東京から2時間以内で行けるアートスポット5選!群馬・千葉・埼玉のおすすめ施設
MORE編集部
東京から2時間以内のアートな小旅行、行き先リスト
グルメ、景色、ホテル、と旅の理由は数あれど、“アート”をひとつの目的にしてみたら……? 都心から気軽に行けるうえに知的好奇心を満たしてくれるアートスポットなら、休日がより有意義な時間になるはず。アートの街として進化を続ける群馬県・前橋市のアート施設から、広大な土地を生かした千葉県や埼玉県のミュージアムを紹介!
【1】群馬県(前橋市)
白井屋ホテルでホテルごとアートを楽しみ尽くす
東京から▶︎電車で約1時間30分|車で約2時間
クリエイター×希代の建築家がコラボ。コンテンポラリーアートに一日中触れる
創業300年の老舗ホテル『白井屋』を、建築家・藤本壮介が大胆にリノベーション。ローレンス・ウィナーの作品が外壁を飾る「ヘリテージタワー」と、旧河川の土手をイメージした「グリーンタワー」の2棟で構成されており、著名な作家のアートを館内の至る所に展示。またオールデイダイニングの吹き抜けには、レアンドロ・エルリッヒの作品を設置。メインダイニングのレストランは世界的美食ガイド「ゴ・エ・ミヨ2023」に掲載されている。
■白井屋ホテル
住所/群馬県前橋市本町2の2の15
電話/027-231-4618
HP/https://www.shiroiya.com/
料金/1泊1室2名利用時、1名あたり(朝食つき)¥24300〜
前橋エリアはほかにもおすすめスポットが!
まえばしガレリア
有名ギャラリーが勢ぞろい。アートの“今”を感じるならココ
2023年5月に誕生した、ギャラリーとレストラン、住居が一体化したアートレジデンス。1階はアート界を牽引するタカ・イシイギャラリー 前橋のほか、小山登美夫ギャラリー、MAKI Gallery、Art Office Shiobara、rin art associationによる展示を入れ替わりで楽しめる。日本でも有数のワインと、群馬の食文化を楽しめるフランス料理店『cépages』で、感性を刺激するひと皿を堪能して。
【 現在開催中の展覧会 】
「FOOD for THOUGHT」
生活に欠かせない「食」に関するグループ展。ジョルジュ・ブラック、五木田智央や森山大道らの「食」をとらえた作品をはじめ、奈良美智などの所属人気作家のお気に入りレシピも展示。●開催中〜11月12日(日)まで、『タカ・イシイギャラリー 前橋』にて開催中
■まえばしガレリア
住所/群馬県前橋市千代田町5の9の1
営業時間/11:00〜19:00
休業日/月・火曜、祝日
HP/https://www.towndevelop.jp/
アーツ前橋
気軽にアートに触れられる街中のミュージアム
商業施設を改修してできた『アーツ前橋』は、近現代美術を中心に収蔵。芸術に関する図書を閲覧できるスペースや、自家焙煎のコーヒーを楽しめる『ROBSON COFFEE』も併設。10月14日からは、前橋の街全体に、蜷川実花やスプツニ子!らの多彩なアート作品を展示する、アーツ前橋開館10周年記念展『ニュー・ホライズン-歴史から未来へ』を開催。
■アーツ前橋
住所/群馬県前橋市千代田町5の1の16
電話/027-230-1144
営業時間/10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日/水曜
HP/https://www.artsmaebashi.jp/
【2】千葉県(市原市)
市原湖畔美術館で写真映えな小旅行へ
東京から▶︎電車で約2時間|車で約1時間
自然に囲まれた館内に点在する遊び心あふれる現代アートを探索
高滝湖を望む『市原湖畔美術館』。絶好のロケーションを生かして、屋外にもフォトジェニックな現代アート作品を展示。『アコンチ・スタジオ』による銀色のチューブを用いた「MUSEUM-STAIRS/ROOF OF NEEDLES & PINS」は必見。湖に面するレストランでは、房総の食材で作る窯焼きピッツァを堪能できるほか、毎月第4土曜は芝生広場でマルシェを開催。
【 現在開催中の展覧会 】
「青木野枝『光の柱』」
鉄を生かした独創的な作品を作りだす彫刻家・青木野枝の作品が一堂に。まるで有機体のような鉄の作品たちが、美術館を囲む里山の自然と呼応する唯一無二の空間を体感して。●10月14日(土)〜2024年1月14日(日)まで
■市原湖畔美術館
住所/千葉県市原市不入75の1
電話/0436-98-1525
営業時間/10:00〜17:00(土曜・祝前日9:30〜19:00、日曜・祝日9:30〜18:00)〈入館は閉館の30分前まで〉
休館日/月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始
HP/https://lsm-ichihara.jp
入館料/展覧会により異なるため公式サイトで確認を
【2】埼玉県(所沢市)
角川武蔵野ミュージアムで一日エンタメを浴びる
東京から▶︎電車で約1時間15分|車で約45分
異世界との出合いが待っている“知”のワンダーランドで好奇心を刺激する
隈研吾がデザイン監修した、2万枚の花こう岩でおおった外観が存在感を放つ『角川武蔵野ミュージアム』。館長の松岡正剛監修の9つのテーマ別に書物を配架した「ブックストリート」や、高さ約8mもある巨大な書架に囲まれた「本棚劇場」は圧巻。「本棚劇場」では「KADOKAWA」の刊行物や個人蔵書など約2万冊を配架し、本をテーマにしたプロジェクションマッピングも上映されるなど、知的好奇心をくすぐられるエリアが満載。
【 現在開催中の展覧会 】
「体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春」
世界で最も有名な王のひとり、ツタンカーメンを深掘り。約130点のスーパーレプリカと映像を通し、彼がどのように生き、何を考えていたかに迫る。●開催中〜11月20日(月)まで
■角川武蔵野ミュージアム
住所/埼玉県所沢市東所沢和田3の31の3
電話/0570-017-396(10:00〜17:00)
営業時間/10:00〜18:00(金・土曜10:00〜21:00)〈入場は閉館の30分前まで〉
休館日/第1・第3・第5火曜(祝日の場合は翌日)
HP/https://kadcul.com/
料金/大人1DAYパスポート¥3000〜(そのほか企画展による)
取材・原文/海渡理恵 ※MORE2023年11月号掲載