「どうしても日本のE.L.Fに会いたい」メンバーの願いが実った待望の来日

SUPER JUNIOR(スーパージュニア)さいたまスーパーアリーナで2年ぶりの日本公演開催、記者会見に潜入
SUPER JUNIOR(スーパージュニア)が、約2年ぶりとなる日本公演「SUPER JUNIOR Japan Special Event 2022 ~Return of the KING~」を、4月2日(土)〜4日(月)の3日間にわたってさいたまスーパーアリーナにて開催し、のべ45000人を動員する大盛況イベントとなりました! 久しぶりにオーディエンスを目の前にしたステージに意気込み、心の底から楽しむメンバーの様子を、2日目の公演に先立って行われた記者会見の模様とともにレポートします。

日本での活動再開の舞台は、どうしてもさいたまスーパーアリーナで!

SUPER JUNIOR(スーパージュニア)さいたまスーパーアリーナで2年ぶりの日本公演開催、記者会見に潜入
今回の日本公演は、2019〜20年にかけて全国3カ所で10公演行われた「SUPER JUNIOR WORLD TOUR “SUPER SHOW 8: INFINITE TIME ” in JAPAN」最終日のマリンメッセ福岡公演(20年2月16日)以来となる、 約2年ぶりの来日公演。このツアーは3月にさいたまスーパーアリーナでの追加公演が予定されていましたが、感染症拡大の影響であえなく中止に......。その後、2021年4月にファンクラブイベント「E.L.F-JAPAN 10th Anniversary ~The SUPER Blue Party~」をオンラインで開催しましたが、有観客でのリアルライブは実に約2年ぶり! デビュー18年目にして音楽以外の活動も多岐にわたっており、エンターテインメントの頂点を極めたベテラングループですが、ファンとダイレクトに接する生ライブはやはり特別なもの! メンバーもスタッフもファン(通称E.L.F)も、意気込みと気合が違います。

ファンへの愛と笑いに満ちたハッピーな記者会見を(ほぼ)丸ごと公開

2日目の公演前に行われた記者会見。「みなさん、お久しぶりです!」と、やや緊張した面持ちで会見ルームに入室してきたSUPER JUNIORのメンバー。盛んにたかれるカメラのフラッシュが、王子様のようなスーツのビジューにキラキラと反射してまぶしい! 質問する記者と視線をバッチリ合わせ、拍手を交えながら全員そろって「いらっしゃいませー!」「よろしくお願いしまーす!」と元気に挨拶してくださる姿に、報道陣の好感度ゲージは即MAXに!
SUPER JUNIOR(スーパージュニア)さいたまスーパーアリーナで2年ぶりの日本公演開催、記者会見に潜入
(左上から時計回りに:リョウクさん・ドンへさん・イェソンさん・イトゥクさん・ヒチョルさん・ウニョクさん・シウォンさん・キュヒョンさん)

ーーー約2年ぶりに来日した率直な感想は?

イトゥク「久しぶりの来日で日本語を忘れておりまして。入国審査で『日本語は上手ですか?』と聞かれ『上手じゃないです』と答えたら、逆に流暢だと思われてしまって。『熱は37℃以上ですか?』『指定の隔離施設と違うホテルに滞在する予定ですか?』という質問にずーっと『ハイ! ハイ! ハイ!』 と元気よく答えていたら、危うく連行されかけまして」(そして『あーぁ』というやや呆れた表情で聞いている他のメンバー。どうやら初日公演のMCでも披露された件だとのちに知る取材陣)

シウォン「昨日、東京の夜を楽しみました。焼き鳥とか!」

イトゥク「日本の食べ物が恋しすぎて、今回の来日で何を食べるかあらかじめリストアップしてきたんですよ。油そば、ラーメン、うどん、もつ鍋、ひつまぶし、鉄板焼き......(うっとり)

キュヒョン「でも僕たち、隔離しなければいけなかったので、ホテルの部屋にデリバリーを頼みました。日本にもおいしいデリバリーのお店がたくさんあってよかったです(にっこり)

ーー隔離期間の3泊4日をどのように過ごされていましたか?

