「彼を両親に紹介したいけど、不安……」、そんな女子の悩みに吉田鋼太郎さんが出した回答とは? 【Mr.ダンディお悩み相談室『俺の人生論』】

恋に結婚、仕事に人間関係……働く女子のお悩みに、酸いも甘いもかみ分けた父親世代のカッコいい男たちが回答! 今回のゲストは俳優・吉田鋼太郎さんです!
よしだ・こうたろう●1959年1 月14日生まれ、東京都出身。俳優、演出家。上智大学在学中より舞台を中心に活躍。多数の演劇賞を受賞。2016年、彩の国さいたま芸術劇場の『彩の国シェイクスピア・シリーズ』2 代目芸術監督に就任

ジャケット¥41000・ストール¥12000/オンワード樫山(JOSEPH HOMME) シャツ/スタイリスト私物

【今回のお悩み】彼を両親に紹介したい。でも経験がなく不安……

交際3年、同じ年の彼と結婚を考えていて、そろそろ両親に会わせようと思っています。ただ彼は資格試験の勉強に専念するため、昨年、仕事をやめ無職状態。父は反対しそうです。そもそも過去に恋人を紹介したこともないし、超不安です!(25歳・事務)

【吉田鋼太郎さんの回答】親だって緊張してるんだ。それをわかってやれよ!

まず最初に確認したいのは、あなたが本当に彼と結婚したいのか。もう1回冷静に考えてみたら? ということだよね。20代半ばで恋愛中、今は燃え上がっているから、冷静になるのは難しいことだと思うけど。「本当にこの人でいいのかな?」という迷いがあるのなら、結婚しないほうがいい。どこかひとつでも「ここが好きじゃない」という要素があると、今は小さな穴でも、だんだん広がって大きな穴になる。そうなると結婚は続かないものなんだ。

緊張してるのはキミたちだけじゃない

冷静に考えて、やっぱりこの人を愛してる、一生一緒に生きる自信がある、というのなら、堂々とご両親に紹介すればいい。彼はこういう人間で、私はこういうところがとても好きなんだと、ちゃんと説明すれば、ご両親もわかってくれるはずです。

僕にも経験ありますよ。最初の結婚は20歳の時。僕はまだ大学生で、相手は8歳年上の女性でした。もちろん相手の親に挨拶なんて初めての経験だから緊張しましたけど、「よくドラマで見るあのシーンか」って、ちょっとはしゃいでいたような気もする。ドキドキだけじゃなく、ワクワクもあったね (笑)。優しく対応してもらったから、トラウマにはならなかった。2回目の結婚の時も歓迎してもらって、宴会みたいになった。そして3回目、40歳の時の結婚では、こう言われました。
「結婚は認めます。でも経済的な援助は一切しませんよ」

すっごく腹が立ったね(笑)。でも当時、僕は舞台中心でやっていたし、一般的に認知されていた俳優じゃないから、向こうのご両親がそう言うのも無理はない。「こういうケースもあるんだな」と、逆に面白かった。 

僕はいらぬ経験を重ねてきたからこそ言えるんだけど、そういう場で緊張するのはキミたちだけじゃない。親たちもかなり緊張しているっていうこと。ひょっとしたらキミたち以上に親は、ドキドキしてるかもしれない。だって親にとってもそれは、生まれて初めての経験なんだから。 なるべく清潔感のあるきちんとした服装をして、質問にはちゃんと答えて、ありのままの自分を見てもらうこと。“まな板の鯉”になりきること。大事なのはそれだけだ。それで気に入ってくれればOKだし、ダメだったら、それから考えればいい。正解なんて、探してもどこにもないんだから。

4回目の結婚では、お義母さんに怒られた(笑)

もし僕に娘がいて、恋人を連れてきたら、どんな男でも受け入れるしかないよね。僕自身が受け入れてもらったんだから。
 
4回目の結婚で相手のご両親に挨拶した時、ですか? 実はそれが行けなかったんですよ。本当に仕事が忙しかったし、妻も「両親も相手が鋼太郎さんだと知って喜んでいるから、後でいい」と言うもので。結局、入籍からひと月くらいたってからご挨拶に行ったら、やはりお義母さんに怒られました。「犬の子あげるんじゃないんですから。ちゃんと挨拶に来てください!」って。当然だよね(笑)。 ま、いろいろあった僕だってこうなんだから、みんなそれぞれだってこと。頑張って!

★吉田鋼太郎さん出演! 『シラノ・ド・ベルジュラック』

17世紀中頃のパリ。類まれなる詩と剣の才能を持つ近衛騎士シラノ(吉田鋼太郎)は美しいいとこロクサーヌ(黒木瞳)に恋するが……。初演はなんと1897年という傑作戯曲。大野拓朗、白洲迅(ダブルキャスト)ら共演陣にも注目。◆ 5 /15~30 日生劇場 ●ホリプロチケットセンター ☎03・3490・4949
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