働く女子にエールを送る、超絶笑える映画『これが私の人生設計』

働く女子にエールを送る、超絶笑える映画『これが私の人生設計』_1
意識高い系の真面目なタイトルにダマされちゃいけません。キャリア社会で多くの人が直面する問題を描きながらも、下ネタやブラックな笑いをちりばめたかなり笑えるコメディです。しかも見終わったあと、思わずスタンディングオベーションしたくなるほど痛快。挫折や後悔や見栄やグチといった、仕事をする上でいつの間にかしみ込んで取れなくなった心の汚れを、“笑い”という洗濯機でジャブジャブ洗い流してくれる感覚です。

舞台はイタリア。建築家として世界各国で活躍し、誰もがうらやむ華々しいキャリアを積んできたヒロインのセレーナは心機一転。故郷のローマに戻ってくるのですが、イタリアの建築業界は女性というだけで認めてもらえない、男性中心のマッチョな社会! 日本は女性の就業率や管理職に占める割合が欧米に比べて低いことで知られていますが、イタリアでも、女性の存在が軽視されがちな職業が存在することに驚きました。しかも映画では追い打ちをかけるように、父の形見のバイクが盗まれるわ、恋心を抱いたフランチェスコがゲイだったと発覚するわ、親戚のおばさんから「結婚しろ」とプレッシャーをかけられまくるわで、八方ふさがりの状態です。

ただし、そんなことでへこたれないのがヒロインの最大の魅力。嘘偽りのない、ありのままの自分を社会に受け入れてもらうことはとても理想的だけど、女性ということだけで企画が採用されないのであれば男性の名前で応募。自分はアシスタントのフリをして、ゲイ友のフランチェスコを身代わりにするほどタフネス! 置かれた環境や報われない状況にグチを言うのではなく、ときに隠しごとをしてでもガシガシ道を切り開く前向きな行動力と、困難を笑い飛ばすユーモアさえあれば、乗り越えられないことはないと気づかせてくれます。ちなみに、フランチェスコを演じたラウル・ボヴァの超絶イケメンぶりにも注目! 目の保養にどうぞ♡

(文/松山梢)

●3月5日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー

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