こんにちは!しんしんです! 今日は今年一番いい舞台を観てしまったかもしれません…! ひさしぶりに終盤からカーテンコールまで涙が止まらなかった作品。 冷めやらぬ興奮のままレポします!

タクフェス第7弾『流れ星』@サンシャイン劇場

タクフェス第7弾『流れ星』! 主演・脚本・演出は宅間孝行さん。 おひとりで三役こなすスタイルは、劇団《東京セレソンデラックス》時代から変わらず、ほんとにパワフル! 一見不良で生意気だけど、どこか憎めない、一途で、心根のあったかい男性をやらせたら右に出るものはいない!と思えるほど、宅間さんが演じるキャラクターはいつも魅力的で大好きです。

【シアレポ】笑って泣ける愛の物語『流れ星の画像_1

作り手としては、宅間さんは『花より男子』の脚本家さんとしても知られています。 花男はわたしたちモア世代にとっては、青春期真っ只中の大ヒット作品でしたよね♪

願いを叶えてくれる魔法使い、そしてタイムスリップな異次元ファンタジー?!

本作のオープニングは、冷え切った熟年夫婦の間に突然起こった夫の死から始まります。 2010年・東京のとある町の下宿。 夫の初七日を終えた主人公・夏子の前に、魔法使いを名乗る少女が現れ、願い事を4つ叶えてくれると言います。 夫との夫婦関係がうまくいかず、熟年離婚を考えていた夏子は、「あの頃に戻って人生やり直したい…!」と、夫と出会う前の昭和45年へタイムスリップして、当時好きだった大学の先生との恋を叶えようとするのでした。

あらすじだけ聞くと、なんだか現実味のないストーリーのように思いますが、宅間さん作品にお馴染みのキャラの濃い、ちょっとヘンテコで、魅力的で、愛に溢れた登場人物たちの力で、物語はとてもリアルに丁寧に描かれていきます。

《愛されてる実感》ってなんだろう?

夏子が劇中何度も呟くのが「愛されてる実感がなかった」という言葉。 目に見えない愛は伝えることも感じることも難しいものです。 長い時間を一緒に過ごせば自然とわかるものでもないし、「LOVE&PEACE」の一言で全てがうまくいくわけでもない。 愛の正解なんてどこにもないけれど、40年間抱えてきた寂しさや孤独を嘆く夏子に対し、第三者として見守る魔法使い・マリーがかけた言葉が、ひと筋の希望のようで、強く、深く、胸に差し込んでくるように感じました。

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この作品を観ながら、最近身近な人の言葉から気づかされたことを思い出しました。 愛は《想像力》だ、ということです。 相手の考えてること、好きなこと、嫌いなこと、やりたいこと、逃げたいこと、全てがわかるわけでないけど、相手の気持ちに寄り添って想像することで、心が近くなれる気がします。 お互いにそうすることが歩み寄ることにつながるのではないかと。 それでも、いくら想っていても、伝えなければわからないこともたくさんあるから、言葉で伝える。 人はいつだって、自分のことで精一杯になりがちです。想像力を働かせるには、それなりのエネルギーと意識が必要でしょう。 だからこそ、愛することは興味を持つこと、想像することにとても近いことだと思うのです。 そういう努力を惜しまない人に、わたしはなりたいなと思いました。

モアモデル飯豊まりえちゃん、舞台初出演!

もうひとつ、MORE読者として見逃せないのが、モアモデル飯豊まりえちゃんが出演しているということ! 開演前の前説でマイクを向けられた小学生の女の子も、「『花のち晴れ』のめぐりんに会いにきたの♡」と話していました。 ちびっこからも憧れられてるお姉さんなんですね♪

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こちらは、カーテンコールの撮影OKタイムでのひとコマ。 田中美佐子さんとまりえってぃの凸凹コンビがかわいくて、前半は大笑い、後半はぐっと涙を誘うおふたりのパワーが作品の魅力を高めているように感じます。 カテコでも楽しそうにお話ししていてほっこりしました♡

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ロビーでMORE編集部からの札も発見しました♡ まりえちゃん、千秋楽まで無事に完走できますように♡♡

愛する人に今すぐ愛を伝えたくなる!東京公演は11月24日まで

東京公演は11月24日まで、池袋サンシャイン劇場にて! まだまだチケットのある回もあるようです。 ご都合が合う方にはぜひぜひ観ていただきたい…!! 愛する人に、愛してるよって伝えたくなる作品です。 東京の後は、名古屋、大阪でもチャンスがありますよ♪

タクフェス『流れ星』の情報はこちらから!

最後までお読みくださりありがとうございます♡ *しんしん*