貫地谷しほり 今月は『ブルームーン』に恋の画像_1
話し手:貫地谷しほり かんじや・しほり●1985年12月12日生まれ、東京都出身。ドラマ『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』に出演中 聞き手:ライターゆっこ 舞台に出演する俳優を数多くインタビュー取材するほか、ステージコラムを執筆

『ブルームーン』

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作詞ロレンツ・ハート、作曲リチャード・ロジャースによる名曲『ブルームーン』をモチーフにしたロマンティックコメディ。実家の寺を継ぐことが決まっているユタカ(横山裕)は、恋人のルミ(マイコ)と長くつきあいすぎたせいか、自分の想いをうまく伝えられない。そんなある日、燕尾服を着た謎の男が寺の2 階から現れて……。◆ 5 /23~ 6 /14 東京グローブ座(大阪公演あり) ●東京グローブ座 ☎03・3366・4020

舞台ならではのプロの技術を楽しんでほしい!

しほり(以下S) 『ブルームーン』は、去年の舞台『ガラスの仮面』で共演経験のあるマイコさんが出るから、という理由で 選ばせていただきました! ゆっこ(以下Y) 貫地谷さんから見たマイコさんは、どんな女優さんですか? S)とにかくストイックで、稽古場で演出家さんから何か言われるたびにノートにこと細かに書き込む姿が印象に残ってます。本番ではマイコさんは一幕にあまり出番がなかったのですが、幕間になると誰よりも汗をかい てたんです。私が「何してたの?」って聞いたら、「舞台袖でずっと二幕のダンスシーンの練習をしてた」って。そこまでやっ てるのに“私なんてまだまだ”っていう謙虚さもあって、人としてもすごくステキな方です。ただ、あのクールビューティな 見た目からは想像できないくらい天然な部分も(笑)。今回の舞台はコメディ要素も強いので、そんな彼女の素の部分が出れば、よりおもしろくなるのではないかと期待してます。 Y)今作は、スタッフ陣の中にも以前一緒にお仕事したことのある方がいらっしゃるとか? S)はい、ヘア&メイクを担当される方は、2010年の舞台『余命1ヶ月の花嫁』の時にとてもお世話になりました。舞台の場合、メイクは基本的に自分でやることが多くて、ヘア&メイクさんはキャストそれぞれの役に合わせたプランを考えるのが大切な仕事のひとつ。『余命―』の時、私はベリーショートのかつらをつけてたのですが、そのメイクさんがあまりにピッタリのものを作ってくださったので、千秋楽にお願いしてそのかつらをいただきました。今でも、たまにプライベートでショートにしたい願望がわいてくると、それをかぶって買物に行くこともあります。そうすると、店員さんに「お客様はショートだから衿のあるものがお似合いですよ」って言われて、全然気づかれないです(笑)。それだけ技術の高いスタッフさんたちがつくり出す世界観にも注目です!

--------------------- MORE2015年7月号・さらに詳しい情報は雑誌MOREをチェック! 取材・文/吉川由希子 撮影/北浦敦子 ヘア&メイク/SAKURA(アルール) スタイリスト/青木宏予 ---------------------

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