高杉真宙&関水渚インタビュー

10/14(金)にロードショーとなる映画『いつか、いつも……いつまでも。』。
主人公の俊英(としひで)を演じた高杉真宙さんと、ヒロインの亜子(あこ)を演じた関水渚さんにインタビューを実施しました!
現場で会話が途切れなかったというおふたり。仲よくなったきっかけから、自宅のお気に入り家具まで、さまざまなお話をうかがいました。
(右)高杉真宙、(左)関水渚
(右)たかすぎ・まひろ●1996年生まれ。今夏公開の『異動辞令は音楽隊!』(内田英治監督)やドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』など数多くの話題作に出演。バラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』にレギュラー出演中。今秋スタートのNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』、『PICU 小児集中治療室』への出演も決定。

(左)せきみず・なぎさ●1998年生まれ。「第40回ホリプロタレントスカウトキャラバン」のファイナリスト。映画『町田くんの世界』(石井裕也監督)で映画初主演を務め俳優デビュー。『八月は夜のバッティングセンターで。』では連続ドラマ初主演を務めた。

ふたりの距離を縮めたのは、あのアニメ!

「いつか、いつも……いつまでも。」のメインカット
©2022『いつか、いつも......いつまでも。』製作委員会
ーー高杉さんは今回座長という立場ですが、現場の雰囲気はいかがでしたか?

高杉「なるべく明るい雰囲気になるよう意識はしていました。でもそれは座長だからというわけではなく、どの現場でもコミュニケーションは大切にしています。今回は特に、関水さんとふたりきりのシーンが多かったですし、たくさん会話するようになりましたね」

関水「ずっとしゃべってたよね」

高杉「うん、ずーっとしゃべってた……もちろん“ここの芝居はどうしようか”っていう真面目な話ですよ⁉︎ 仕事中ですから! そんな真面目な話が、2割くらいで……(笑)」

関水「本当にそう、ほとんどふざけていたよね(笑)。でもたわいもない会話ができる関係性が築けたからこそ、お芝居についての真面目な話もしやすくなったと思います。高杉さんは年齢的にも芸歴的にももちろん先輩ですが、『敬語を使わなくていいよ』と言ってくださったり、たくさん話せたことで、ずっと笑顔でいられたし、役にも入りやすかったです」

ーー具体的に、おふたりの距離が縮まった出来事があったのでしょうか?

高杉「共通の趣味があったことは大きかったですね。僕はアニメを観るのが好きなのでその話をしたら、関水さんも『私も観てました!』って盛り上がったことがあって。『あそびあそばせ』からじゃない?」

関水「ああそうだ! ”なんで仲よくなったんだっけ?”ってずっと思い出せなかったの(笑)! 『あそびあそばせ』というアニメをお互い観ていたところから、私がおすすめの動画を教えたりして」

高杉「『ギャグマンガ日和』が好きだという話をしたら、YouTubeで“可哀想に!”というお名前でショートアニメをあげている方を教えてくれて。シュールでめちゃくちゃ面白いんですよ」

関水「可哀想なんだよね(笑)。そういう趣味というか、笑いのツボが同じだったことで距離は縮まりましたね」

ふたりがおすすめする“胸キュン”シーン、教えます!

ソファに座っている高杉真宙と関水渚
ーー今回の映画は“家”が大きなポイントになっていますよね。プライベートで、気に入っている家具など“おうちポイント”はありますか?

高杉「家具とかインテリアにまったくこだわりがなくて……。以前からずっとメインで使っていたテーブルがあるのですが、家に遊びに来た友人に『なんでサイドテーブルでご飯食べてるんだよ』と言われてしまったんですよね。たしかに、ライトと本とコップを置いたらいっぱいになるサイズで」

関水「それはしっかりサイドテーブルだね(笑)」

高杉「そうなの(笑)。でも『サイドテーブルって何⁉︎』っていうくらい知識もなくて、ずっとそれひとつで暮らしていました。でも、先日テレビ番組のお買い物ロケで買った大きなテーブルがこれから届く予定なので、今まで使っていたテーブルは今後サイドテーブルとして正しく使います!」

関水「私はハンガーラックかな。前に住んでいた部屋のクロゼットが小さくて、入りきらない服をかけるために使っていたんです。けっこう大きくて存在感が出てしまうので、引っ越しをしたら処分しようと思っていたんです。でも引っ越しのタイミングが悪くて、結局新居にも連れてきて……(笑)。その時に初めてキャスター付きだっていうことに気づいたんです! それからは洗い終わってハンガーにかけた洗濯物をそのラックにかけコロコロ転がしてベランダへ運ぶという、かけがえのない存在になりました!」

高杉「かけがえのない存在⁉︎ 処分されそうになっていたところからずいぶん返り咲いたね(笑)。あとキャスターの存在に気づくの遅くない?」

一同「(笑)」

ーー兄妹のように仲よしなおふたりですが、映画の中ではドキっとするシーンもありました。個人的な“胸キュン”シーンを教えてください。

関水「私は、高杉さん演じる俊さんが東京に行くシーン! 車に乗った俊さんを見送るんですが、ちょっとだけ叱られちゃうんです。でもお互い笑顔で。その叱り方にふたりの距離の近さを感じられるし、亜子(関水さんの役柄)として純粋にキュンとしましたね」

高杉「僕はタンポポのシーンですね。そこからふたりの“生活”が始まった気がしていて。お互いの気持ちをないがしろにせず、尊重しあっている感じが『なんかいいなぁ』と思います」

関水「わかるー! 家が変わっていくのもいいよね。詳しく話せないので、ぜひ映画館で胸キュンするかどうか確認していただきたいです!」

映画『いつか、いつも……いつまでも。』

いつか、いつも……いつまでも。ポスター画像
©2022『いつか、いつも......いつまでも。』製作委員会

“いつか”出会う大切な人と、“いつも”一緒にいられる日常、そんな幸せが“いつまでも”続くようにと願う……。海辺の小さな町で医師として働く主人公・俊英(高杉真宙)のもとに、ある日彼の憧れていた女性と“ソックリ”な亜子(関水渚)が現れる。胸ときめくも束の間、彼女の”こじらせ女子”っぷりに俊英の理想像はあっけなく砕けるが、図らずも亜子は俊英一家のもとで暮らすことに。
●2022年10月14日(金)より全国公開
配給:バンダイナムコフィルムワークス
映画『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』公式サイトはこちら
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撮影/細谷悠美 ヘア&メイク/堤紗也香(高杉さん分) 伴まどか(関水さん分) スタイリング/荒木大輔(高杉さん分) 後藤仁子(関水さん分) 取材・文/堀越美香子