殿堂入り

アップサイクルって何? リサイクルとの違いは?【SDGs連載 vol.6】

つづく、つづける。モアモデル・井桁弘恵と一緒に学ぶSDGs【Vol.6】

MORE井桁弘恵SDGs連載ビジュアル
日々、よく耳にする“SDGs”という言葉。なんのために取り組むの? 私にできることは何? SDGsに興味を持ち始めた井桁弘恵が、そんな疑問に向きあいます!
ごみを減らすひとつの方法として、今関心が高まっている“アップサイクル”。今回は、“廃材利用”と“染め直し”という角度からアップサイクルに取り組む2ブランドにお話をうかがいました。

What’s SDGs?

SDGs(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)のロゴ
国連で採択された、2030年までに達成すべき17のゴールのことで、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略。私たちが地球に住み続けるために、貧困、飢餓、環境、教育、ジェンダー平等などの問題を、世界が協力して解決することを目指す。

日常に取り込めるアップサイクル

不要なものに新しい価値を生み出して

井桁弘恵が『PLASTICITY』のアップサイクルバッグを持っている様子。背景には『PLASTICITY』の傘
井桁弘恵が『PLASTICITY』のアップサイクル帽子をかぶっている様子
『PLASTICITY』のアップサイクル財布
『PLASTICITY』のアップサイクルバッグ
モデル着用バッグ(小)¥11000・(大)¥15400・帽子¥11000・財布¥13200・床に置いたバッグ(右)¥14300・(左)¥13200/モンドデザイン(PLASTICITY) ワンピース¥20400/Enter the E(CRAS) ニット¥49500/プラドプレスルーム(フィール) 靴¥19800/アースマーケティング(ブエノ) イヤリング¥20900/ココシュニック(ココシュニックオンキッチュ)

いげちゃんが『PLASTICITYプラスティシティ』を取材!

廃棄されるビニール傘を再利用した小物を生み出す『PLASTICITY』に、アップサイクルを学ぶ。

お話をうかがったのは

『PLASTICITY』ファウンダー・クリエイター 齊藤明希さん
『PLASTICITY』ファウンダー・クリエイター 齊藤明希さん

アップサイクルって何? リサイクルとの違いは?(井桁、以下同)

廃棄物に付加価値をつけ、新製品に再生すること
「“アップサイクル”とは、廃棄されるものに、クリエイティブの力で付加価値をつけて、新しい製品に生まれ変わらせること。一方、“リサイクル”は元の原料に戻して、新しい製品を作ることです。もととなる製品にセカンドライフを与えられること、プロダクトのストーリーがより深まることもアップサイクルの魅力です」(齊藤さん、以下同)

『PLASTICITY』の仕組みを教えてください

3つの工場の職人によって、ビニール傘をプロダクトに
「まずは、駅や商業施設などに忘れられた廃棄処分されるビニール傘を回収します。それら傘を1軒目の工場でひとつずつビニールと骨部分に手作業で分解・洗浄したら、2軒目の工場でビニール部分を数枚重ねて機械でプレス。製品のもととなる素材(下写真)を作ります。そして、最後の工場でその素材を縫製すれば、商品が完成。全工程で国内の職人の手仕事が生かされており、アイテム一点一点の表情が異なるのが魅力です」
ビニール傘のビニールをプレスした様子
ブランド独自の素材「Glass rain」。1枚につき傘2本分のビニールをプレスして作る

どうしてビニール傘?

大量廃棄問題をクリエイティブで改善したい
「環境や動物にやさしい素材を使い、ものづくりをしたいと考えた結果たどり着いたのが、日本で年間約8000万本も廃棄されているビニール傘でした。手に入りやすいがゆえ、簡単に捨てられがちなビニール傘は、異素材が組み合わさってできているためリサイクルが難しく、その多くが埋め立て処理されています。そういった現状にひとりでも多くの人が気づき、ビニール傘を取り巻く問題が改善に向かうきっかけに、『PLASTICITY』のプロダクトがなればよいと思っています」

私たちが日常の中でできることって?

傘の使い方、買い方、捨て方を見直す
「急な雨の時は、『アイカサ』のような傘のシェアリングサービスの利用を考えて。また、新しく買う傘はリサイクルが可能なオールプラスチックで作られた『サエラ』のようなビニール傘を選択するのも手。さらに、傘を捨てる時はビニールと金属に分解・分別して捨てるだけで、埋め立てられる傘の量を減らせます。ビニール部分は、『PLASTICITY』でも1本100円のポイント交換で回収しているので、捨てる際は活用してください」

不要になったビニール傘は『PLASTICITY』で回収!

古くなった衣類を自分で染められる! 「ニュアラ染め」に挑戦!