ヒチョル「YouTubeで、X JAPANやLUNA SEAなどの、日本の大好きなロックバンドの音楽を聴いていました。僕は他のメンバーよりも3日早く隔離を終えたので、隔離中の彼らを横目に思いっ切り遊んで、いじっていましたね......俺が先輩だ!(と、胸を張る)

シウォン「とても有意義な時間でした。読みたかった本3冊のうち2冊半も読みましたし、室内トレーニングやオンラインミーティングを活発に行ううちに一日があっという間に過ぎていきました」

イトゥク「3泊4日の間、シウォンさんはずっとこのヘアスタイル(完璧な7:3セパレートのオールバック)をキープしていたんですよ!」

シウォン「いつミーティングが始まってもいいように、またファンのみなさんのために撮影して発信することを考えて、いつも準備ができている状態にしたかったんです」

ヒチョル「僕だって過去のSUPER SHOWのライブDVDを全部観て復習したりしましたよ!」
SUPER JUNIOR(スーパージュニア)さいたまスーパーアリーナで2年ぶりの日本公演開催、記者会見に潜入
ーー初日公演を終え、約2年ぶりに日本のファンの前に立った感想を聞かせてください。

ウニョク「さいたまスーパーアリーナに戻ってきました。リハーサルでステージに上がった瞬間から胸がときめいて、ワクワクしました。公演が始まる前、ステージ下で待機している時に、メンバー同士で『初めて日本に来た時のようにときめくね』と話しました。そしてステージに上がって歌っている時、最前列のE.L.Fの方が涙を流しているのを見て、僕もずっと我慢していた涙がこぼれました。実は僕たち、“もし歌詞や振付けを間違えたら罰金を払う”と決めてから公演に臨んだのですが、僕は泣いて歌詞を間違えてしまったので、今日は50000ウォン、払わなければなりません......(しょぼん)

ーー感染対策のため、声を出せない代わりに拍手で応援するE.L.Fを見てどう思いましたか?

イトゥク「これまでの僕たちは、歓声の大きさで観客のみなさんの反応を図ってきましたが、拍手をひとつずつ聞くたびに、感動と涙とときめきを感じることができました。“愛し合っている者同士は、目と目だけでわかり合える”と言われます。拍手ひとつだけでも、僕たちはすべてを感じることができるのです。ここで僕たちから、愛の拍手を記者のみなさんにお届けしたいと思います(と、おもむろに椅子から立ち上がり「せーの!」と一斉に拍手を始めるメンバー。「もう1回見て!」と、さらにひざや太ももを叩いて盛り上がります)

ーー2年ぶりの日本公演、楽屋ではどのように過ごしましたか?

イトゥク「メンバー全員ずっとウキウキしてハイテンションな状態が続いているので、本当にたくさん食べますし、たくさんおしゃべりをしています。僕たち自身は正常だと思って振る舞っているのですが、スタッフから見たらどうも“イカれた人たち”に見えるみたいです、ふふ」

ウニョク「僕たちを待ってくれているE.L.Fのみなさんのために、心と体の準備を常に万端に整えるようにしています」

キュヒョン「久々の公演なので、歌詞を間違えることがないよう、歌詞を復習したり思い出して覚え直したり、特に歌を熱心に練習していますね。罰金を払うリスクを少しでも減らすために努力しています(すごい真顔)

ーーメンバー各々のソロ活動も活発な中、みなさんにとってSUPER JUNIORとはどのような存在ですか?

リョウク「SUPER JUNIORじゃなかったら、こんなに活発にミュージカル活動をしたり、ソロアルバムを出したりとできなかったと思うので、本当にありがたい存在です」

ドンへ「メンバーみんなに感謝の気持ちでいっぱい。メンバーと出会えたことは、人生で最大の幸せです」

イェソン「僕はずっと歌を歌うことを夢見てきたので、メンバーはその夢をともに成し遂げてくれる“同伴者”です」

イトゥク「表現するのが難しいのですが......(ものすごく真剣な面持ちでしばらく考え込む)......ファンのみなさんに会わせてくれる、架け橋のような存在でしょうか。時間が経ってもずっとそばにいてほしいというのが、僕のささやかな願いです」

ヒチョル「“職場の同僚”と答えようと思っていましたが、イトゥクさんがあまりにも感動的なコメントをしたので。最初は“会社の契約上で結ばれた関係”でしたが、今では本当に友達のような存在です(と、右隣のシウォンさんと固く握手)

