実は、マネー特集の最頻出ワードなのに、イマイチよくわかっていないその正体とは!?

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モチコ(以下、モ)  よく「金利のいい銀行に預金を」と言われますが、すみません! 金利そのものがフワッとしてます! 花輪先生(以下、花)  金利とは「お金の貸し借りに対する資金の使用料」のことで、日本銀行がお金の量や金利を調整しています。今、日本は超低金利時代にあると言われているんですよ。 モ) 超低金利! なんか響きだけはおトクな感じが……。 花) 金利は景気に直結していて、日銀が金利を引き下げると消費や企業の設備投資にお金が回りやすくなり、景気が上向きに。やがて徐々に物価が上がり、今度は景気がよくなりすぎると金利を上げて資金を回収。そうすると生活が厳しくなり不景気になるので、また金利を下げる……というループなんです。 モ) なぜ、“ちょうどいい”をキープできないんでしょうか。 花) 一般消費者のホンネですよね。しかし、金利は世界経済にも影響されるため、コントロールが難しいと言われています。 モ) でも、低金利なら、お金の借り時ってことですよね? 花) たしかに、住宅ローンの長期金利も低いですしね。ただ、同時に預金の金利も低いことをお忘れなく。現時点では、金利が低いうえ、5年や10年も引き出せない長期の定期預金はおすすめできません。まとまったお金は1 年以内の定期預金にし、金利の上昇に合わせて預け替えるのが賢い方法。そして、これからの景気の波を利用し、金利が上がりきって下がる直前に固定金利で長期の定期預金を組めばトクできますよ! モ) ネット“サーフィン”で各銀行の金利をチェックしなきゃ♪ 花輪陽子先生 はなわ・ようこ●ファイナンシャル・プランナー。執筆やテレビ出演など多方面で活躍中。『貯金ゼロ 借金200万円!ダメダメOLが資産1500万円を作るまで』など著書多数。
■http://yokohanawa.com
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