話題のアーティストや音楽から、キーワードに沿った2つのイチ押し&3つのおすすめ作品をご紹介します。

【今月のキーワード】せつなさを越えて夏へ向かう疾走ヴォイス

初夏には、正直で不器用ででも爽快な『KAの画像_1
美しい夕焼け。ベランダから見上げる星空。なんだかノスタルジックで人恋しい気持ちになる、初夏の景色……。そんな時耳にすっとなじむのは、正直で不器用ででも爽快な、愛すべき男子たちの歌声かもしれない。 飾らない歌声と疾走感のあるサウンドで不動の人気を築いてきたKANA-BOON。メジャーデビュー5 周年を迎える彼らがこの夏さまざまな曲調にのせて届けるのは、「追憶」、「信じる恋」、「変化」などをテーマにした“恋”の歌。そのテーマはそのままアルバムのタイトルでもあり、曲名にもなっている“アスター”の花言葉。もしあの人が今隣にいたら? あの人はもう自分のことを忘れたかな? 普段は忙しさに追われて立ち止まることのない過去への疑問を、ふと自問自答したくなる瞬間。情景鮮やかで共感度の高い歌詞と、スタイリッシュで心地よいサウンドを味わいながら、自分の来た道をさかのぼってみるのも悪くない。ときに“過去”に思いをはせることで、“今”の大切さを実感したり、“今できること”に勇気を持ってあたれる強さをもらえるはずだから。 昨年、『第68回NHK紅白歌合戦』に初出場し『ともに』を披露したWANIMA。頑張っている人を常に応援している彼らの新曲は、“昨日”を許して自分らしく“未来”へ進んでみようと、背中を押してくれる。みんな日々いろいろある。逆境に立つこともあるし、悔しかったり悲しい過去もある。そんな昨日までの自分を受け止め越えた先にある風景。それを、この曲を心の伴走者にして見にいってみたくなる。パワフルな歌声に進む足取りも軽くなりそう。

【イチ押しミュージック1】KANA-BOON『アスター』

初夏には、正直で不器用ででも爽快な『KAの画像_2
せつなさを越えて夏へ向かう疾走ヴォイスジャケットには、尾びれが「アスター(エゾギク)」になった特注ガラス細工の金魚が。清涼感たっぷりのアートワーク。すべて書き下ろしの全5 曲を収録。初回仕様には“どうでもいいオマケ018”封入。●明日 5 /30発売 通常盤¥1500(キューンミュージック)

【イチ押しミュージック 2】WANIMA『Drive』

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東出昌大、新田真剣佑らが出演する『OVER DRIVE』( 6 / 1 より全国東宝系でロードショー)のために書き下ろした、初の映画主題歌。●配信中 ¥250(ワーナーミュージック・ジャパン)

【聴いたことあるはずCM曲も! おすすめミュージック3選☆】

MOMOLAND『BBoom BBoom』

初夏には、正直で不器用ででも爽快な『KAの画像_4
今年1 月に韓国でリリースし空前のブームを巻き起こした『BBoomBBoom(プンプン)』。MVの再生回数はすでに1 億回超えという中毒性抜群の楽曲で日本デビュー決定! ● 6 /13発売 初回限定盤A(CD+DVD)¥1713(キングレコード)

ソフィー・タッカー『ツリーハウス』

初夏には、正直で不器用ででも爽快な『KAの画像_5
iPhone XのCM曲『Best Friend』で世界的に認知度を高めた新人ダンスデュオ。同曲を含むデビューアルバムの国内盤CDは、ボーナストラックも3 曲追加。● 6 / 6 発売 ¥2000〈期間限定スペシャルプライス〉(ソニー・ミュージック)

edda『ねごとの森のキマイラ』

初夏には、正直で不器用ででも爽快な『KAの画像_6
アーティスト名は「物語を語り継ぐ」という意味を持ち、独特の世界観を展開。不安を拾い上げ包み込むような癒しの歌声は必聴。●発売中 初回限定盤(ボーナストラック1 曲収録) ¥1700(ビクターエンタテインメント)