【大阪万博】事前予約なしで行く！ おすすめパビリオン＆楽しく回るコツ
エディター＆ライター
オキシマガジン（沖島 麻美）
2025年10月13日（月・祝）まで半年間にわたり大阪・夢洲（ゆめしま）にて開催中の大阪•関西万博2025（EXPO2025）。158の国・地域・国際機関が参加し、最新技術や独自の文化を発信しています。「パビリオンやイベントの事前予約がややこしい」ともっぱらの噂ではありますが、実は予約なしでもOKパビリオンやイベントが盛りだくさんなのです！ 本記事では、そんな“予約なし勢”が1日で万博を満喫するためのおすすめの回り方やコツを伝授します（2025年4月18日更新）。
- 事前予約なしで、楽しみつくすための3大ルール
- おすすめ入場方法：シャトルバスやタクシーで西ゲートから
- おすすめの回り方：「イタリアパビリオン」で国宝級の美術品を鑑賞
- おすすめの回り方：「中国パビリオン」で最先端技術を堪能
- おすすめの回り方：「アメリカパビリオン」で宇宙旅行を疑似体験
- おすすめの回り方：「スイスパビリオン」のハイジカフェでランチ
- おすすめの回り方：気になるパビリオンに飛び入り鑑賞！
- おすすめの回り方：コモンズA〜F各パビリオンで未知の国を体験
- おすすめの回り方：「アオと夜の虹のパレード」を事前予約なしで鑑賞
- ライトアップされたパビリオン群を眺めながら帰路へ
- 大阪•関西万博2025会場を予約なしで回ったリアルな感想
- 事前予約して、確実にパビリオンを見たい場合
- 大阪•関西万博2025（EXPO 2025）概要
事前予約なしで、楽しみつくすための3大ルール
- 西ゲート経由（シャトルバスやタクシーなど）で入場する
- 平日の午前9時に入場予約し、夜まで滞在するスケジュールを組む
- 午前中に人気海外パビリオンを制覇し、午後からはゆっくり散策
西ゲート広場にある案内図。会場の1/4でこの密度です。右手に見える赤い球体のパビリオンはよしもと waraii myraii館
会場は約155ha（東京ドーム約33個分）と広大なうえ、国内パビリオン27棟のほか、海外129の国と地域のパビリオンがあり、たった1回の訪問ですべてを回り切るのは無理！ 会期中の半年間、毎日通いつめてもすべてを体験することは難しいほどの大ボリューム＆濃密コンテンツが待っています。 したがって本記事では、開幕直前に開催されたプレス向けメディアデー（晴天）および開幕初日の4月13日（日・暴風雨）に参加した筆者が「これは見ておきたい・体験しておきたい・食べておきたい・買っておきたい」と感じたイチ推しコンテンツに絞り、パビリオンやイベントの事前予約なしでも効率よく楽しむための鉄板ルートをご提案。ぜひ参考にしてみてくださいね。
チケットだけは平日の9時入場を事前予約！
大阪•関西万博2025最大の見どころである各パビリオンは、大勢のゲストが殺到する土・日・祝は事前予約者が優先＆長蛇の列発生が予想されます。予約なしでもあまり並ばずに楽しみたいなら、平日の9時入場のチケットを事前予約して。
おすすめ入場方法：シャトルバスやタクシーで西ゲートから
JRゆめ咲線 桜島駅に隣接する桜島駅バスターミナルと、万博会場西ゲート 夢洲第1交通ターミナル間を運行するシャトルバス。運賃は片道￥350（大人・小児同額）・1日322便・所要時間約15分・往路運行時間8時10分〜20時・復路運行時間11時半〜23時10分
万博会場への入場ルートは、Osaka Metro中央線の夢洲駅から来る東ゲート経由と、シャトルバスやタクシーが発着する夢洲第1交通ターミナルから来る西ゲート経由の2パターン。開幕直後現在、東ゲート経由だと入場まで約1時間半ほどかかる可能性が高く、西ゲートのほうが比較的短時間で入場できるもよう！ JRゆめ咲線 桜島駅から発着しているシャトルバスなら事前予約不要で乗れるので、ぜひ活用して。
大阪•関西万博2025の西ゲート広場でゲストをお出迎えするミャクミャク像。東ゲートとポーズが違います
そして予約なしで回る場合、テーマはズバリ「世界旅行」！ 世界最大級の木造建築物にして本万博のシンボルである大屋根リングの中にある海外パビリオンを重点的に周遊します。
おすすめの回り方：「イタリアパビリオン」で国宝級の美術品を鑑賞
- 所要時間：待機10分＋観覧30分＝合計約40分（目安）
