【窪田正孝さんインタビュー】「人とのつながりをもっと広げていきたいなって思っているんです」。

30代は、仕事もプライベートも余白を大事にしながら楽しみたい。

【窪田正孝さんインタビュー】「人とのつながりをもっと広げていきたいなって思っているんです」。_1
インタビューが行われたのは、窪田さんがダブル主演で挑む舞台『唐版 風の又三郎』の会場となるBunkamura館内。「今日久しぶりに来て、勝手な感覚ですけど、帰ってきた感じがすごくします」と笑顔で席に着いた窪田さん。2013年にシアターコクーンで上演された『唐版 滝の白糸』以来、6年ぶりに舞台に立つことを決めた、その理由が何よりも気になった。

「去年30歳を迎えて少し感覚が変わってきたというか、仕事に対してガチガチに固めすぎず、どこか余白を持って向きあいたいと考えるようになったんです。だからこそ、演劇の世界に飛び込んで、映画やドラマの現場とはまた違ったものを吸収したい。今回の決断が、映画とドラマと舞台ができる役者になるためのスタートになればと思っています」

難解な印象が強い唐十郎の世界。けれど、窪田さんは「若い世代の方にこそ観てほしい」と言葉を続ける。

「作品のあらすじだけ見ても、よくわからないと思うんです。僕も正直わからなかった(笑)。でも、台本を読んだ時、異世界に引きずり込まれる感覚があったんですよね。それはきっと、演劇の原点を大事にしながらも枠からもれ出した部分があるから。そんな演目が渋谷の中心にあるコクーンで上演されることにすごく意味を感じるし、若い方たちが新しいものを発信していくうえでの後押しになればとも思っているんです」

30代に突入し、少しだけ肩の力を抜いて楽しめるようになったのはプライベートも同じ。

「日頃の運動不足を解消できたらと思って、去年からキックボクシングのジムに通い始めました。汗だくになって体を動かすのがすごく楽しくて。最近はハマりすぎて試合まで観にいったり、強くなりたいモードに入っていて、パンチングマシンで400kg出せるようになりたいんです。この間やったら、まだ200kgくらいだったので(笑)」

舞台に、キックボクシング。公私ともに新たな挑戦を続ける窪田さんには、さらにこれからチャレンジしたいことがあるそうで……。

「僕、あまりお酒が飲めなかったんです。母親も下戸だし。それが去年、飲めるようになりまして。なので、30代は『ごはん行きましょうよ』だけじゃなくお酒も武器にして、人とのつながりをもっと広げていきたいなって思っているんです。『唐版 風の又三郎』の共演者のみなさんとも、公演終わりで毎日飲みにいけるように、今から鍛えておくつもりです(笑)」


くぼた・まさたか●1988年8月6日生まれ、神奈川県出身。2006年に俳優デビュー。最近の出演作に、ドラマ『アンナチュラル』、『ヒモメン』、映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』など。主人公の金木研を演じる映画『東京喰種 トーキョーグール2(仮)』が7月19日に公開

『唐版 風の又三郎』

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劇作家・唐十郎氏が描く幻想恋愛劇。精神病院から逃走した織部(窪田)はホステスのエリカ(柚希礼音)と出会い、『風の又三郎』のイメージを介して結びつく。◆2/8〜3/3 Bunkamuraシアターコクーン(大阪公演あり) ●Bunkamura ☎03・3477・3244

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