喜界島は、日本で5つ目の世界自然遺産に登録された奄美大島からわずか15分のフライトでアクセスできる鹿児島県の離島。鹿児島市と沖縄本島の間に連なる奄美群島内で最も北東部に位置しています。サンゴ礁が隆起してできた周囲48kmほどの島で、今もなんと年間約2㎜ずつ隆起をし続けているそう。

世界的にも類を見ない貴重な喜界島に、島好きライター矢野が奄美大島から日帰りで観光に行ってきました!

CONTENTS
  1. 喜界島へのアクセス方法! どんな島なの?
  2. 1:喜界空港から車で3分! 「スギラビーチ」でのんびりする
  3. 2:「荒木・中里遊歩道」を散歩する
  4. 3:「サトウキビ畑の一本道」で都会を忘れる
  5. 4:島屈指のパワースポット「巨大ガジュマル」にパワーをもらう
  6. 5:名前の由来はまさかの謎!「魔女の木」を眺める
  7. 6:居酒屋『十兵衛』で大満足ランチを食べる
  8. 7:『グローリーファーム』で、稀少な喜界馬と触れ合う
  9. 8:適当に車を走らせ、気になったところを散策してみる

喜界島へのアクセス方法! どんな島なの?

奄美群島。世界遺産・喜界島。景色

喜界島の展望スポット「テーバルバンタ」からの景色

喜界島は、奄美空港からわずか15分のフライトで(体感時間はリアル3分、飛んだらすぐに着陸)アクセスできる離島。奄美からはフェリーも出ていて、3時間ほどで上陸できます。

喜界島空港

喜界空港は郵便局のようなサイズ感で衝撃!

喜界島は、サンゴ礁でできている島。ビーチの美しさは折り紙つきです。色鮮やかな蝶が舞い、サトウキビ畑や巨大なガジュマルなど、奄美とはまた違った自然があふれています。白ごまの生産量が日本一なのも特徴。島内の観光はサイクリングもおすすめですが、限られた時間で多くのスポットをめぐるならやはりレンタカーが正解です。

日帰りでも満足!【喜界島でしたい8のこと】

1:喜界空港から車で3分! 「スギラビーチ」でのんびりする

喜界島(離島)、スギラビーチ

天然の入江を利用した喜界島最大の海水浴場「スギラビーチ」

「スギラビーチ」は、喜界空港から最も近い空港臨海公園の中にあるビーチ。約250mある真っ白な砂浜と、穏やかで透き通った青い海と空のコントラストがきれいすぎる! 夏だったら間違いなく飛び込んでいました。リーフに囲まれ潮の干満に関係なく海水浴を楽しむことができ、島屈指の夕陽スポットでもあるんです。砂浜に腰を下ろしてのんびりしちゃいましょう♪

喜界島、スギラビーチの木陰

2:「荒木・中里遊歩道」を散歩する

喜界島『荒木中里遊歩道』を歩く女性

奄美群島国立公園に指定されている「荒木・中里遊歩道」。スギラビーチから、ガジユマルで有名な荒木を結ぶ海岸に沿うように作られていて、全長は約2km。木でできた天然のトンネルを進んでいくと、眺めのよい高台が現れます。高台からは奄美大島を望め、1月~3月はホエールウォッチングのスポットでもあります。運よければクジラがジャンプする様子を見られちゃう!

喜界島、荒木中里遊歩道の高台へと続く階段

高台へ向かう階段。岩の間から見える青い海に癒されて

3:「サトウキビ畑の一本道」で都会を忘れる

奄美群島・喜界島「サトウキビ畑の一本道」

心ときめく一本道!

喜界空港から車で約20分の場所にある「サトウキビ畑の一本道」は、別名「東シナ海へと続く道」とも呼ばれ、観光客に人気のスポット。見渡す限り一面に広がるサトウキビ畑の中に、およそ2.5キロメートルの一本道があるんです!

4:島屈指のパワースポット「巨大ガジュマル」にパワーをもらう

喜界島の巨大ガジュマル

島屈指のパワースポットで、樹齢は100年を越えると推測されている「巨大ガジュマル」。ガジュマルとは、亜熱帯から熱帯地方に分布するクワ科イチジク属の常緑高木。島の南側、空港から車で約15分の手久津久集落で見られる「巨大なガジュマル」は、高さ17m、幹周り16m、枝張りの直径は42メートルと、まさに天を仰ぐ大きさ! 枝の間から差す木漏れ日も幻想的です。

喜界島、巨大ガジュマル。人物入り

不思議な力を感じられる場所

5:名前の由来はまさかの謎!「魔女の木」を眺める

喜界島「魔女の木」

周りの植物を巻き込みながら育った、インパクト大のガジュマル

空港から車で約17分。サトウキビ畑の隣に突如現れる、通称「魔女の木」。ガジュマルにソテツや海洋石灰岩が巻き込まれながら大きく育った不思議な木です。近づいて見てみると、植物のみなぎる生命力を感じます。なぜ「魔女の木」と呼ばれるようになったかは島に住む人の間でも謎なのだそうで、ちょっぴり不気味です。

  • 魔女の木
    住所:喜界町

6:居酒屋『十兵衛』で大満足ランチを食べる

居酒屋『十兵衛』で大満足ランチ

ランチ「茶わん蒸し付き島御膳」(¥2000)

ランチは、空港からすぐ、喜界島の中心街にある居酒屋『十兵衛』の「茶わん蒸し付き島御膳」がおすすめ! 喜界島近郊の海でとれた新鮮なお刺身や茶碗蒸し、軟らかな豚の角煮、天ぷら、自家製のジーマミー豆腐、もずくなど、おかずの豊富さが売り。ちょこちょこ色んなものを食べたい矢野にとっては嬉しすぎるメニューでした。

  • 十兵衛
    住所:喜界町湾445ー7

7:『グローリーファーム』で、稀少な喜界馬と触れ合う

喜界馬

人なつっこく、瞳が可愛い雌のグラッシー

喜界島唯一の牧場「グローリーファーム」には、日本原種の在来馬の1種と言われる稀少な小馬・喜界馬などが放牧されています。どこまでも続く緑豊かな牧場の風景は、奄美群島の中でも喜界島にしかない光景なのだそう。「グローリーファーム」は観光施設ではないものの、動物や自然に危害を加えなければ自由に見学OK。

  • グローリーファーム
    住所:喜界町伊実久1955

8:適当に車を走らせ、気になったところを散策してみる

奄美群島・喜界島、岩場のビーチ

たぶんもう二度と訪れられない場所での一枚

行きたいスポットを予定どおりにめぐるのもいいけれど、自由気ままの旅もいい♪ 適当に車や自転車を走らせ、気になったところで止まってその場所を散策するのも旅の醍醐味。思いもよらない絶景や、素敵な出会いがあるかもしれません。

ここでしか見られない景色に癒された喜界島

日帰りでも、ここでしか見られないいくつもの景色を見られておおよそ満足だった喜界島。サンゴでできた貴重な島は、島全体がパワースポットのように感じました。次回は島にある約30の宿泊施設のどこかに泊まって、もっとじっくり観光してみようと思った矢野なのでした。

喜界島公式サイト