【東京】アーティゾン美術館にて、モネやマティスの作品も並ぶ「空間と作品」展が始まります!
ライター
菅原 麻葉
生まれた背景を想像・体感しながら、アート鑑賞しませんか?
東京都京橋にあるアーティゾン美術館は、 2024年7月27日(土)〜10月14日(月・祝)までの期間、「空間と作品」展を開催します。
美術館の展示室に整然とならぶ美術品、それらは、今日誰もが鑑賞することのできる公共的なものとなっています。ですが、その美術品が生まれた時のことを振り返ると、それは邸宅の建具として作られたり、プライベートな部屋を飾るためにえがかれたりと、それを所有する人との関係によって生み出されたものであることが分かります。
また、時を経る間に、何人もの手を渡り、受け継がれてきたものもあります。この展覧会で、モネ、セザンヌ、藤田嗣治、岸田劉生、琳派による作品や抽象絵画まで、古今東西、様々な分野の作品からなる石橋財団コレクション約130点によって、美術品がどのような状況で生まれ、どのように扱われ、受け継いでこられたのか、その時々の場を想像し体感してみませんか?
「空間と作品」展の見どころは?
1.空間演出
本展のテーマは、美術品が在ったその時々の場を想像し、体感してみること。来場者が、自身でイメージを膨らませることができるよう、展示空間を演出します。江戸時代の人たちはこのように襖絵を見ていたのでは、という照明を照明家の豊久将三氏に、自分だったらこんな美術品に囲まれてリビングでくつろぎたい、という夢想空間をインテリアスタイリストの石井佳苗氏が形作ります。
2.3タイプの鑑賞方法
今回の展示では、当館の前身であるブリヂストン美術館時代から築き上げてきた貴重な学芸資料を見ることができます。会場限定で、QRコードをスマホで読み込むと、資料にアクセスできます。また、会場では作品のひと言解説を付ける他、スマホに当館のオリジナルアプリをダウンロードすると無料の音声ガイドも楽しめます。
3.様々な初公開作品
本展は3フロアすべてをコレクションで埋め尽くす、バラエティ豊かな作品展示です。収蔵作品はもちろんのこと、アーティゾン美術館で初公開となる作品もお披露目。ミニマリズムの画家として知られるロバート・ライマンの大型作品や、イタリアのデザイン界を代表するエットレ・ソットサスの家具に、豊臣秀吉の書翰(しょかん)など、おなじみの名品だけではない石橋財団コレクションの一面も目にすることができます。
「空間と作品」 開催概要
会期 2024年7月27日(土)〜2024年10月14日(月・祝)
月曜日(8月12日、9月16日、9月23日、10月14日は開館)、8月13日、9月17日、9月24日
会場 アーティゾン美術館
住所 104-0031 東京都中央区京橋1-7-2
時間 10:00〜18:00(毎週金曜日は20:00まで)*入館は閉館の30分前まで
観覧料
日時指定予約制(2024年5月28日[火]よりウェブ予約開始)
ウェブ予約チケット1,200円、窓口販売チケット1,500円、学生無料(要ウェブ予約)
*予約枠に空きがあれば、美術館窓口でもチケットをご購入できます。
*中学生以下の方はウェブ予約不要です。
1987年生まれ。OLで雑誌編集を行う傍ら、ファッション、美容、お出かけ系などのライター業も。ファッション初心者ゆえ、安い・着やすい・コーデしやすいアイテムに目が行きがち。身長162cm、ブルベ冬・骨格ストレート寄りらしい。インスタグラムは愛猫と食べログ3.5以上のお店巡りが多め