【兵庫県神戸市にUターン】若手女性起業家のチャンスは実は地方にこそあると気づいたから

折田 楓さん(27歳・会社経営)
DATA

22歳・慶應義塾大学を卒業後、外資系金融機関に就職
25歳・退職後、母親の婚活サロン『mariage tutu』の立ち上げを手伝うために兵庫県神戸市へUターン
半年後、SNSを活用したブランディングやコンサルティングなどを行う『merchu』を設立
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「起業したい」という、10代の頃からの夢を叶えるため、折田さんが拠点に選んだのは、愛する地元・神戸だった。
関西は東京に比べると若手の女性起業家が少なく、ビジネスチャンスがある。戦うなら地元がいいのではとずっと思っていました。そんな時に、地元で起業のチャンスがあり、収入が下がることは覚悟のうえで退職。神戸へ戻りました」
待遇もよく、キャリアアップもできる会社をやめることに不安はなかった?
「起業を手伝えるといううれしさで、自然と不安はありませんでした。家族は大反対でしたが(笑)。もし起業が失敗した時の関西での再就職プランなどもしっかり説明することで安心してもらい、最終的にはこの選択を応援してくれました。幸い、戻って半年後には自身の会社を設立。今はSNSを使った地方や企業の活性化のために、日々奮闘しています。友人には『笑顔が変わった』と言われますが、それはやりたい仕事をし、山と海があり、自然と都市のバランスがいい神戸を拠点に働いているからだと思います!」
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全国各地に行政や企業などのクライアントを抱え、SNSを活用したPRを手がけている。講師としても活躍し、地元テレビ局の情報番組にインスタグラムプロデューサーとして出演。社員は女性が多く、平均年齢は28歳。神戸の魅力を発信するインスタグラム(@kobecco_channel)を運営している
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「東京時代の週末は、疲れ果てていて寝て終わるということも多々。今は、愛犬との散歩を楽しんだり、おいしいパンやケーキを買って、近所でピクニックをしたりと休日を満喫できるようになりました」
この特集では……
Uターン『地方出身で、東京近郊で働いた後、地元に戻って働いている』という定義にしています。
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取材・文/海渡理恵