【大阪】人間の不思議な表現行為を見つめる展覧会「くりかえしとつみかさね2」を開催
ライター
菅原 麻葉
大阪府所蔵のアートコレクションと現代作家との競演
大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]では、大阪府所蔵のコレクションの魅力をより多くの人々に広めるべく、企画展「くりかえしとつみかさね2 大阪府20世紀美術コレクションと現代作家たち」を開催します。
昨年開催した同名の展覧会は、大阪府20世紀美術コレクションのなかから作家の行為や思考の痕跡が目に見える作品をピックアップして紹介するものでした。集めることやつみ重ねること、繰り返しの行為などは、人間が根源的にもつ創作のよろこびのあらわれであるとも言えます。第2弾となる本展では、「センス・オブ・ワンダー」をテーマに、大阪府20世紀美術コレクション作品に加え、大阪府委託事業capaciousの協力のもと、大阪府下で活動する5人の現代作家の作品をあわせて展示します。
アメリカの作家であり環境活動家、海洋学者でもあるレイチェル・カーソン(1907〜1964)は、晩年に出版を企画していた短編「センス・オブ・ワンダー」の中で、自然のなかで未知のものと出会ったときのよろこびや、生命の不思議を感じて驚嘆する感性を「センス・オブ・ワンダー(=不思議を感じ取る感性)」という言葉であらわしました。人間の営みとしての創造行為や表現活動のなかにも、わたしたちの「センス・オブ・ワンダー」を刺激する作品は多く見られます。
この展覧会を通して、私たちはこの感性を取り戻し、人間の不思議な表現行為について考えることができるでしょう。
期間中、ライブ・ドローイングも見られる!
出展作家によるドローイング・パフォーマンス。躍動感あふれる創作の現場は圧巻です。
出演:黒田勝利氏
日時:9月22日(日)14:00〜15:30(予定)
会場:4F ルーム1
詳細は、enoco HPにてお知らせします。
「くりかえしとつみかさね2 大阪府20世紀美術コレクションと現代作家たち」概要
会 期|2024年9月13日(金)〜10月19日(土)※月曜休館
時 間|10:00〜18:00
会 場|大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]4Fルーム1
入場料|無料
1987年生まれ。OLで雑誌編集を行う傍ら、ファッション、美容、お出かけ系などのライター業も。ファッション初心者ゆえ、安い・着やすい・コーデしやすいアイテムに目が行きがち。身長162cm、ブルベ冬・骨格ストレート寄りらしい。インスタグラムは愛猫と食べログ3.5以上のお店巡りが多め