2015年は病院にかかることが多かったという方、計10万円以上なら医療費控除をしなきゃソン!

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モチコ(以下、モ) ゴホッ、ゲホッ、ヘックショーイ! 花輪先生(以下、花) あら、モチコさん、風邪ですか? モ) はい……さっき病院に行ってきたところなんです。2015年は厄年だったのか、咽頭炎で寝込んだり、親知らずを抜いたり、じんましんで皮膚科に通ったり、副鼻腔炎が再発して耳鼻科に駆け込んだり……踏んだり蹴ったりの一年でした(涙)。 花) それは大変でしたね。でも、この一年間でかかった医療費の合計が10万円を超えた場合、確定申告をすれば医療費控除が受けられますよ。「控除額=医療費の合計額-保険などの給付金-10万円または総所得の5%のいずれか低いほう」ですが、治療費だけでなく、通院に使った公共の交通費や市販薬代なども含められるので、10万円を超すことは珍しくありません。たとえば、医療費全額が15万円で給付金がない場合、控除額は15万円-10万円=5万円。所得が195万円を超えて330万円以下(所得税率10%)の場合、所得税から5000円が還付される計算に。 モ) 市販の薬……じゃあサプリとかもOKなんですか? 花) いいえ、医療費はあくまでも“治療”に使ったお金。サプリメントや歯のホワイトニングなど、美容・健康促進目的の費用はNGです。健康診断や人間ドックの費用も含められません。ただ、対象になるかどうか不明なものも含めて、医療系の領収書やレシートはすべて取っておくことをおすすめします! モ) 今から家中を探してレシートをひっかき集めます! 花) 確定申告は5年間までさかのぼれるので、今は休んで!! 花輪陽子先生 はなわ・ようこ●ファイナンシャル・プランナー。執筆やテレビ出演など多方面で活躍中。『貯金ゼロ 借金200万円!ダメダメOLが資産1500万円を作るまで』など著書多数。
■http://yokohanawa.com
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