待望の東京ドーム公演がついに実現!

現在、グループ初となる4大ドームツアー“King & Prince First DOME TOUR 2022 ~Mr.~” まっただ中のKing & Prince。MORE取材班も東京ドーム初日に行ってまいりました!
先輩たちを筆頭に数多くのスターが立った“夢の舞台”である東京ドーム。2018年1月17日のデビュー会見から「いつかドームでのコンサートをしたい」(岸優太)と言っていた念願の地。デビュー4年目にしてついに夢を叶えたKing & Princeと、集まった5万5000人に及ぶティアラ(King & Princeのファンの呼称)たちの想いがキラキラきらめいていた公演をリポートします。さらに、「これぞキンプリ!」とMORE取材班がハートを射抜かれたポイントを3つ、厳選してお届けします!

King & Prince First DOME TOUR 2022 〜Mr.〜

King & Princeは2018年にデビューした、岸優太、平野紫耀、神宮寺勇太、永瀬廉、髙橋海人によるボーイズグループ。今回のツアータイトルにある「Mr.」は、彼らの原点である、ジャニーズJr.時代のユニット名「Mr.King vs Mr.Prince」にちなんで名づけられました。“自分たちが歩んできた歴史を大切にしたい”、という思いから、今回のコンサートでも企画の段階から積極的に参加したメンバーたち。
演出を神宮寺さんが手掛けるだけでなく、ツアーロゴのデザインは髙橋さんが、衣装のディレクションは永瀬さんが、本編で披露する『NANANA』の振り付けを平野さん&髙橋さんが担当。また、「Mr.キュンキュン劇場」でのおふざけコーナーは、岸さんが渾身のプロデュース! 本ツアーにかける5人の意気込みが伝わってくる熱い構成となりました。
King & Prince

コンサートリポート

オープニングでは、時計型の巨大観覧車“タイムービング”に乗って登場したKing & Prince。『恋降る月夜に君想ふ』を堂々披露し、1曲目から会場全体を盛り上げる! さらに『koi-wazurai』では、「俺はティアラに恋煩い♡」(平野)と言い換えて歌う、胸キュンなサプライズに、ときめきが止まらない!

さらに、今回は「Mr.King vs Mr.Prince」のパフォーマンスコーナーも♪ ジャニーズJr.時代からの人気曲の数々を“当時の衣装”で歌い踊る5人の姿は、かなりエモーショナル。新しくファンになった人にとっては新たな「キュン」を、そして、長く応援してきたファンには懐かしいあの頃の「キュン」を、呼び起こしてくれました。
ゆるMCに、おふざけコーナーにと、King & Princeのわちゃわちゃっぷりを挟んで(詳細は後述)、待ちに待ったデビュー曲かつ、後世にまで語り継ぎたい代表ソング、『シンデレラガール』のお時間です! おなじみムービングステージでアリーナ席へキラキラをふりまいたあとは、全長16メートルの巨大クレーン“メカアーム”に乗り込み、いざ宙へ! 2階席、3階席のティアラたちに届け!とばかりに歌う5人の姿は、まさにKing でありPrinceそのものでした。

この日、4thアルバム『Made in』を6月29日にリリースすることも発表。それぞれの場所やルーツを大切にしながら、“今、目の前の人を大切にするために”、“今、King & Princeができること”をコンセプトにしたアルバムになるとのこと。その想いは今まさに目の前で繰り広げられているこの光景からもひしひしと感じるなぁと、MORE取材班も胸アツに。
約2時間半強。東京ドームという広大な会場を余すことなく使って盛り上げたKing & Prince。彼らのカッコかわいさとセクシーさ、脱力トークとキャッチ―さは、この日もブレることなく貫かれていたのでした。King & Princeのまっすぐで揺るぎない光は、5万5000人のティアラたちのペンライトの海に反射して、お互いを照らし合っていました。
King & Prince

MOREが厳選した3つのみどころ

1)直径10メートルの巨大観覧車がドーム内をムービング

オープニング時、直径約10メートルの時計型巨大観覧車に乗って現れたKing & Prince。大ヒット曲『恋降る月夜に君想ふ』が流れる中、優雅に回る5人をウットリと見つめていると、なぜだかわかりませんが、彼らの姿がどんどん近づいてくるのです。「私の心の願望がそうさせているのかな?」と思っていたら、やっぱり、さっきより近づいている! よくよく見ると、ムービングステージの上に設置された観覧車ごと、後方ステージの方へと移動していたのでした(驚!)。

