転職を後押ししてくれた名言とは?【はあちゅうのお仕事名言博物館】

会社員&フリーランスとして働いてきた作家が、自身の経験した〝仕事にまつわる名言〞を紹介します。
転職って、人生を着替えるようなことかもしれません。生まれ変わることは難しくても、仕事を変えるとそれに伴ってライフスタイルも考え方も変わって、まるで別の人生が始まったように思うのです。新卒で入社した広告会社コピーライターの人生から、ベンチャー企業のメディア編集長の人生、そして文章を書いて届ける人生の今……今年は私の3つめの人生の3年目なので、節目のように思いながら過ごしています。

転職を後押ししてくれたなにげない言葉

新卒で入社した広告会社は、長く勤める人が多かったので、やめるにはそれだけ大きな意志があったのだと思ってくれる人も多いのですが、覚悟を決めていたというよりは、別の人生になんとなく惹かれたからと言ったほうが正しいように思います。たまたま知りあった転職先の社長の「うちで働かない?」というお誘いが耳に心地よく聞こえ、流されるように転職を決めました。けれど周りに転職をしている人がいなかったこともあり、その夜、私は「どうしようかな?」と仲よしの起業家の友人に電話をかけたんです。その時彼が言ったのが「もう決めてるんでしょ?」というひと言。こちらを今月の“お仕事名言”に認定させていただきます。

惹かれた時には、 もう心が動いている

彼は「今の会社にい続けたいならそもそも迷わないでしょ」という考えで「決めてるんでしょ?」と言ったそうです。そして、そのおかげで、私は自分の本心に気づけました。会社をやめて起業していた彼に相談している時点で、背中を押してくれる言葉が欲しかったのだと。あの時の私は無意識に「やってみなよ」と言ってくれそうな人を選んでいました。相談する相手を選んだ時点で自分の答えって出ているんですね。

その後、会社の先輩からは「まあ、合わなかったらまた帰ってくればいいよ」という言葉をもらい、会社をやめることは失敗が許されない船に乗るわけではないのだ、と心が軽くなりました。また、仲
よしの同期からは「おめでとう!」という言葉をもらえ、安心して転職できました。言われて初めて気づきましたが「寂しい」や「行かないで」だと元の会社に未練が残るし申し訳なく思ってしまう。でも「おめでとう!」と言ってもらえたことで、これからの道のりが明るいものに思えました。安易な転職はオススメしませんが、必要以上に不安になることもありません。悩んでいる人はまず、誰に相談するかを決めてみると、自分の行きたい方向に気づけるかも。
●はあちゅう
作家・コラムニスト。本誌の前連載をまとめた『恋愛名言博物館』がデジタル版として発売中。公式ツ
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