「大切な人への想いを秘めずに伝えるって、素敵なことだと思う」

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これさえあれば完璧! と思えるほどハマっている食べ物はキムチ。次の日の撮影が休みだとわかると「買いにいかなきゃ!」と思うそうで、一日でひとビン食べてしまうこともあるのだとか。主演映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』の題名にかけて尋ねてみた気軽な質問にマジメに答えてくれたかと思いきや、今度は自分のその答えにケタケタと笑いだす。20歳の女の子らしい無邪気さに、聞いているこちらのほおまでゆるんでしまう。本作では、岩田剛典さん演じる高校時代の憧れの先輩・樹いつきに再会し、事故で車イス生活になった彼を支えるつぐみ役を演じている。

「今回は車イスに乗っている相手との恋を描いていますが、いろいろな悩みを乗り越えて深く関わっていくふたりの姿にすごく惹かれました。思ったことを秘めずに伝えるところは、私もつぐみと近いかもしれません。高校時代はちょっと恥ずかしかったけれど、今では母に『大好きだよ〜』って抱きついたりもします(笑)。大事な人に想いを伝える大切さは、この映画であらためて感じました」

映画で本格的なラブストーリーに挑戦するのは、これが初めて。

「つぐみは7年間も同じ人のことを想い続けていますが、自分にそういう役ができるか不安でした。恋する気持ちを想像するために、撮影中は岩田さんの写真を眺めたりラブソングを聴いたりしていました(笑)」

そうやって役のことを考えている時間が好きで、「休みはいらないって思ってしまう」のだとか。

「仕事がないと何をしようって本当に思ってしまうんです。結局、家にずっといるか映画を観るくらい。前に映画でご一緒させていただいた宮沢りえさんのことを、とても尊敬しているのですが、りえさんは休みがあると旅行へ行かれるそうなんです。だから私も、仕事だけではなく、プライベートも充実させられたらいいなと思っています」

ちなみに今、興味があるのはファッション。ちょっとアバンギャルドでモードな服に惹かれるのだそう。

「流行しているものはあまり気にならないです。ただ昔は正反対だったんです。小学生の時とかは、同級生みんなが持っている流行のキャラクターグッズをいっぱい買ったりしていました(笑)。自分が好きなものをちゃんと好きでいていいんだってことに気づかせてもらったのは、このお仕事を始めてから。でも欲しいと思ったらすぐ自分のものにしたくなってしまうので、旅行に行けるくらいの心の余裕が欲しいです(笑)」


すぎさき・はな●1997年10月2 日生まれ、東京都出身。ドラマ『夜行観覧車』、『とと姉ちゃん』、『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』、映画『湯を沸かすほどの熱い愛』、『無限の住人』など話題作に多数出演。来年スタートの大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』に出演予定

10/ 5 (金)より全国公開。『パーフェクトワールド 君といる奇跡』

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インテリアコーディネーターの川奈つぐみ(杉咲)は、高校時代の初恋の先輩・鮎川樹(岩田剛典)に再会。事故で車イス生活になった姿に最初は戸惑うものの、建築士として前向きに生きる樹に惹かれ、再び想いを募らせる。●10/ 5 〜全国公開

取材・原文/松山 梢 撮影/北浦敦子 ヘア&メイク/奥平正芳 スタイリスト/梅山弘子(KiKi)