【水瓶座】哲学派占い師SUGARさんの12星座占い<5/3〜5/16> 月のパッセージ―新月はクラい、満月はエモい―

12星座全体の運勢

「濃密なエモを嗅ぎとって堪能すればいい」

5月7日は鞍馬寺などでブッダの生涯を祝うウエサク祭が催され、蠍座で満月を迎えます。今回の蠍座の満月は「FULFILLMENT(約束の履行と実現)」がキーワード。これは言い換えれば「変容の成就」ということでもあり、古いパターンからの脱却や離脱、引きこもり期間の後に、人生のユニークでカラフルなビジョンに目覚めることがテーマとなっています。今週はできるだけ現実の豊かな匂いや味を堪能していくことで、心が昂揚する「エモッ!」を研ぎ澄ましていきたいところ。 

水瓶座(みずがめ座)

今週のみずがめ座のキーワードは、「花」。

水瓶座のイラスト
岡本太郎の母親で小説家であり歌人、また宗教者でもあった岡本かの子は『母子抒情』に、「初夏の晴れた空に夢のしたたりのように、あちこちに咲きほとばしるマロニエの花」と書いてみせました。

赤みがかった大ぶりの花をつけるマロニエを、湿り気たっぷりの五月の空に添えるのに、「夢のしたたり」という現実との境界線を溶かしてしまうようなモチーフを持ち出し、さらにやはり液体を連想させる「ほとばしる」という動詞を駆使して、華やかに彩っていますが、このマロニエの花はどこか奔放に生きた作者自身が重ねられているようにも感じられます。

蕾が開いて花が開くことを「咲く」と言いますが、これもどこか赤い唇を開いて「笑う」作者のイメージとやはり通い合っていく。こちらの精神が勝手に感応しているだけなのか、それともマロニエの花の精がそうさせるのか。

かつて歌人の塚本邦雄は「花は歌人を象徴する」と述べましたが、今週のみずがめ座もまた、そうした自分自身を重ねられるような花を並木道や道路脇の原っぱなどに見出してみるといいでしょう。


出典:
岡本かの子 『母子叙情 』(昭和文学全集第5巻)
塚本邦雄『百花游歴』(文藝春秋)
<プロフィール>
慶大哲学科卒。学生時代にユング心理学、新プラトン主義思想に出会い、2009年より占星術家として活動。現在はサビアンなど詩的占星術に関心がある。 

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