渋谷の片隅で“トンネル女子”を見守り続ける林伸次さんが、恋の悩みにアドバイス!

SNSや雑誌連載などを通して、その恋愛哲学が話題になっているバーのマスター林さんが、モア世代(20代女子)ならではの“恋のもやもや”にお答え。
恋に疲れたり、引きずったり、臆病になったり……。林さんのアドバイスをヒントに、今こそ「恋のもやもやトンネル」を抜け出そう!
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Profile 林 伸次さん
渋谷のワインバー『BAR BOSSA』の店主。20年以上にわたり、数多くの恋模様を見守り続ける。昨年、初の恋愛小説『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。』(幻冬舎)を発表

Q 気になっている彼の気持ちがわからず、時だけが過ぎていきます

A 相手が自分に気があるかを知りたいなら恋の3ステップを実践してみてください
「相手の気持ちを確認、または関係を進展させる3段階テクを伝授します。①意中の彼と食事した別れ際、『私、酔いざましにひと駅歩いて帰るね』とひと言。一緒に歩いてくれたら脈あり! 深い話ができたり、もう一杯飲む? という展開が待っていたりするはず。何度もデートしてるのに関係が進展しない相手には、②別れ際に『ハグしてもらっていいですか?』。その次は、③『なーんだ、キスもしてくれないんですか?』。鈍感な男性には、強めに攻めてよし!」(林さん、以下同)

Q 出会いがありません。いい方法はありますか?

A 趣味関係のコミュニティに参加して、“姫”になる作戦を決行すべし。そこに最良の出会いはあります
「ずばり、“出会いがない”は思い込み。素敵な男性は、隠れているだけでまだ残っています。そんな彼らと出会うための方法をふたつ伝授。ひとつめは、男性の知りあいに紹介をお願いすること。そして、紹介してもらった男性とは、お互いを深く知るためにも1対1で会いましょう。もうひとつは、趣味の集まりに“ひとりで”参加すること。男性の多いスポーツ関連のサークルなどに参加すれば、お姫様になったかのように男性が優しく教えてくれたりしますよ」
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Q 出会いはあるんだけど、恋の駆け引きに疲れてしまいました

A 「主導権は、私が握る!」そんな心意気でいれば恋愛疲れはしない
「これは一概には言えませんが、男性は好みのタイプの女性とデートするだけで楽しめるけれど、女性はデートするだけでなく相手からの好意を得られないと“自分のどこがいけないのか”と反省してしまうことが多いようです。“相手に好かれないといい女じゃない”という思い込みで心を消耗してしまう。もっと自分本位で恋をしてみて。恋愛関係にはならなくても好みの顔の男友達ができてラッキーくらいの自分本位の楽しみ方があってもいいんです」

Q デートする男性をひとりに絞れない。これっていけないことですか?

A いけないことなどありません。恋愛経験値を上げれば上げるほど、運命の人に出会う確率は高まります
「バーに来る人を見ていて感じるのは、幸せな結婚生活を送っている人の中には、若い時にたくさんの男性とデートしたりおつきあいした経験がある人が多くいるということ。それは、出会いの分母を増やすほど、本当に自分を幸せにしてくれる男性がどんな人なのか見極める力がつくから。20代のうちに思う存分恋愛しておいたほうが、年齢を重ねた時に不倫にハマってしまう可能性も軽減しますよ。自分が納得するまで恋愛経験値を上げてください」
取材・原文/海渡理恵 撮影/露木聡子 イラスト/エヒラナナエ ※モア世代(23~30歳)の女性100名にインターネットによるアンケート調査を実施