この巨大移動式観覧車の名前は「タイムービング」(神宮寺さんが直々に命名)。
そして、この観覧車、登場の時は時計回りなのですが、終盤に再登場する際、反時計回りになっていたと思います! これはMORE取材班の勝手な解釈ですが……、King & Princeは前に進んでいくけれど、時には自分たちの歴史を振り返ってあの頃を抱きしめながら進んでいくよ、そんな決意表明のように感じられました。もしそうならば、ですが。
いずれにしても、神宮寺さんの演出、深すぎです!

2)ツッコミ必至!のMC&おふざけコーナー

岸さんプロデュースのおふざけコーナーは、笑いもさることながら、「キュン」度も高かった!
おふざけコーナーは、Mr.キシー(岸さん)の「Mr.キュンキュン劇場」の劇団員=キュンプリにメンバーが扮し、与えられたお題で「キュンキュンセリフ対決」をするというもの。
お題は「引っ越したての彼氏の家で、お茶をこぼしちゃった彼女へ」。
永瀬さんは「大丈夫? 濡れてない? でもよかった。引っ越してきて早速、思い出ができたね♡」と安定感抜群のセリフを。
平野さんは「全然大丈夫だよ。逆に、いつも僕もこぼしちゃってごめんね……、君への愛」と答え、全ティアラのペンライトがすべて小刻みに揺れるくらい、「キュン」を根こそぎ持っていきました……。さすがです!

そして、斬新なトークセンスも魅力のKing & Prince。MCでは、天然による天然の、わちゃわちゃトークを披露。
岸さんがレギュラーを務める番組『VS魂 グラデーション』(CX)に端を発して、“岸さん的キンプリ・イケメンランキング”を発表することに(※番組とは関係ありません)。
「たたかないでね⁉」と、おっかなびっくり岸さんが出した答えは……。
4位の永瀬さんに続き、3位に自分をランクイン! 「僕、岸さんより下ですか!?」とボヤく永瀬さんをスルーして、「男の中の男だから」と2位に平野さん。
1位には神宮寺さんを挙げました。
そして、「海人は俺からしたら子供なの。圏外」と言う理由で、最下位が決定した髙橋さんが不貞腐れると、本気でオロオロする岸さんの心優しさも良かったです(笑)。あと、発表時の「どぅるるるる……パン!」という、岸さんの口真似ドラムロールもいい味出してました。
King & Prince

3)緩急おりまぜたダンスは “不意打ち”の連続!

King & Princeといえば、バラエティ番組での活躍ぶりに加え、名曲『シンデレラガール』の世界観のような“爽やか王子様路線”のド真ん中をいくグループだと思いますよね。
しかし! コンサートで圧倒されるのが、彼らが“振り付けを上手に踊れる人”ではなく、“ダンスで魅せることができる人”なことです!!

たとえば、新曲『躍るように人生を。』で見せてくれた、ミュージカルの一場面のようなダンス。ひとつひとつの振り付けがラインで繋がっていく様が本当に美しい……。
かと思えば、『Magic Touch』では思いっきり振り切ったヒップホップダンスが特徴的。バッキバキのストリート系のステップから、スタイリッシュ系の繊細な動きへ。緩急のついた展開に、思わず息を飲んでしまうほど。そこに英語詞で表現する大人の恋なんて、セクシーさが5つまとめて巨大な塊となって押し寄せてきて大変♡
また、彼らのステップの特徴として、曲のノリに合わせて、首や肩でアドリブを入れてくるのも見逃せません。ナチュラルさの中にふいに見せる、不意打ちのカッコよさ。そんなKing & Princeらしい“色”が、コンサートを華やかにしているんだと、あらためて知ることができました!
福岡でスタートし、大阪、東京と絶好調で進んでいるこのドームツアー。4つめの地である愛知県・バンテリンドーム ナゴヤで、5月14日(土)、5月15日(日)に開催されます。

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公式サイト

■Johnny's net
https://www.johnnys-net.jp/page?id=artistTop&artist=41
■ユニバーサル ニュージック
https://www.universal-music.co.jp/king-and-prince/
撮影/齊藤晴香 取材・文/中川 薫