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【牡牛座】哲学派占い師SUGARさんの12星座占い<6/28~7/11> 月のパッセージ ー新月はクラい、満月はエモいー

12星座全体の運勢

「淀みや停滞を吹き流せ!」

いよいよ梅雨が明け、本格的な夏の到来に向け日に日に太陽がパワーを増していく二十四節気の「小暑(しょうしょ)」に入るのが7月7日。そして今回はその直前にあたる7月5日にやぎ座で満月を迎えていきます。テーマは「禊ぎと祓い」。

すなわち、すでに時代遅れで何の支えにもなっていない空っぽの言説や価値観に絡まったままもがき続けるのか、それともまやかしやごまかしを切り捨てたところに今後の活動の土台や、大切にすべき礎(いしずえ)を見出していけるか。いずれかに分かれていくことになりそうです。

かつて7月は、涼しい風が吹くのを待つことから「風待月」とも言われたそうですが、今回の満月前後にかけては、自分の内部や周囲に漂うよどみや停滞、行き詰まり感をどれだけ爽やかに吹き流していけるかが問われていくでしょう。

牡牛座(おうし座)

今期のおうし座のキーワードは、「泥睡」。

牡牛座のイラスト
古代ギリシャのアスクレピオス神殿では、病の治癒の祈願にやってきた人々に、眠りによる自然治癒が推奨されていました。

松村栄子の小説のタイトルともなった『至高聖所』は、そんなアスクレピオス神殿の一番奥にある聖所を意味する「アバトン(ἄβατον)」の直訳であり、小説内には「眠りはいつもジュエリー・ケースに施された絹の内張りのようになめらかで、わたしは重みのある宝飾品のようにすとんと心地よくその中に落ちた」という描写が出てきます。

「泥のように眠る」という慣用表現もあり、こちらはやわらかい泥の中にずぶずぶと入っていくような感覚を表しますが、先のジュエリー・ケースの喩えは「すとん」というなめらかなオノマトペが効いて、肌に優しく吸い込まれるような感覚を想起させてくれます。

「ああ、夢を見ている」と自分で思いながらも、重力に逆らえず夢の中に吸い込まれていく。神殿の聖所で見る夢には、しばしば神が現れて治療を施し、目が覚めた時には治癒していたという伝承が遺っていますが、きっとそんなときに見る夢は、泥酔ならぬ「泥睡」のごとき深い眠りだったのではないでしょうか。

そして今回の満月前後は、特におうし座の人たちにとって直感力が冴えてきやすいタイミングとなっていくはず。夢見たことをヒントにするべく、できるだけ眠りの質を高めていきたいところです。


出典:松村栄子『至高聖所』(福武文庫)
<プロフィール>
慶大哲学科卒。学生時代にユング心理学、新プラトン主義思想に出会い、2009年より占星術家として活動。現在はサビアンなど詩的占星術に関心がある。

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