高橋克典さん「 幸せに気づくためには、ゴロゴロせず外に出てたほうがいい」【お悩み相談室『俺の人生論』】

恋に仕事……、女子の悩みは酸いも甘いもかみ分けた男に聞け! 今月のゲストは高橋克典さん。

【今回のお悩み】休日は家でゴロゴロしたいのに、口うるさい母親がうっとうしい!

もうすぐ30歳ですが恋人もなく、結婚の予定はなし。趣味もないので休日は家でゴロゴロしていますが、最近母親がうるさくて。「休みの日くらい出かけたら?」、「誰かいい人はいないの」などと言われると、話すのもイヤになり、嫌いになりそう。どうしたらいいですか?(29歳・不動産)
高橋克典さん「 幸せに気づくためには、ゴロゴロせず外に出てたほうがいい」【お悩み相談室『俺の人生論』】_1
ちょっと厳しい言い方しますけど、この人、甘え倒しているよね、自分が今いる環境と親に。家庭が居心地いいから、ゴロゴロできるんだってことに、気づくべき。

親は子どもに幸せになってほしい、それだけです

僕はもう父親になったので、どうしても親の立場から見ちゃうけど、親はね、子どもが生まれた瞬間からその寝顔を見て「この子はどんな人生を歩むんだろう」と思いをはせるんだ。子どもが何歳になっても小さな頃の姿が目に焼きついていて、心の底からその子の幸せを願う。

この人は30歳になろうとしているから、親はもう50〜60代。そろそろ体力も落ちてくるし、自分が死ぬことも視野に入ってくる。自分たちがいなくなった後もこの子を愛してくれて、大事にしてくれる人がいてほしい。わが子には、ひとりぼっちでいてほしくないとか、願いますし。

もちろん、結婚だけが幸せの入口じゃない。でもたぶん君の親は、結婚して家庭を築いてよかった、と思っている人。だから結婚をすすめるんだと思う。でも結婚してもしなくても、子どもが幸せでいてほしい。幸せな人生を送ってほしい。

だから「嫌いになりそう」なんて言ってないで、ちゃんとお母さんと向きあうべきかな。自分はどういう人なのか、自分にとって何が幸せなのか、どう生きていきたいのか。まずはわかってもらったほうがいいと思うな。

ゴロゴロするより、外に出ていったほうがいい

逆に僕自身が子どもだった経験から言うと、家の外に積極的に出ていくといいんだけどね。

僕の家はちょっと特殊で、父は音楽教師、母は芸大出の声楽家で、やはり教師だった。それぞれが音楽活動をしていて、楽屋みたいな家だった。僕はとても愛してもらったけど、でも家には自分の居場所がないと感じていた。家でゴロゴロしたいなんて、思ったことなかったよ。早くひとり立ちしたかった。

大学時代は家を出て、音楽活動のかたわら、ずっとバイトをしていました。28歳で芸能界デビューするまでには、肉体労働もやったし、ライターの販売、高級掃除機の訪問販売、犬の散歩や電球のつけ替えみたいな、なんでも屋もやりました。働くことが好きだったの。

一歩外に出れば、いろんな人に会えます。職場で会う人とは違う人たちと接するのは楽しいし、友達だってできるかもしれない。距離感は自分で決められるしね、今とは違う視点で社会を見渡すことも、できるようになるかも。

いつもゴロゴロしながらテレビでお笑い番組を観てるなら、生のライブを観にいったり、ジムでもいいしなんでもいい。何か見つけて参加すれば共通の価値感を持った人との出会いが必ずあると思うのね。

人は幸せになる権利がある。自分は何が幸せなのかを自分で見つけて。だけどゴロゴロしながら見つけるのは難しいかもね。あとは君次第です。

【高橋克典さんの回答】自分にとって何が幸せかちゃんと母親に伝えよう

たかはし・かつのり●1964年12月15日生まれ、神奈川県出身。1993年から歌手、俳優として活動をスタート。ドラマ『サラリーマン金太郎』、『特命係長 只野仁』シリーズなど主演ヒット作多数。近年は司会やナレーションなど幅広く活躍中

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取材・文/岡本麻佑 撮影/三浦太輔(go relax E more)  ヘア&メイク/佐藤健行(HAPP'S) スタイリスト/小川カズ
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