- 事前予約：なし（自由入館）
- 料金：無料（入場料に含まれています）
- 最大の見どころ：彫刻「ファルネーゼのアトラス」・絵画「キリストの埋葬」
建築家マリオ・キュシネラ氏が手がけたイタリア共和国のパビリオン。エントランスには木製の大型劇場が設置されており、不定期でステージパフォーマンスも開催される
イタリア共和国パビリオンは、ローマが世界に誇る人気の観光スポット・コロッセオやパンテオンをモチーフとしたファサードが特徴。“芸術は生命を再生する”がコンセプトで、本来であれば門外不出の国宝級美術品が万博のために特別来日中です。
（左）ギリシャ神話の神アトラスが体を丸めて天球儀を肩に担ぐ姿の像「ファルネーゼのアトラス」が日本初公開・（右）イタリアパビリオン内に設置されたバチカンパビリオンでは、愛・献身・信仰の変革の象徴となったカラヴァッジョの名作「キリストの埋葬」を展示
【イタリア共和国パビリオン 概要】
開館時間／9時半〜20時半
入館方法／自由入館
おすすめの回り方：「中国パビリオン」で最先端技術を堪能
- 所要時間／待機10分＋観覧40分＝合計約50分（目安）
- 事前予約／なし（自由入館）
- 料金／無料（入場料に含まれています）
- 最大の見どころ／日中交流の歴史・ロボットによるおもてなし
古代中国の書物・竹簡（ちくかん）をモチーフに、金文・篆書（てんしょ）・隷書（れいしょ）・行書・楷書の5つの書体を用いた漢詩などからピックアップされた119の文が刻まれている圧巻のファサード ©️中国国際貿易促進委員会（CCPIT）
中国のパビリオンは、約3870平方メートルの敷地面積は海外パビリオン勢のなかでも最大級。中国古代の書物である竹簡（ちくかん）をモチーフとした柱がズラリと並べられたファサードが壮観！ “自然と共に生きるコミュニティの構築ーグリーン発展の未来社会ー”をテーマに、“自然と人は一体である”という中国古来の思想と、先進的アートや最先端の技術を融合させたさまざまな空間展示が楽しめます。
株式会社GA Roboticsのパートナー・UBTECH社の商用版ヒューマノイドロボット「Walker C」 ©️中国国際貿易促進委員会（CCPIT）
タイミングがよければ、ヒューマノイドロボット「Walker C」がゲストをアテンドしてくれます。スタスタとなめらかに二足歩行しながら知的なガイドサービスを提供してくれる「Walker C」に、世界最先端レベルを誇る中国の高度な技術力をひしひしと感じて目がまんまるになります！ ほかにも、日中交流の歴史の最初の懸け橋となった名僧・鑑真（がんじん）ら著名人の彫刻や、無人月面探査機・嫦娥（じょうが）6号が2024に世界で初めて採取した月の裏側の砂のサンプル＆嫦娥5号が2020年に採取した月の表側の砂の比較展示など、本来ならば門外不出の至宝が公開されています。
【中華人民共和国パビリオン 概要】
開館時間／9時〜21時
入館方法／自由入館
おすすめの回り方：「アメリカパビリオン」で宇宙旅行を疑似体験
- 所要時間／待機20分＋観覧30分＝合計約50分（目安）
- 事前予約／なし（自由入館）
- 料金／無料（入場料に含まれています）
- 最大の見どころ／ロケット打ち上げ疑似体験・帰ってきた月の石
木造の三角形の建物2棟からなるアメリカパビリオン外観。大きなキューブを挟むように設置された高さ約9.5mの巨大スクリーンには、アメリカ各地の象徴的な風景や文化映像がダイナミックに映し出され、間の空間は“映像の峡谷”とよばれていました
中国パビリオンのご近所には、絶賛大調整中のアメリカパビリオンが運営中。せっかくの機会なので、ぜひふたつの大国のパビリオンを見比べてみていただきたいのです！ アメリカパビリオンでは、テクノロジー・宇宙開発・教育・文化・起業家精神の5テーマをクローズアップした没入型展示エリアを設置。4月13日（日）の開幕日にはなんと10000人以上が訪れたという超人気パビリオンのひとつなので、午前中でまだゲストが少ない時間帯に早めに訪れておくのが◎。
（左）NASAロケット打ち上げの再現映像を大型LEDと音響で体感・（右）1972年12月のアポロ17号によるミッションで、NASAの宇宙飛行士ハリソン・シュミット氏が採取した「70035,41」。約37億年前の玄武岩なのだそう
