「たくさんの苦労や計算のうえに〝可愛い〟がつくられてたんだなって実感しました」【広瀬すずさんインタビュー】

人と共有する時間が楽しい。人見知りをしてる場合じゃないんです。

「たくさんの苦労や計算のうえに〝可愛い〟がつくられてたんだなって実感しました」【広瀬すずさんインタビュー】_1
コギャルブーム全盛だった90年代の日本。広瀬すずさんは、映画『SUNNY 強い気持ち・強
い愛』でそんな時代を全力で駆け抜けた女子高生を演じている。とはいえ98年生まれの広瀬さんにとって、ルーズソックスやガングロメイクといった当時の流行は当然未知の世界。

「特に驚いたのがルーズソックスの乾きにくさ。衣装スタッフさんが『3日干してるのに全然乾かない』って(笑)。撮影前にお話をうかがった元コギャルの方からは『だから洗わずに消臭剤をかけてはいてた』とか、ベストな〝ダボッと感〟を保つコツを教えてもらって、たくさんの苦労や計算のうえに〝可愛い〟がつくられてたんだなって実感しました」

今年公開の出演作はこれが3本目。間違いなく今後の映画界を引っぱる存在に。そんな広瀬さんに「最近おもしろかった映画は?」と尋ねると『万引き家族』と答えてくれた。

「観終わってすぐ是枝(裕和)監督はもちろん、リリー(・フランキー)さんと(松岡)茉優ちゃんにもメールしたんです。感想はまとまってなかったけど、とにかく感動を伝えたくて! そしたら監督からはパルムドールの盾を持った写真が送られてきて、『これは貴重だ!』と思ってすぐに保存しました(笑)」

自分自身も今年『三度目の殺人』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。来春にはNHK朝の連続テレビ小説で100作目のヒロインを演じる。弱冠20歳の彼女にかかる期待は大きくなるばかり。「主演として真ん中にいられることも、20歳になって人と共有できる時間が増えたことも利用してみようと思い、尊敬する役者の先輩とか、いろんな人に自分から会いにいくようになりました。『SUNNY』の現場でも『みんなとごはんに行きたいです!』ってスケジュールを合わせてもらったり。もともとはあんまり積極的なタイプじゃなかったんですけど、どの作品でも最後はみんなと仲よくなれるんだから(笑)、だったら最初からいっぱい話さないともったいない。人見知りなんかしてる場合じゃないって思ったんです」

誰かと時間を共有すること。その楽しさについて目を輝かせながら語る広瀬さんは、劇中で演じた仲間から愛される奈美そのもの。そう伝えると、意外な答えが返ってきた。

「私自身はキラキラした奈美とは正反対かも。だって、地方から東京に出てきた奈美が制服の上におばあちゃんの毛玉だらけのカーディガンを着ていたシーンがいちばんしっくりきてたくらいですから(笑)」


ひろせ・すず●1998年6 月19日、静岡県生まれ。2013年に女優デビュー。2015年『学校のカイダン』で連続ドラマ初主演を果たし、以降は映画『ちはやふる』シリーズや『チア☆ダン』など数々の話題作に主演。来春スタートのNHK連続テレビ小説『なつぞら』でヒロインを務める

コギャル姿に注目熱視線♥ 『SUNNY 強い気持ち・強い愛』公開中。

「たくさんの苦労や計算のうえに〝可愛い〟がつくられてたんだなって実感しました」【広瀬すずさんインタビュー】_2
90年代、女子高生グループ“SUNNY”のメンバーだった奈美(広瀬)。20年以上がたち専業主婦になった奈美(篠原涼子)は、末期がんに侵されたかつての親友、芹香(板谷由夏)と再会する。● 8 /31~全国公開 ©2018「SUNNY」製作委員会


取材・原文/吉川由希子 撮影/峠 雄三 ヘア&メイク/牧田健史 スタイリスト/丸山 晃 撮影協力/バックグラウンズ ファクトリー

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