歌舞伎座にて「六月大歌舞伎」第二部(桜姫東文章下の巻) を鑑賞しました。
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第二部は「桜姫東文章」。
鶴屋南北によって書かれた作品で、 清玄桜姫物、隅田川物といった歌舞伎・ 能における伝統的な世界観をベースに脚色されています。
今回の上演は、36年ぶりに十五代目片岡仁左衛門の清玄/ 釣鐘権助、五代目坂東玉三郎の白菊丸/ 桜姫という伝説の配役が復活することで話題となり、 四月に上演された上の巻に続いて、 六月に下の巻が上演される運びとなりました。
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ご両人とも70代とは到底 思われない麗しさと瑞々しさが眩しかった上の巻に対して、下の巻ではぐっと迫力のあるシーンが盛りだくさん。
玉三郎さんは、姫から母、遊女、 そして再び姫への変化を見せ、仁左衛門さんは破戒僧となった清玄・ 墓掘から長屋の主へ成り上がっていく権助の二役を演じ分ける鮮やかさが印象的でした。

熟練の技に圧倒されたままあっという間にクライマックスまで誘われてしまい、四月も六月も違った意味で夢現の状態でした(笑)
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*しんしん*