話題のアーティストや音楽から、キーワードに沿った2つのイチ押し&3つのおすすめ作品をご紹介します。

【今月のキーワード】憂うつを吹き飛ばす、迫真アッパーチューン

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4月に高まったやる気はどこへやら。“気力がわかない”、“テンションが上がらない”……。「もしかして五月病?」な人が増える時期。今必要なのは、ずっしり響くメロウな音楽より、もんもんとした日々に風穴をあけるビビッドな音楽かも? 強烈な歌詞を送り出し続けているシンガーソングライター・あいみょん。デビュー曲『貴方解剖純愛歌 〜死ね〜』では、ブラックユーモアともいえるMV演出も話題に。メジャー4 作目となるシングル『満月の夜なら』は、夜に溶けあうふたりの関係を描いたラブソング。といっても、曲中には“好き”なんていう言葉は一切出てこない。相手への想いを表すのは、繰り返される“溶かして”、“潤してあげたい”という刺激的なワードたち。それは、欲望をむき出しにした、きれいごとではない愛の衝動そのもの。軽快なギターサウンドとは裏腹な、純粋で強すぎる感情。自分にもそんな一面があるのかもしれないと気づかされた時、なんだかゾクゾクするような……。センセーショナルなこの曲から、5 月の閉塞感を打ち破る直球なエネルギーを感じて。 女性ラップシーンに突如現れた新星・吉田凜音。11曲入りの新作アルバム『SEVENTEEN』は、等身大の出来事をキャッチーに表現した、まさにパンチラインの連続! JKの万能ワード“ヤバイ”をテーマに描かれた曲『ヤバババイ』。曲中に登場するのは、寝坊した“ヤバイ”から、感動した“ヤバイ”まで、ザツだけれどリアルなヤバイの 数々。妙にクセになる、共感度高めなリリックの数々は、憂うつな日々を生き抜くパワーになりうる!

【イチ押しミュージック1】あいみょん『満月の夜なら』

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2016年に『生きていたんだよな』でメジャーデビュー。ストレートに胸を刺す、エモーショナルな歌詞が毎回話題に。今作のカップリング曲は、恋のもどかしさを描いたミドルナンバー『わかってない』。●発売中 ¥1000(ワーナーミュージック・ジャパン)

【イチ押しミュージック 2】吉田凜音『SEVENTEEN』

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現役女子高生らしいユニークな感性が生み出す世界観に注目。ライブ映像を収録した初回限定盤も。●発売中 通常盤¥3000(ビクターエンタテインメント)

【TWICEの新曲も! おすすめミュージックはこの3つ☆】

  • GLIM SPANKY『All Of Us』 武道館公演を控え、勢いが止まらない彼ら。4 作目となるシングルは、“誰もが主人公になれる”という思いがこめられて。パワフルなサウンドにエールをもらえるはず。● 5 / 9 発売 通常盤¥1300(ユニバーサルミュージック)
  • 小袋成彬『分離派の夏』 作曲・編曲家として活躍する小袋成彬の才能に惚れ込んだ宇多田ヒカルがプロデュースを担当。彼女が参加する『Lonely One feat.宇多田ヒカル』をはじめ14曲を収録。繊細な歌声に酔いしれて。●発売中 ¥2778(エピックレコード)
  • TWICE『Wake Me Up』 “あきらめずにチャレンジすること”がテーマの、ポジティブな一曲。エネルギッシュな曲調が、夢や目標に向かう前向きな気持ちを後押し。● 5 /16発売 初回限定盤A(CD+DVD)¥1852(ワーナー ミュージック・ジャパン)

--------------------- MORE2018年6月号・さらに詳しい情報は雑誌MOREをチェック! 文/松浦 麻子 ---------------------

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