必見は、人類史上最高の大冒険ともいえる宇宙開発に関する展示。スペースシャトルの打ち上げ風景をなんと噴射口の下から疑似体験できる大迫力の没入型展示や、「月の石」を展示した1970年大阪万博に続き、1972年12月にアポロ17号が月から採取した118グラムの月のサンプル「70035,41」が見られます。NASAが推進中のアルテミス計画による初の月面長期滞在の実現や、人類初の火星探査への下準備など、アメリカがリーダーシップを発揮してきた宇宙探査の未来を知るきっかけとなるはず。
【アメリカ合衆国パビリオン 概要】
開館時間／9時〜22時（最終入館21時）
入館方法／自由入館
おすすめの回り方：「スイスパビリオン」のハイジカフェでランチ
- 所要時間／待機20分＋食事60分＝合計約80分（目安）
- 事前予約／なし（自由入館）
- 予算／おひとりさま￥5000〜￥10000程度
- 賞味すべきもの／ラクレットチーズ・モクテル・スイスワイン
スイスパビリオンを構築する球体は非常に軽い膜でできていて、これまで建設してきた万博パビリオンで最軽量なのだとか。
人気パビリオンを3つ制覇し、そろそろお腹が空いてきたころでは？ レストランやカフェが併設されている海外パビリオンでランチをしましょう。おすすめはスイスパビリオンに併設されている「ハイジカフェ」で、ウォータープラザを眺めながらのランチタイムです。左手奥のエレベーターで4Fへ！
スイスパビリオン併設の「ハイジカフェ」からウォータープラザを一望。天気がよければオープンエアになっています
（左）シェアプレート ラクレットチーズ￥2800・（右）スイスパビリオン特製キャロットチーズケーキ￥1100・（右奥）ハイジのベリー・デライト￥1.300
アニメ「アルプスの少女ハイジ」で、ハイジたちが暖炉にかざして溶かしながら食べているチーズ料理をモチーフにしたラクレットチーズ（￥2800）は、皮つきの新じゃがいもと絡めていただきます。デザートには万博オリジナルレシピで焼き上げたというキャロットチーズケーキ（￥1100）やノンアルコールのカクテルを。また、お酒が飲める方はぜひワインをご賞味ください！ スイスワインは9割が国内消費されるそうで、国外に流通する量はほんのわずか。希少なプレミアムワインのため、グラスで￥2600〜と高額ですが、ラクレットチーズとの相性は抜群です。日中の時間帯、ウォーターフロントで不定期に開催される噴水ショー「水と空気のシンフォニー」を眺めながらゆったりとくつろいでくださいね。
【スイス連邦パビリオン 概要】
開館時間／9時〜21時（最終入館20時半）
入館方法／自由入館
おすすめの回り方：気になるパビリオンに飛び入り鑑賞！
腹ごしらえしてエナジーチャージしたら、晴れて万博会場を散策タイム！ 気になるパビリオン（特に、まだ行ったことがない国！）には飛び入り入館し、気ままにホッピングして世界旅行の擬似体験を楽しみましょう。筆者おすすめのパビリオンを4件ご紹介します。
【おすすめ】サウジアラビアパビリオン
- 所要時間／待機10分＋観覧30分＝合計約40分
- 事前予約／先着順
- 料金／無料（入場料に含まれています）
- 見どころ／個性的なファサード・不定期開催のパフォーマンス
大屋根リングの上からサウジアラビアパビリオンのファサードを望む。屋上に見えるレストラン「Irth」では、サウジアラビアの13の地域から集められた本場の料理を味わえる
次回2030年万博の開催国・サウジアラビアパビリオンはとても力の入った豪奢なつくりでゲストに大評判！ アラブの伝統的な泥レンガ建築を思わせる棟が複数立ち並ぶ“市場”のようなファサードをめぐりながら奥へ進むと中庭に到着。ダンス・ライブ・演劇など、突如として始まるダイナミックなパフォーマンスタイムに驚くとともにドキドキします。開催期間中なんと700以上のイベントが予定されているそうなので、ぜひ万博公式サイトからイベントカレンダーをチェックしてみて。併設レストランやギフトショップもユニークでおすすめです。
【サウジアラビアパビリオン 概要】
開館時間／9時〜21時（最終入館20時45分）
入館方法／先着順
おすすめ：インドネシアパビリオン
- 所要時間／待機10分＋観覧30分＝合計約40分
- 事前予約／自由入館
- 料金／無料（入場料に含まれます）
