【広島】県民御用達のおやつ「川通り餅」と毛利元就の関係とは?【ご当地グルメ探偵M】
ライター
堀越 美香子
誰もが知っている有名なグルメでも、実は知らない雑学がいっぱいある。そんな“明日誰かに話したくなる”グルメのナゾを、独自に調査するのがこちらの連載【ご当地グルメ探偵M】!
今回は広島県のご当地銘菓「川通り餅」。広島県民なら知らない人はいないほど有名らしいのですが、一体どんなお菓子なの? 調査結果を報告します!
おもちを小石に見立てたお菓子
Q.川通り餅ってどんなお菓子?
A.求肥にくるみを加え、きなこをまぶしたものです。
簡単に説明すると、上質な求肥にくるみを加え、きなこをまぶした広島の代表銘菓のひとつです。歴史を紐解くと、1350年に毛利元就の祖先である毛利師親が関係しているという説があります。戦に向かう途中に川を通った際、毛利師親の鎧(あぶみ)に小石が引っかかったそう。その小石を持ったまま戦い、大勝利を収めたそうです。これを祝い、餅を小石に見立てて食べる風習が生まれ、現在の川通り餅になったと言われています。
上質な求肥にくるみを加え、きなこをまぶした広島の代表銘菓のひとつ。素朴な中に風雅な味わいと風味が感じられるお菓子です。
教えてくれたのは……亀屋
毛利元就の故郷、安芸国吉田の庄では、餅を小石に見立てて食べる風習があり、この餅は「川通り餅」と呼ばれました。元就の孫の輝元が広島城に移ると、この風習は広島に広がりました。亀屋は、広島の記憶と歴史を伝えるお菓子として「川通り餅」を大切にしています。
■問い合わせ℡:082-261-4141
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