【秋冬おすすめ西洋アート展6選】日本初公開作も!マティスや超人気作家の作品がずらり
MORE編集部
絶対見逃せないアートLIST「西洋アート展覧会」編
心を豊かにして、新しい感動をくれるアートイベントが多数開催予定! 観るべきポイントの解説も。秋冬に開催する西洋アート展覧会は、超人気作家のアートが観られる展示がこんなに! 日本初公開作もたくさんあるので、しっかりチェック。
1.「デイヴィッド・ホックニー展」
開催日:2023年7月15日〜11月5日
見どころ:カラフルな絵が観る喜びを教えてくれる
場所:@東京・東京都現代美術館
86歳を迎えてなおいっそう制作に打ち込む今を生きる画家の待望の大型個展
世界中で人気のイギリス生まれの革新的な現代画家デイヴィッド・ホックニーの個展。日本での大規模展示はなんと27年ぶり! 120点あまりの作品によってホックニーの世界を体感できるまたとない機会。幅約10m、高さ約3.5mの巨大な油彩画『春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年』の日本初公開も!
CHECK!
COVID-19によるロックダウン中にiPadで描かれた全長約90mの大作『ノルマンディーの12か月』も! iPadを駆使して仕上げられた絵巻物のような連続的な絵画に没入して。
goods
本展のために製作されたしゃれたグッズたち。トートバッグやポーチなど持ち歩けるアートも。展覧会場内の特別ショップで販売され、期間中に新商品も登場予定。訪れたら必ずチェックを
東京都現代美術館
住所/東京都江東区三好4の1の1
営業時間/10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日/月曜(祝日の場合は翌平日)
HP/https://www.mot-art-museum.jp/hockney
観覧料/大人¥2300
2.「ガウディとサグラダ・ファミリア展」
開催日:2023年9月30日〜12月3日
見どころ:ガウディの建築思想と造形原理を読み解く!
場所:@滋賀・佐川美術館
一度観たら忘れられないユニークな建築の神髄に迫る!
“未完の聖堂”と言われていたガウディの『サグラダ・ファミリア聖堂』の建設がいよいよ最終段階に! 100点以上の図面や模型、写真や資料を用いて、プロジェクトが持つ社会的意義や時代を超えて生き続けるガウディ建築の魅力を解剖!
CHECK!
聖堂の現在の姿を、最新映像を通して鑑賞可能。ドローン撮影で肉眼ではとらえられない景色が観られるのも◎。ステンドグラス越しの光が聖堂内を彩るムービーは圧巻!
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イラスト入りグッズやステンドグラスをイメージしたアクセも。
佐川美術館(WEB事前予約制)
住所/滋賀県守山市水保町北川2891
営業時間/9:30〜17:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日/月曜(祝日の場合は翌平日)、11月28日
巡回展:【愛知会場】@名古屋市美術館
会期:12月19日〜2024年3月10日
住所/愛知県名古屋市中区栄2の17の25[芸術と科学の杜・白川公園内]
営業時間/9:30〜17:00(2月23日を除く金曜は〜20:00)
休館日/月曜(1月8日、2月12日は開館)、12月29日〜1月3日、1月9日、2月13日
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HP/https://gaudi2023-24.jp/
観覧料/大人¥1300(滋賀会場) ●愛知会場は未定
3.「テート美術館展 光 ─ ターナー、印象派から現代へ」
開催日:2023年10月26日〜2024年1月14日
見どころ:「光」をテーマに作品を厳選
場所:@大阪・大阪中之島美術館 5階展示室
時代・地域・ジャンルの縛りなく、展示構成のセンスも抜群!
中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランドで話題となってきた世界巡回展のラストは大阪! 英国の『テート美術館』から、異なる時代や地域で制作された約120点の作品が集結。絵画、彫刻、インスタレーション、映像などの多様な作品から、さまざまなアーティストたちがどのように「光」の特性とその輝きに魅了されたのかを検証する。
CHECK!