- 見どころ／伝統芸能パフォーマンス
インドネシアパビリオン前に設置されたステージでは、美しい伝統舞踊の数々が鑑賞可能
世界最多を誇る17000以上の島で構成される多民族国家のインドネシアパビリオンのファサードは“船”がモチーフで、今最も勢いのあるグローバル・サウスの活気あるムードを感じさせます。大屋根リングに面したステージでは伝統舞踊や音楽といったパフォーマンスがひんぱんに披露され、常にゲストの大喝采を浴びています。館内では、熱帯雨林に生息するコモドドラゴンやアムールトラなどの絶滅危惧種に指定された動物たちの生態が学べるほか、約1300の民族が今なお継承する伝統工芸や芸術、新首都となるヌサンタラの紹介コーナーなどを展示。
【インドネシアパビリオン 概要】
開館時間／9時〜21時（最終入館20時45分）
入館方法／自由入館
おすすめ：シンガポールパビリオン
- 所要時間／待機10分＋観覧30分＝合計約40分
- 事前予約／自由入館
- 料金／無料（入場料に含まれています）
- 見どころ／ドリーム・リポジトリ
赤いウロコのように見える約17000枚のリサイクルアルミニウムディスクをまとった真っ赤な丸い球体のファサード「ドリーム・スフィア」が目立ちまくっているシンガポールパビリオン外観。左手に見える屋台ではおいしいアイスキャンデーを販売
愛称である“リトル・レッド・ドット（赤い点）”にちなんで作られたという真っ赤な球体「ドリーム・スフィア」が目をひくシンガポールパビリオン。 東京23区と同程度の面積の小さな国ですが、グローバル経済のハブ的存在として絶大な存在感を発揮しています。館内展示は、アーティストのメリッサ・タン氏とアシュリー・ヨー氏がシンガポールの歴史を表現した美しいペーパーアート群からスタート。
メイン展示は、タッチパネルに好きな言葉やイラスを描いて、光の球をシャボン玉のようにふんわりと飛ばす「ドリーム・ディスク」が体験できる「ドリーム・リポジトリ」。球体パビリオンの天井はプラネタリウムのように見上げることができ、美しい映像を楽しむことができます。出口では温かいコーヒーサービスが待っていることも。
【シンガポール共和国パビリオン 概要】
開館時間／9時〜21時（最終入館20時45分）
入館方法／自由入館
おすすめ：オランダパビリオン
- 所要時間／待機10分＋食事25分＝合計約35分（目安）
- 事前予約／先着順
- 料金／無料（入場料に含まれます）
- 見どころ／光るオーブを持ってのインタラクティブ体験
（左）
キッズアンバサダーを務めるミッフィーのキュートな巨大オブジェがエントランスで出迎えてくれるオランダパビリオン。ゲストは光る球体「オーブ」を持って館内をめぐり、国土の多くが海抜0m以下に位置することから、水と共生するため道をさまざまな手法で探ってきたオランダの歴史を学ぶとともに、未来へサバイブするためのアイデアを共有する体験ができます。パビリオンに併設されたショップでは、オーブを携えたここでしか買えない限定ミッフィーのぬいぐるみを販売中。テイクアウトカフェもあるので、小腹が空いた際はぜひ活用して。
【オランダ王国パビリオン 概要】
開館時間／9時15分〜21時（最終入館20時45分）
入館方法／先着順・事前予約
おすすめの回り方：コモンズA〜F各パビリオンで未知の国を体験
- 各パビリオンの所要時間／約30分〜1時間（目安）
- 事前予約／自由入館
- 料金／無料（入館料に含まれます）
- 見どころ／行ったことのない国や地域の展示
1国ずつのパビリオンのほか、万博会場には、90以上の国や地域が共同で出展するA〜Fのコモンズパビリオン（共同館）があります。
パレスチナのほか、カメルーン・キューバ・ナイジェリア・パキスタン・ブータン・モンゴル・リベリアなど25カ国の展示が見られるコモンズ-D外観
コモンズ-Dパビリオン内。25カ国からなるお国柄豊かな展示やショップがひしめき、まるでお祭りのよう！
コモンズ-Dパビリオンの奥に位置するパレスチナブース
コモンズ-Dには、パレスチナが出展しています。2023年10月に始まったガザでの戦闘にはあえて触れず、パレスチナが擁する雄大な遺産や歴史にクローズアップした写真や伝統工芸品を展示。なお、開幕直後現在、紛争の影響で未着の展示物もあるそうで、空のショーケースの中には“尋ねて”というポップアップスタンドが表示されているので、スタッフに遠慮なく話しかけてみて。
