徳島県の「フィッシュカツ」は魚のフライじゃないらしい⁉︎【ご当地グルメ探偵M】
ライター
堀越 美香子
誰もが知っている有名なグルメでも、実は知らない雑学がいっぱいある。そんな“明日誰かに話したくなる”グルメのナゾを、独自に調査するのがこちらの連載【ご当地グルメ探偵M】!
今回は「徳島県の名物フィッシュカツ、魚の揚げ物ではないって本当?」。徳島県の名物に、フィッシュカツという食べ物があります。これが“どうやら魚を揚げたものではないらしい”とのタレコミが入りました! では一体なんなのか⁉︎ 調査結果を報告します!
揚げ物ではあるけれど……
Q.「フィッシュカツ」ってどんな食べ物?
A.揚げかまぼこの一種です
フィッシュカツとは、近海でとれた白身魚のすり身にパン粉を付けて食用油で揚げた、揚げかまぼこの一種です。発売当時(昭和30年代)、徳島では「カツ」と呼んでいましたが、トンカツなどほかのカツとの差別化をはかるため「フィッシュカツ」という名前になりました。しかし今でも、徳島では「カツ」といえば「フィッシュカツ」を指すほど広く普及しています。
教えてくれたのは……津久司蒲鉾
昭和30年代に「フィッシュカツ」を考案した、魚介を使用した練り物の製造・販売を行う会社。「フィッシュカツ」だけでなく、竹のついた焼きちくわ「竹ちくわ」や、高級食材のはものすり身を使った「はもカツ」など、さまざまな商品を展開している。
■『津久司蒲鉾』公式サイト
https://www.tsukushikamaboko.com/index.html
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