スタイリスト・高橋美帆さんのクローゼットのマイルール

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写真は実際の高橋さんのクローゼット全体図
朝、クローゼットの前で立ち尽くしてしまい、なかなかコーディネートが決まらない……。そんな経験、みなさんもきっとありますよね? 時間がない朝だからこそ、このタイムロスをどうにかしたい! スタイリストの高橋美帆さんは、自分なりのコーデを組むルールを持って、それに合わせたクローゼットを用意して工夫をしているそう。その秘訣を、のぞかせてもらいました。

「コーディネートはボトムから」でうまくいく

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高橋さんはボトムをボトム用ハンガーにかけて取り出しやすく、トーン別に並べて探しやすいように工夫。
「コーディネートはスタイリングの軸となるボトムから決めるのがマイルールです。ボトムは自分の中でのスタメンがある程度決まっている場合が多いと思うのですが、トップスはバリエーションが多く、上から決めようとすると初めから迷ってしまうケースが多発しませんか? ボトムのシルエットが決まれば、トップスとのバランスが絞られるので、おのずと選ぶトップスも限られるはず。この方法に変えてからコーディネートに迷う時間が格段に減りました」(高橋さん、以下同)

「カラー別」「同じテイストのアイテムは一緒に」が収納のキー

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ひとつのハンガーに、同じテイストのものをまとめて
「らくしてサマになるワントーンコーデを着ることが多いため、収納は色別に並べる工夫をしています。また限られたスペースに大量の服を収納しなければならないため……ひとつのハンガーに2枚重ねていることも(笑)。でも実はこれ、テイストが近いアイテムをあえて重ねているんです! なぜかというと、同じテイストでも微妙に違うデザインのアイテムを使いたい時、ちょっとした気分の変化に合わせて、『あ、やっぱりこっちのほうが今日はいいかも?』と着替えがスムーズになるから。この収納法のおかげで、新しいコーデのバリエーションの発見があったりと、ワードローブをよりうまく回せるようになりました」

アイテムごとに最適な収納ポイントを

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写真は長袖トップスの収納スペース
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こちらは半袖トップスの収納スペース

トップスは長袖、半袖とわけて収納。アイテム自体のボリュームに差があるので、一緒にすると高低差などが出てばらつきやすいため。半袖はコンパクトにまとめられる分、あまり詰め込みすぎると、取り出す際にごちゃつく原因に。高橋さんのようにある程度色別でわけて仕切りをつければ、混ざりにくくきれいに整頓された状態をキープしやすくなる効果が!
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アクセサリー類は見える収納を。無印良品の「重なるアクリルケース」に、「アクリルケース用 ベロア内箱仕切」をカスタマイズすれば、自分専用のアクセサリーボックスに!
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靴は使用頻度別に棚を分けているそう。よくはくものは自分がいちばん取りやすい位置に、あまりはかないけど下駄箱には入れておきたいものは上のほうに収納。衣替え時期に合わせ、靴も入れ替えれば下駄箱もスッキリ。

コーディネートのマイルールは、自分のライフスタイルに合わせて

「私の場合はボトムから決めるほうがコーデが決まりやすいですが、むしろボトムのほうが種類がたくさんある人、トップスのバリエーションがオフィスコーデ的に固まっている人などはトップスから決めるのも手です。どちらにせよ、バランスを意識するだけでコーディネートにかかる時間が少なくなるので、いちばん最初に選ぶアイテムを自分の中で決めておくと、時短につながると思います!」
アイディアがたくさん詰まった高橋さんの収納法を参考に、クローゼット整理はじめてみてはいかが?
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