【コモンズ-Dパビリオン 概要】
開館時間／9時〜21時（最終入館20時45分）
入館方法／自由入館
おすすめの回り方：「アオと夜の虹のパレード」を事前予約なしで鑑賞
- 所要時間／待機30分＋観覧25分＝合計約55分
- 事前予約席あり
- 料金／無料（入場料に含まれています）
- 見どころ／噴水＆レーザーのスペクタクル水上ショー
日が暮れ始めると、各パビリオンのライトアップがスタート。大屋根リングのライトアップが始まったら、8つのシグネチャーパビリオンが連なる中央エリアの「いのちパーク」へ。夜のメインイベントのひとつで、海に面したウォータープラザで開催される「アオと夜の虹のパレード」を事前予約なしで鑑賞できるベストポジションは、正面に面した“EXPO 2025”のオブジェの前です！
こみゃくが形成する“EXPO 2025”のオブジェ越しに眺める夜の噴水ショー「アオと夜の虹のパレード」は絶景！ シャッターチャンスを逃さないで
幅約200m・奥行き約60m・ショーエリア面積約8,800㎡からなる巨大な舞台空間の中央に設置されたスクエア型のモニュメント「ウォーターカスケード」を中心に、高密度で張りめぐらされた約300基の噴水が、照明やレーザーなどのさまざまな演出装置、そして音楽と共鳴しあい、見事なコンビネーションで壮大なストーリーを紡ぎ出します。
毎日日没後に不定期で実施されるドローンショー「One World, One Planet.」。天候の条件がよければ火を吹く演出も
「アオと夜の虹のパレード」前後の時間帯は、1000機のドローンによる天体ショー「One World, One Planet.」が開催されるのでこちらもお見逃しなく。
【アオと夜の虹のパレード／One World, One Planet. 開催概要】
開催時間／日没後（季節や天候により変動するので要現地確認）
観覧方法／事前予約または自由観覧
ライトアップされたパビリオン群を眺めながら帰路へ
大阪•関西万博2025の夜景はそれは美しく見事なもの！ ライトアップやプロジェクションマッピングなど、光・音・テクノロジーが連動して、会場を華やかに彩っています。ショーが終わったら、ぜひ各パビリオンの夜の表情で目の保養をしながら帰路についてみてください。
時々「プシューーー」とスチームを吐いてゲストにアピールする等身大ガンダム（パビリオンは絶対予約推奨です！）
西ゲートからお帰りの際は、GUNDAM NEXT FUTURE PAVILIONの実物大ガンダムに見守られながら、
（左から）夜のフランス・アメリカ・フィリピン各パビリオン
反対側の東ゲートから、Osaka Metro 中央線の夢洲駅経由で帰るなら、フランス・アメリカ・フィリピンのパビリオン群をぜひ眺めてみてくださいね。各施設はだいたい21時が最終入場、22時で会場は完全クローズします。
大阪•関西万博2025会場を予約なしで回ったリアルな感想
以上、大阪•関西万博2025を、事前予約なしでも堪能できるおすすめモデルコースをお届けしました。お気づきのとおり、1日ですべての見どころを回るのはとても無理なので、数回に分けて訪れるのがおすすめです。こまめに休憩をとりながらマイペースで楽しんでみて。
事前予約して、確実にパビリオンを見たい場合
事前予約をして効率よく楽しむための鉄板ルートをご提案。ぜひ参考にしてみてくださいね。
大阪•関西万博2025（EXPO 2025）概要
期間／2025年4月13日（日）〜10月13日（月・祝）
会場／夢洲（大阪府大阪市）
開場時間／9時〜22時
主催／2025年日本国際博覧会協会
取材協力／2025年日本国際博覧会協会 取材・文／沖島麻美 ※掲載されている情報は2025年4月18日時点でのもので、予告なく変更になる場合があります。最新の情報は公式サイトまたは現地にてご確認ください
編集＆ライター歴18年目の姉MORE世代。宝島社『InRed』『GLOW』→ハースト婦人画報社『ELLEgirl』を経て独立。ベテランプロ目線で厳選した人気の上質プチプラアイテムやお役立ち情報を続々お届けしています♡
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