彼の名を世に知らしめたのは『刀剣乱舞』をはじめとする“2.5次元”舞台だった。その高い演技力でカリスマ的な人気を誇る俳優・鈴木拡樹さん。

数字をキーワードに、舞台にかける熱い想いと素顔をひもときました。
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シャツ・パンツ/パッゾ(Request) 靴/スタジオ ファブワーク(+TSUBASA) メガネ/リュネット・ジュラ 青山グラン店 靴下/スタイリスト私物

5:5年後、この先たどり着きたい場所

今の僕は35歳。30代に突入してから与えていただく役の幅が広がったのを感じています。5年後の僕は40歳。40代も同じようにきっと何かが変わる。今まで武器としていたものが通用しなくなるかもしれないけど、できなかった役ができるようになるかもしれない。また違うカタチで使ってもらえるかもしれない。変化はリスクが伴うものだけどもう一段先へ進むチャンスと捉え向きあっていきたい。今はその過程を楽しみにしている自分がいます。
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365:365日、毎日続けていること

特技や趣味がない人間なのですが、唯一、飽きることなく長く続けているのがランニング。僕にとっては食事や睡眠と同じ、走ることは生活の一部になっていて。周りから「異常」と言われるほど気がすむまで何時間も走り続けます(笑)。あと、毎日続けていることがもうひとつ。まさに今もインタビューを受けながら飲んでいますが。僕、カフェオレが大好きなんです。喫茶店に行って飲むおいしいコーヒーも好きなのですがいちばん落ち着くのはやっぱりコンビニで買うカフェオレ。飲み慣れた味だからか、心がホッと安心する。365日、わが家の冷蔵庫の中に入っている僕の定番。
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7:一週間の休みがあったら何をする?

旅に行きたいですね。今の自分だったら旅先はフランス。芸術の街で美術館めぐりをしたい。そう思えるのは体も心もエネルギーに満ちている証拠。これが仕事で疲れている時だと間違いなく南の島を挙げますからね(笑)。ちなみに、自分から「行きたい」と言っておいてなんですが実際に旅に出ることはめったにないんです、僕(笑)。旅はいつも空想の中で。家で世界中のいろんな場所の写真を見ながら実際にそれを目にした時の自分の気持ちやそこに流れる空気を想像するのは大好きな時間。
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108:煩悩。やめられないこと、やめたいこと

やめることができないのは舞台。今はもちろん、これからもずっと舞台に立ち続ける役者でありたい。その想いは変わりません。ストレートプレイはもちろんのこと僕のデビュー作であり、多くの人に知っていただくきっかけにもなり、僕を育ててくれた“2.5次元”の舞台にもやはり強い想いが存在しています。求められる限りこれからもずっと関わり続けたいと思っています。
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INFORMATION
このインタビューは公演中止発表前に行われたものです。6月30日から上演予定だった舞台『アルキメデスの大戦』は全公演中止となりました。詳細は公式ホームぺージにてご確認ください。■https://www.tohostage.com/archimedes/

PROFILE

すずき・ひろき●1985年6月4日生まれ。大阪府出身。2007年、テレビドラマ『風魔の小次郎』で俳優デビュー。劇団☆新感線『髑髏城の七人 Season月《下弦の月》』や舞台『刀剣乱舞』シリーズなど舞台を中心に活躍。映画『死神遣いの事件帖-傀儡夜曲-』が公開中
取材・原文/石井美輪 撮影/新田君彦 ヘア&メイク/AKI スタイリスト/中村美保