【東京 銀座】シャネル・ネクサス・ホールで開催されるアートエキシビションをチェック!
中国の新進気鋭のアーティスト作品が展示されるエキシビション
5月22日(水)~7月15日(月)まで、銀座にあるシャネル・ネクサス・ホールにて、「Borrowed Landscapes フェイイ ウェン|パン カー 二人展」が開催されます。
この展示では、今注目を集める中国出身のアーティスト、フェイイ ウェン( Feiyi Wen )とパン カー
Peng Ke )の新作を紹介。ふたりとも、急激な経済成長をしていた1990 年代の中国で生まれ育ち、その後海外で学び、アーティストとしての活動を行っていること。どちらも写真に根ざした活動を展開していて、レンズを通した表現をベースにさまざまなメディアや技法を探求しています。
フェイイ ウェン Feiyi Wen
フェイイウェンはロンドン在住。2020 年にスレード美術学校で博士号を取得後、大英図書館でデジタイザーとして書籍をデジタル化する仕事を行いながら、自然や風景を主題に自身で撮影したイメージとときにはファウンドフォトをミックスし、作品として展開しています。
写真の中には中国の山水画のようだったり、まるで日本で撮影したような題材や構図がありますが、実際にはイギリスやウェールズで撮影したもの。写真の露出や現像技術、用紙や印刷の方法などの試行錯誤を重ねて制作された、新作 16 点を発表予定です。
1990年生まれ。英国ロンドン在住のビジュアルアーティスト、リサーチャー。主な活動は、写真、執筆 、本作り、 映像 、オブジェ・キャスティング、インスタレーション、サウンド・レコーディングなど。
テート・ブリテン、フォト・シャンハイ、北京国際写真ビエンナーレ、フォト・ロンドン、フォト・オックスフォード、Brighton Photo Fringe 、 Aperture Gallery など世界各地で作品を発表している。
パン カー Peng Ke
パン カーは2015 年にロードアイランド・スクール・オブ・デザインを卒業後、カリフォルニアで数年を過ごし、現在は、中国と北米を行き来しながら、アジアの近代化の過程や、集団から生み出される文化・歴史に長年注目しているアーティスト。創作を通して、急速な発展を遂げる地域で育まれる熱狂や嘆き、レジリエンス、そしてその土地と結びついた生活を検証しているそう。
最近では 2022 年に、 中国の出稼ぎ労働者の居住空間や、彼らの多くが住む「アーバン・ビレッジ(城中村)」(都市のなかに取り残された、労働者の密集居住エリア)を題材にした壁面の立体的なコラージュ《 Bay Windows (出窓)》をタイクン・コンテンポラリー で 発表しました。
この装飾的な窓は、彼らの生活、その内面的な側面や、夢とその挫折を想像させます。今回は、このシリーズの続編となる6点の新作を発表します。
1992年中国、湖南省生まれ。急速に都市化が進む 深圳 で育ち、現在は中国とアメリカを拠点に活動中。近年、『Grand City and Serendipitous Trésor』 Gallery Vacancy 、上海、 2021 )、 『Agoramaniac』 Jimei x Arles International Photography Festival 、 厦門、 2019 )、『Leaving Speed』 Lianzhou Museum of Photography 、2018 )などで展示を行う。
開催概要
展覧会名: 「Borrowed Landscapes フェイイ ウェン|パン カー 二人展」
会期: 2024/5/22(水)~7/15(月・祝)
開館時間: 11:00~19:00(最終入場 18:30)
入場無料・会期中無休・予約不要
会場: シャネル・ネクサス・ホール (中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階)
主催: シャネル合同会社
シャネル・ネクサス・ホールって?
シャネル銀座ビルディングの4Fにあるシャネル・ネクサス・ホールは今年で20周年。コンサートやエキシビションが開催されています。新たに北京のユーレンス現代美術センター(UCCA)のディレクター・フィリップ ティナリ氏をアドバイザーに迎え、写真を含む現代アートの新しい才能をサポート・紹介する活動を展開し、アートの可能性を広げています。
ぜひ銀座に出かけてみて!
世界中から注目されている二人の中国出身のアーティスト。
ぜひこのエキシビションをチェックしてみてくださいね。
©CHANEL