ウニョク「歳をとってもずっと一緒にいられる“シルバータウン”のような存在です(“シルバー”というワードに反応して『いい歳ってこと!?』とややざわつく他メン)

シウォン「SUPER JUNIORにクレイジーになりきれていない人はいなくても、本当にクレイジーな人はいない。だから僕にとってのSUPER JUNIORは精神治療院(独特の深い分析に『おぉ!?』ともっとざわつく他メン)

キュヒョン(ざわつく他メンを見守りながら)......いい兄さんたちです(あっさり&キッパリ)」。

最年少のキュヒョンさんの温かみあふれる締めのひと言に「えへへへ♡」とうれしそうな笑みを浮かべる他メンだったのでした。
SUPER JUNIOR(スーパージュニア)さいたまスーパーアリーナで2年ぶりの日本公演開催、記者会見に潜入
緊張がようやくほぐれて、会話がなめらかになってきたかな......と思しきタイミングで、残念ながら会見タイムは終了に。
「もっともっと記者のみなさんの質問に答えたいのですが、時間がなく残念です......さらに質問したい方は、控え室でコーヒーでも一緒に飲みましょうか?」
「インタビュー、とても久しぶりでしたが、やっぱり楽しいですね♡」
「ああ、恥ずかしかった」
「キミの髪型がいちばん恥ずかしいよ!(ヒチョル→シウォン)
......と、テンポよく会話を弾ませながらフォトセッションに臨むメンバーの姿はとてもうれしそうで、実にハートウォーミングな記者会見となりました。

力強いライブパフォーマンスに加え、爆笑のトークセッションも!

SUPER JUNIOR(スーパージュニア)さいたまスーパーアリーナで2年ぶりの日本公演開催、記者会見に潜入
続けて行われた公演では、タイトルの通り、マントに身を包み“KING”に扮したメンバーが、玉座とともに堂々と登場し、歴代ヒット曲のなかでも特に勇壮なムードの「SUPERMAN」を披露。オーディエンスが掲げながら振る青いペンライトが連動して龍神のように力強く脈打ち、会場全体がSUPER JUNIORのステージの輝かしいリスタートを祝福しているかのよう!
SUPER JUNIOR(スーパージュニア)さいたまスーパーアリーナで2年ぶりの日本公演開催、記者会見に潜入
メンバーがそれぞれ端正なパステルカラーのスーツに衣装チェンジした中盤のセッションでは、2月末に韓国でリリースされたばかりのアルバム「The Road: Winter for Spring」のリード曲 「Callin'」をはじめ、バラードを中心に披露。SUPER JUNIORの高い歌唱力が堪能できる極上のスイートな時間となりました。
さらに、3日間の公演ごとに内容が日替わりだというトークセッションも。2日目のテーマは“占い”で、メンバーそれぞれの金運・仕事運・総合運を占った結果を、1〜9位までのランキング形式でお披露目するというもの。結果に一喜一憂するメンバーでしたが、金運で1位をゲットして「東京でいちばん高い物件はどこだァァ! 俺が買う!!」とうれしそうに吠えるヒチョルさんや、金運に続き総合運まで最下位となってしまって凹みまくるリョウクさんをなぐさめるために駆け寄る他メンの姿など、トップアーティストたちの飾らない素顔を垣間見ることができた貴重な時間でした。
SUPER JUNIOR(スーパージュニア)さいたまスーパーアリーナで2年ぶりの日本公演開催、記者会見に潜入
全12曲のトリを飾ったのは、日本語曲の「★BAMBINA★」。この時、客電がパーンと点灯し、オーディエンスらが“SUPER JUNIOR 사랑해요♡(愛してる♡)”と書かれたスローガンペーパーをメンバーに向かって掲げるサプライズを敢行。なお、最後のMCで、ニューアルバムのリリースやコンサート「SUPER SHOW 9」の催行など、2022年内の日本での活動予定が発表されると、声を出せない客席からは声にならない“おおっ”というどよめきが! 次のカムバックが待ち遠しいですね♡
SUPER JUNIOR JAPAN OFFICIAL WEBSITE
撮影/新谷真衣・田中聖太郎 取材・文/沖島麻美