緒するのは初めて。稽古に入るまでどんな方だろうって緊張していたけど、現場を明るくしてくださります。後輩が2人出演しているんですけど、後輩たちにも休み時間になると気さくに話しかけてくださっている。そして何よりとてもおしゃれ。稽古着とか私服とかちょっとした小物アイテムもおしゃれです。内海さんがいなかったらとんでもないことになっていたんじゃないかなと思うので、とても助けられています」

内海光司さん:「今のところ太い字で書いて下さい!」

ーー内海さんは、京本政樹さんを意識しているところはありますか?

内海光司さん:「どうだろう(笑)。(京本大我さんと)共演するずっとずっと前に、京本(政樹)さんの舞台を見させていただいて、そのときに『うちの大我を頼むね』って言われたんですけど、接点もないし……って思っていたら、こうして時を超えて共演させてもらって、不思議な縁を感じます。政樹さん、名前を出しちゃってすみません!」


ーーミュージカルは滝沢さん演出としては初。その中で主演をできるということの気持ちを聞かせてください

京本大我さん:「『One! -the history of Tackey-』という舞台で滝沢君の少年期役を演じたのが初舞台だったというご縁もあり、そこから滝沢演舞場とか滝沢歌舞伎だったりに7年にわたり出演する機会をいただいて、そこでいろんなチャンスをもらった。舞台人としてもいろんな経験を積ませていただいたから『滝沢歌舞伎』には感謝しかない。『滝沢歌舞伎』は今Snow Manが引き継いでいますけど、僕もいつか恩返しできればっていう夢を描いていた中で、こんなに早く新橋演舞場で滝沢君が演出の舞台に立たせていただけるっていう機会をいただけたことが光栄なこと。今回の稽古場で、より滝沢君の信頼感というか、間違いなく導いてくださるっていう安心感のもとやらせてもらっていて。
どんどんこの作品の魅力だったり、これは間違いなく皆さんにキュンキュンしてもらえる作品だなっていう確信がしています」

ーー作詞作曲の作業は苦労していますか?わいてでてくる?

京本大我さん:「僕は期限を決めないとやれない人間。テーマ曲がすぐできたので調子に乗ってしまったというか、そこからの制作が滞ってたんですけど、ほかの曲やほかの歌詞は5月前後には仕上げてほしいって言われまして。グループとしてツアーをやらせていただいていたので、家だとどうしてもはかどらないから、ツアーに向かう道中とか。新幹線、飛行機の中で書こうと。移動中に歌詞を書き始めたけど、帰りにつく頃には3~4曲の詞が仕上げられたりして。自分としての言葉ではないからこそ、俯瞰的に歌詞を見られたりとか感情移入してのめり込んで書けたりして。書き始めるまでは腰が重かったけど、書き始めたらすらすらかけることもあって。僕にとってすごくいい経験でした」
笑いあり、感動あり、驚きあり。盛りだくさんの発表会見となりました!
『流星の音色』は8/2(木)から、新橋演舞場にて開幕となります! ぜひ楽しみにしていてくださいね♪

また、京本大我さんが出演週の『MORE』9月号は7/28(木)発売です。インタビューでは『流星の音色』についてじっくり語っているのでぜひ誌面でチェックしてください♡

『流星の音色』公演詳細

舞台『流星の音色』
舞台『流星の音色』

あらすじ

海の星の王子・リーパ(京本大我)は偉大な父・サルム(内海光司)より王位継承を告げられ、逃れられない運命と責任に不安を覚え葛藤していた。
一方、内気で気弱な山の星の王女・シルウァ(真彩希帆)もまた、歌で星の平和を守る使命を全うする自信がなく思い悩んでいた。彼女は恋にあこがれ、小説に描かれる燃えるような恋心を夢見ていた。しかし母・フローラ―リア(新妻聖子)から「幸せのためには甘い恋にあこがれてはいけない」と言い聞かされており、恋をすることをあきらめていただのだった。
そんなある時、いつものように恋愛小説を読んでいたシルウァの目の前に眩い光が満ち、遠く離れた星に住むリーパの歌声を耳にする。その歌声に合わせて、無意識に竪琴を弾き、声を合わせるシルウァ。互いの歌声と演奏に惹かれた二人は顔も知らぬまま会う約束を交わすが……。

公演スケジュール

@東京・新橋演舞場
8/2(火)~17(水)

@名古屋・御園座
8/21(日)~28(日)

@京都・京都四條 南座
8/31(水)~9/4(日)

@広島・広島文化学園 HBGホール
9/8(木)・9(金)
撮影/新谷真衣 文/MORE編集部