約120点中、およそ100点が日本初出品! 『光と色彩(ゲーテの理論)──大洪水の翌朝──創世記を書くモーセ』も来日。光を用いた大型空間芸術作品も。芸術に思いきり浸れるはず♪
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図録だけでなく、展示絵画をモチーフにしたキュートなグッズが続々。
大阪中之島美術館 5階展示室
住所/大阪府大阪市北区中之島4の3の1
営業時間/10:00〜17:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日/月曜(1月8日は開館)、12月31日、1月1日
HP/https://tate2023.exhn.jp/
観覧料/大人¥2100
4.「マリー・ローランサン ─時代をうつす眼」
開催日:2023年12月9日〜2024年3月3日
見どころ:キュビスムを学んだ女性画家
場所:@東京・アーティゾン美術館
1920年代のパリで成功を収め、有名になったマリー・ローランサンの軌跡をたどる
20世紀前半に活躍した画家マリー・ローランサンは、パリのアカデミーで学び、第一次・第二次世界大戦中も筆を折らず、1956年に72歳で亡くなるまで、精力的に作品を制作し続けた。彼女が生きた激動の時代のムードを色濃く残すその画業を、関連画家たちの作品と比較しつつ、隠れた魅力を掘り下げる。
CHECK!
ココ・シャネルと同じ年に生まれたマリー・ローランサン。彼女の描く絵画はパステル調の淡い色調と優美なフォルムだけでなく、ファッションセンスも◎。おしゃれ好きなあなたは、ぜひそこにも注目して!
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マリー・ローランサンの優美な絵画が描かれたグッズやポストカードがそろい踏み。アクリルキーホルダーやマグネットも。お買い逃しなく!
アーティゾン美術館
住所/東京都中央区京橋1の7の2
営業時間/10:00〜18:00(2月23日を除く金曜は〜20:00)〈入館は閉館の30分前まで〉
休館日/月曜(1月8日、2月12日は開館)、12月28日〜1月3日、1月9日、2月13日
HP/https://www.artizon.museum/exhibition/detail/561
観覧料/日時指定予約制。ウェブ予約チケット大人¥1800、窓口販売チケット大人¥2000
5.「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」
開催日:2024年1月27日〜4月7日
見どころ:印象派の国際的広がりを肌で感じて
場所:@東京・東京都美術館
日本初公開の作品がほとんど!! 大西洋を渡った印象派にスポットを当てて
印象派の国際的な広がりを紹介。アメリカ・ボストン近郊に位置する『ウスター美術館』のコレクションを中心に、印象派誕生前夜から、モネやルノワールなどのフランス印象派とアメリカをはじめとする国外の印象派の受容と展開をたどる。海を越えて咲いたアメリカ印象派の素晴らしさに心躍らせて。
CHECK!
有名なモネの『睡蓮』もお目見え。アメリカ印象派をけん引したハッサムやカサットの作品も。カサットは女性が画家になることが難しかった時代に、道を切り開くべく奮闘した女性。彼女の絵からはパワーがもらえそう!
This exhibition was organized by the WORCESTER ART MUSEUM
東京都美術館
住所/東京都台東区上野公園8の36
営業時間/9:30〜17:30(金曜は〜20:00)〈入室は閉室の30分前まで〉
休館日/月曜(2月12日、3月11日、25日は開室)、2月13日
HP/https://worcester2024.jp
観覧料/未定
6.「マティス 自由なフォルム」
開催日:2024年2月14日〜5月27日
見どころ:鮮やかな作品をたっぷりと!
場所:@東京・国立新美術館
マティスの愛した手法「切り紙絵」を本格的に紹介するレアイベント
洗練されたフォルムで人々を魅了するマティスの作品。近年韓国雑貨から火がつき、若い世代を中心に再ブーム中! そのマティスが晩年たどり着いたのは、色を塗った紙をはさみで切り取り、紙に貼る「切り紙絵」。キャリアの絶頂期に編み出したその技法作を中心に、約150点を集めた、極めて貴重な展示。
CHECK!
切り紙絵作品の中でも最も巨大な部類である『花と果実』を日本初公開。約4m×8mの大作に圧倒されて! マティスがデザインしたヴァンスの礼拝堂の再現も。旅行気分も味わえる。
国立新美術館
住所/東京都港区六本木7の22の2
営業時間/10:00〜18:00(金・土曜は〜20:00)(入場は閉館の30分前まで)
休館日/火曜(4月30日は開館)
HP/https://matisse2024.jp
観覧料/未定
取材・原文/衛藤理絵 ●掲載されている情報は8月30日時点のものです。最新の情報は公式サイトにてご確認ください ※MORE2023年11月号掲載