井桁弘恵がグレーのオールインワンを着て、「ニュアラ染め」するぞ!と片手を上に
靴¥11000/ムーンスター スカーフ¥11000/ショールーム 233(マナー・マーケット) オールインワン/スタイリスト私物 

お話をうかがったのは

『ニュアラ』代表兼デザイナー 松本奈月さん
『ニュアラ』代表兼デザイナー 松本奈月さん
「汚れがついたり、飽きたり。そういった衣類は捨てる前に、自分で染めてみてはいかがでしょうか。オーガニック栽培した植物から作る、『ニュアラ』の染色キットは、ベージュ、コーラルレッド、ブルーバイオレット、レモンイエローの4色展開。自然ならではの色合いが魅力です。環境にも人にもやさしい染料で、30分ほどで衣類を甦らせることができます。“自分で染めること”の最大の魅力は、そのアイテムに愛着を持てるようになること。それは、アイテムを長く楽しむことにつながり、環境にも自分の心にもいい循環を生んでくれます」(松本さん)
【POP UP SHOPを開催!】
「代官山 蔦屋書店」2号館1階にて、2月5日〜28日の期間ポップアップショップを開催。カラフルなニュアラ染めキットと、シルクランジェリーを多数展開予定。

用意するもの

「ニュアラ染め」キットの中身
「ニュアラ染め」キット
染めに必要なものが全部セットに。わかりやすいガイドブックも。
染めキット(単品)¥3300/Puntoe(ニュアラ)

染めたい衣類
下着、靴下、布製品ならなんでもOK。今回は『ニュアラ』のランジェリーを。
シルクスキンブラ(パッドあり)¥9900・シルクスキンビキニ¥4400/Puntoe(ニュアラ)

・大きめのバットや洗面器2個 
・計量カップ 
・スプーンもしくは泡立て器

【01】ムラなく染めるための下ごしらえ

井桁弘恵がムラなく染めるための下ごしらえをしている手元
染める衣類に付着したのりや皮脂などを、少量の洗濯用洗剤「バンブークリア」で手洗いする。粉Aを80度のお湯1.5ℓに入れ、よく混ぜて溶かす

【02】粉Aを溶かした液に約20分間浸け置きする

井桁弘恵が下ごしらえをした液に約20分間浸け置きしている様子
洗濯した衣類をやさしく絞り、広げたら①で作った液に入れて約20分浸す。この時、液が均一に浸透するよう衣類に入った空気を抜く

【03】発色の決め手! ミネラルを溶かした液に浸す

井桁弘恵が、先程の衣類を一度取り出し、今度はミネラルを溶かした液に浸している様子
①に浸しておいた衣類を取り出して水洗いしたら、やさしく絞る。Bの粉末(アルミか鉄、または銅)を1.5ℓのぬるま湯に溶かす。そこに衣類を広げて入れ、約1分間浸けておく

【04】植物からできた染料(粉C)を溶かす

井桁弘恵が植物からできた染料を作っている様子
Cの染料を、50度のお湯1.5ℓに溶かす。付属のネットを使って染料をこしてから入れるとダマになりにくい

【05】ミネラルの液に浸しておいた衣類を取り出す

井桁弘恵が浸しておいた衣類を染料に入れて火遂げている様子
③に浸しておいた衣類を、おにぎりを握るようにやさしく絞ったら、しわを広げて④に入れる。ボルドーの染料が、ミネラルと反応することでブルーバイオレットに染まる

【06】全体に液をしみ込ませる

井桁弘恵が全体に液をしみ込ませている様子
空気が入らないように、全体をなでるように押したり裏返したりして、ムラなく染める。しっかり染めたい場合は再度③の液に入れ、⑤と⑥を繰り返す
井桁弘恵が全体により入念に液をしみ込ませている手元

【07】染めた衣類を水洗いする

井桁弘恵が染めた衣類を水洗いしている手元
染めた衣類を水洗いして、余分な染料を落とす。水が透明になってきたら、少量の洗濯用洗剤「バンブークリア」で洗い、すすぐ

陰干ししたら完成

井桁弘恵が染めた下着を持っている様子
井桁弘恵が染めた下着
水気を絞ったら、形を整えて直射日光が当たらない場所で陰干し。これで完成!

いげちゃんのSDGsなコツコツ日記。

白のソックスをニュアラ染めしてみた様子。完成品。

白のソックスを染めてみました!

「アップサイクルを知ることは、社会を知り、自分自身のものの使い方や買い方、捨て方を見直すきっかけになることに気づきました。染めは簡単で驚き! 今後、汚れた白い靴下やTシャツは、捨てる前に染めたいと思います」(いげちゃん)

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