渋谷の片隅で“トンネル女子”を見守り続ける林伸次さんの恋愛指南

SNSや雑誌連載などを通して、その恋愛哲学が話題になっているバーのマスター林さんが、モア世代(20代女子)ならではの恋のもやもやにお答え!
恋に疲れたり、引きずったり、臆病になったり……。今こそ、「恋のもやもやトンネル」を抜け出そう!
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Profile 林 伸次さん 
渋谷のワインバー『BAR BOSSA』の店主。20年以上にわたり、数多くの恋模様を見守り続ける。昨年、初の恋愛小説『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。』(幻冬舎)を発表

Q 新しい男性に出会ってもドキドキしない。いい人だけど運命の人じゃないのかも

A ドキドキしないのは年齢を重ねたから。同時にあなたの恋愛レベルが上がっている証拠です
「思い出してみてください。高校時代は彼と目が合っただけで舞い上がっていたのに、大人になった今は昔ほどドキドキしない……ということはありませんか? それは、年齢を重ねるのと同時に恋愛の経験値が上がった証でもあります。ドキドキしないから運命の人ではないと突っぱねるのではなく、自分に合う男性を冷静に見極められていることに誇りを持ってください。そのほうが、幸せな結婚相手にたどり着く可能性が高まりますよ」(林さん、以下同)

Q 彼氏いない歴=年齢です。どうしたらいいですか?

A 彼が欲しい人は、勇気を出してぶつかり稽古を。興味がないという人はそのままでもいいんです
「ある日突然、自分にぴったりの運命の人が現れる……と運任せにするのはおすすめしません。恋人が欲しいなら、いろんなタイプの男性に出会って堅実に経験を積むことが大切です。誰ともおつきあいに至らなかったのは、相性やタイミングが合う人がいなかっただけ。あきらめずに行動的かつ積極的になればきっと出会えるはず。一方で、恋愛に興味がわかない人は今すぐ無理に恋をしようとするのではなく、自分のペースで恋を探していけばいいのです」
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Q 自分が好きな人と自分のことを好きな人、どっちを選ぶのがいい?

A 彼に「オレが好きになった女性だからしかたない」と思わせたほうが幸せは続くかも
「一般的な恋愛論としてよく言われるのが、男性は本能的に追いかけたいタイプが多いということ。もちろん、女性の片想いから始まる恋もありますが、結婚相手としては確実に愛されていると実感できる相手を選んだほうが幸せかもしれません。僕の場合も結婚生活において選択に迫られた時、“自分が好きになった女性が言うなら素直に聞こう”と妻の意見に従ったりします。彼に“自分の愛情のほうが重い”と思わせるくらいがうまくいくコツかも(笑)」
取材・原文/海渡理恵 撮影/露木聡子 イラスト/エヒラナナエ ※モア世代(23~30歳)の女性100名にインターネットによるアンケート調査を実施