国立新美術館にて、開館以来初のパフォーマンス・アーティストの個展

荒川医《メガどうぞご自由にお描きください》2021年、テート・モダン、ロンドン Photo: Rikard Österlund Courtesy of the artist and Tate Modern, London  Ei Arakawa, “Mega Please Draw Freely”, 2021, Tate Modern, London Photo: Rikard Österlund Courtesy of the artist and Tate Modern, London

荒川医《メガどうぞご自由にお描きください》2021年、テート・モダン、ロンドン
Photo: Rikard Österlund
Courtesy of the artist and Tate Modern, London

Ei Arakawa, “Mega Please Draw Freely”, 2021, Tate Modern, London
Photo: Rikard Österlund
Courtesy of the artist and Tate Modern, London

本展は、2000年代から国際展や美術館でパフォーマンス・アートを発表してきた米国在住のアーティスト、荒川ナッシュ医(あらかわなっしゅ・えい)のアジア地域においては初めての美術館での個展です。「Paintings Are Popstars」をタイトルとし、一作家の個展でありながら、荒川ナッシュに協力する20数名の画家による絵画が会場内に「登場」します。それぞれの絵画を存在感のあるポップスターと見做し、荒川ナッシュはその絵画のアティテュード(姿勢)から発案された協働パフォーマンスを発表します。

荒川医《メガどうぞご自由にお描きください》2021年、テート・モダン、ロンドン Photo: Rikard Österlund Courtesy of the artist and Tate Modern, London  Ei Arakawa, ”Mega Please Draw Freely”, 2021, Tate Modern, London Photo: Rikard Österlund Courtesy of the artist and Tate Modern, London

荒川医《メガどうぞご自由にお描きください》2021年、テート・モダン、ロンドン
Photo: Rikard Österlund
Courtesy of the artist and Tate Modern, London

Ei Arakawa, ”Mega Please Draw Freely”, 2021, Tate Modern, London
Photo: Rikard Österlund
Courtesy of the artist and Tate Modern, London

2021年にロンドンのテート・モダンで発表された、美術館の床に来館者が自由に絵を描ける参加型の作品《メガどうぞご自由にお描きください》から始まり、アート活動と子育ての両立にまつわる絵画の空間、絵具をトリートメントとして使うクィアな美容アクション映像、都市と色のスペクトラムに関する作品、絵画たちが交互に歌うかのような空間、20世紀の戦争や移民画家の歴史と国立新美術館の空間を結ぶ作品、福島やドイツの空を飛ぶ凧絵画、そして絵画が哲学を語りかけるクラブのような空間などが続きます。

荒川医《ネメシス・ペインティング(猫なで声のパフォーマンス!)》2022年、デビッド・ズワーナー、ニューヨーク Photo: Santiago Felipe Courtesy of the artist and David Zwirner, New York  Ei Arakawa, “NEMESIS PAINTING (PURR … formance!)”, 2022, David Zwirner, New York Photo: Santiago Felipe Courtesy of the artist and David Zwirner, New York

荒川医《ネメシス・ペインティング(猫なで声のパフォーマンス!)》2022年、デビッド・ズワーナー、ニューヨーク
Photo: Santiago Felipe
Courtesy of the artist and David Zwirner, New York

Ei Arakawa, “NEMESIS PAINTING (PURR … formance!)”, 2022, David Zwirner, New York
Photo: Santiago Felipe
Courtesy of the artist and David Zwirner, New York

子供、絵画、歴史、音楽、身体、会話、そしてユーモアがアンバランスに作用しあう荒川ナッシュの展覧会。国立新美術館の天井高8m、床面積2,000m2の空間で、荒川ナッシュとその協働者によるライブ・パフォーマンスが定期的に開催されます。さらに、「新美に来る観客と出会いたい」という荒川ナッシュは、「短くも親密な」展覧会ツアーも企画しています。

荒川医《See Weeds》2011年、レ・ザバトワール、トゥールーズ Photo: Marc Boyer Courtesy of the artist and Les Abattoirs, Toulouse  Ei Arakawa, ”See Weeds”, 2011, Les Abattoirs, Toulouse Photo: Marc Boyer Courtesy of the artist and Les Abattoirs, Toulouse

荒川医《See Weeds》2011年、レ・ザバトワール、トゥールーズ
Photo: Marc Boyer
Courtesy of the artist and Les Abattoirs, Toulouse

Ei Arakawa, ”See Weeds”, 2011, Les Abattoirs, Toulouse
Photo: Marc Boyer
Courtesy of the artist and Les Abattoirs, Toulouse

本展には、ミヨコ・イトウ、桂ゆき、河原温、国吉康雄、丸木俊(赤松俊子)、アンリ・マティス、ルイス・ニシザワ、白髪富士子、田中敦子、吉原治良、などの20世紀の画家から、ケルスティン・ブレチュ、レイディ・チャーチマン、ニコール・アイゼンマン、ユタ・クータ、南川史門、オスカー・ムリーリョ、シルケ・オットー=ナップ、ローラ・オーエンズ、ゲラ・パタシュリ、セス・プライス、トレバー・シミズ、エイミー・シルマン、八重樫ゆいなどの現代の画家の作品が展示されます。また映像作家の斎藤玲児、デザイナーの森大志郎も、本展に参加します。

荒川医《Cologne of the Maghreb (Bodyphilia Song)》2016年、ルートヴィヒ美術館、ケルン Photo: Mike Schlömer Courtesy of the artist and Museum Ludwig, Cologne  Ei Arakawa, ”Cologne of the Maghreb (Bodyphilia Song)”, 2016, Museum Ludwig, Cologne Photo: Mike Schlömer Courtesy of the artist and Museum Ludwig, Cologne

荒川医《Fortune (ギュスターヴ・クールベ「こんにちはクールベさん」1854年)》2019年、ファーブル美術館、モンペリエ
Photo: Marc Domage
Courtesy of the artist and Fabre Museum, Montpellier

Ei Arakawa, ”Fortune (Gustave Courbet, La rencontre, 1854)”, 2019, Fabre Museum, Montpellier
Photo: Marc Domage
Courtesy of the artist and Fabre Museum, Montpellier

「荒川ナッシュ医 ペインティングス・アー・ポップスターズ」 開催概要

「Paintings Are Popstars」 開催概要

会期:2024年10月30日(水)〜2024年12月16日(月)
会場:国立新美術館
住所:106-8558 東京都港区六本木7丁目22-2
展示室:国立新美術館 企画展示室2E
時間:10:00〜18:00
※毎週金・土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
休館日:毎週火曜日
観覧料:無料
TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル)

「荒川ナッシュ医 ペインティングス・アー・ポップスターズ 」については美術館の詳細ページをチェック!