恋に仕事……女子の悩みは酸いも甘いもかみ分けた男に聞け! 今月からのゲストは三宅弘城さん。

【今回のお悩み】スタイリスト志望の彼と本当に結婚してもいいのか迷い始めました

地方から一緒に上京して3年。来春、彼がとうとう独立、夏には結婚を考えています。私も応援していたのですが、スタイリストは収入が安定していないし、生活が不規則で夜も遅いし、子どもが生まれたら私のワンオペ子育てになりそう。私の両親と彼は仲がよいのですが、私自身が今不安で、及び腰になっています。(30歳・会社員)
三宅弘城さんが、結婚に迷う30代女性にアの画像_1
問題は、彼の仕事より、あなた自身の不安感

彼のスタイリストという仕事が安定していないって心配しているようですが、このご時世、どんな仕事でもそうじゃないですか。普通に就職しても、いつ会社がなくなるかわからない。安定しているように見える仕事も、先のことはわかりません。スタイリストという仕事はきっと、すごくやり甲斐があると思うんです。自分が頑張れば、頑張っただけの見返りがある。すごくシンプルで、嘘がなくて、だから僕個人としては彼を応援したい気持ちです。しかも彼はあなたのご両親とも仲がよい。何ひとつ問題ないじゃないですか。問題があるとしたら、あなたが不安だ、ということですよね。

あなたの不安の中身を見てみると、結婚しても帰りが遅いだろうとか、子育てするにも東京に知っている人がいないから誰にも頼れないとか、どっちかっていうと否定的な方向に流れていませんか?

彼が独立して働き始めれば、環境だって変わるだろうし、新しい知りあいができて、子育て情報が集まってくるかもしれない。彼は予想以上にイクメンかもしれない。もっと彼を信じて、楽観的になってもいいんじゃないかと、僕は思います。僕がおすすめできる解決法は、サウナに入ることですね(笑)。頭の中でグルグル考えているよりも、汗をかいて、水風呂につかってリフレッシュ、つまり心身ともにととのった状態になれば、不思議なことに、多幸感があふれてきます。考えていてもしょうがない。どのみち、何かやらなきゃ、どうにもならないのだから、やるしかない。転がっていくしかない。そんな気持ちになれるんじゃないかな。

人生、ときには賭けることも必要だ!

これまで応援していたのに、今になってそういうことを考え始めたのは、あなた自身が結婚という変化を恐れているのかもしれない。でも妻になるはずの女性がそういうことを考えていると彼が知ったらどうだろう? 彼も不安になるような気がします。独立するのをやめようかな、とか、スタイリストになるのを諦めようかなとか、思うかもしれない。そうすると、彼の人生も止まってしまいます。人生、ときには賭けも必要なんです。不安になるのもわかるけど、そこは彼に賭けてみるのはどうですか?

僕自身、芝居をやりたいなんて一度も思いませんでした。音楽がやりたくて、バンドをやりたかった。でも仲間が見つからずに諦めかけた時に演劇に出合い、衝撃を受けました。迷わずオーディションを受け飛び込んで、今に至ります。

「グループ魂」に入ったのも、たまたま劇団の公演を休んでいた時、宮藤官九郎さんに声をかけられ、ドラマーとして参加したのがきっかけでした。

そういう、転がってみることが大事な時って、あると思うんです。誠実に一生懸命やっていれば、何かにはなるんじゃないかと、僕は思います。この先、彼よりいい人が出てくるか、それもわからないじゃないですか。そっちに賭けるより、今に賭けるほうが、よくないですか? 

ですからとりあえず、サウナに入ってみてください。答えはきっと、水風呂の中にあります。

【三宅弘城さんの回答】サウナで汗を流せば、不安も悩みも流れていく

みやけ・ひろき●1968年1月14日生まれ。神奈川県出身。88年より「劇団健康」(現「ナイロン100℃」)に参加し、主要メンバーとして活躍。大河ドラマ『いだてん 〜東京オリムピック噺〜』(NHK)、ドラマ『サ道』(テレビ東京系)などに出演。パンクコントバンド「グループ魂」のドラマー・石鹸としても活躍


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取材・原文/岡本麻佑 撮影/三浦太輔(go relax E more) スタイリスト/チヨ(コラソン)